バイオハザードとは
今年で25周年を迎えるサバイバルホラーゲームの金字塔。
これまで(2021年現在)に全世界で141作品1億1,000万本を出荷している。
同年5月に発売された最新作「バイオハザードヴィレッジ」は売上450万本。
『バイオハザード:インフィニットダークネス』の主人公である「レオン・S・ケネディ」「クレア・レッドフィールド」はバイオハザードシリーズでも複数のタイトルで主人公を務めた人気キャラである。
前作『バイオハザード:ヴェンデッタ』の考察まとめはこちらをご覧ください。
時間軸はバイオハザード4の2年後である2006年。
レオンが大統領の娘アシュリーを助けてアンブレラ社を壊滅させたことで、大統領などから絶大な信頼を得ている。
レオンは29歳。青臭さが取れ、貫録が垣間見える年齢である。
クレアと話す時だけ、以前のようなくだけた口調になるのも見どころだ。
本作は3DCG連続ドラマとなっており、7/8よりNETFLIXにて独占配信中。
全4話で構成されている。
*ネタバレ注意報!!
以下は『バイオハザード:インフィニットダークネス』のネタバレを含みます。
閲覧の際はご注意ください!
あらすじ
2006年、ホワイトハウスの極秘ファイルへの不正アクセス事件が発生。
この事件の捜査のため、ホワイトハウスに4人のエージェントが召集される。
- レオン・S・ケネディ
- ジェイソン
- シェンメイ
- パトリック
レオン・S・ケネディはグラハム大統領の信頼も厚いホワイトハウス直属のエージェント。
エージェント達は、突如停電したホワイトハウス内で正体不明のゾンビ達と遭遇し、SWATと共にそれらを制圧する。
制圧後、極秘ファイルが上海の生物科学研究所に関するものだと分かり、レオンは「ペナムスタンの英雄」と称えられるジェイソン、シェンメイと共に原子力潜水艦で上海に向かう。
ところが上海に向かう途中で、ネズミ型B.O.W.の襲撃に遭う。
からくも原子力潜水艦を脱出したレオン達。
そこでレオンはジェイソンとシェンメイから恐るべき提案を持ちかけられる。
二人は6年前のペナムスタンの内戦の関係者だったのだ。
内戦の時に行われた恐るべき実験、そしてペナムスタンの内戦のことを独自に調べていたクレアも実験の真実に辿り着く。
レオンとクレアはアメリカ全土を巻き込む陰謀に巻き込まれていくのだった。
インフィニットダークネス:人物相関図

インフィニットダークネスの人物相関図です。
登場人物

ラクーンシティのバイオハザードを生還し、その腕を見込まれアメリカ政府のエージェントとなる。現在はホワイトハウス直属。

レオンとは戦友。バイオテロに立ち向かうべく、反バイオテロNGO団体「テラセイブ」に所属。

レオンと共に召集されたエージェント。「ペナムスタンの英雄」と呼ばれている。

レオンと共に召集されたエージェント。ペナムスタンの内戦時、弟のジュンシーが特殊部隊に所属していた。

レオンと共に召集されたエージェント。レオンのことが気に入らない。

アメリカ大統領。娘のアシュリーをレオンに救出してもらって以来、レオンに全幅の信頼をおいている。

中国に対して強硬路線を取りたい。実はペナムスタンの内戦で司令官を務めており、今回の事件の黒幕。

大統領補佐官。穏健派で、強硬派のウィルソンとは度々意見が衝突する。
用語解説
B.O.W.
Bio Organic Weapon の略。
T-ウイルスによって生み出された生体兵器のこと。
T-ウイルス
世界的製薬企業・アンブレラ社が極秘裏に開発したウイルス。正式名称は「タイラント・ウイルス」。
DIA
Defense Intelligence Agency の略。米国防総省管轄の国防情報局
ラクーンシティ
アメリカ合衆国中西部に位置する、自然豊かな山々や森林に囲まれた架空の都市。
元々は小さな田舎町であったが、アンブレラ社の工場が郊外に建設されたことで飛躍的に発展し、アメリカ有数の企業城下町となる。
しかしアンブレラ社は裏で違法な人体実験や生物兵器を開発していた。
後にラクーンシティでバイオハザードが起こり、レオンとクレアはこの惨劇に巻き込まれる。(バイオハザード2)
ペナムスタン
ヨーロッパとアジアの中間に位置する架空の共和国。
2000年に内戦が起こり、アメリカが軍事介入した。
ペナムスタンの内戦
2000年、ペナムスタン共和国で起こった内戦。
軍事介入していた米軍の「特殊部隊」を乗せた輸送ヘリが墜落し、ジェイソン率いる「マッドドックス隊」が指令室の命令に背く形で救出に向かう。
後にマッドドックス隊はウィルソンに英雄として祀り上げられたが、救出のさなか隊員達はT-ウイルスに感染しており、ウィルソンが提供する抑制剤なしでは人として生きていけない体になっていた。
トライセル
レオンがアンブレラを壊滅させたのち、アンブレラの研究を引き継いだ製薬会社。
ウィルソンにT-ウイルスの抑制剤を提供していたものと思われる。
後にクレアの兄クリス達によって壊滅させられる。(バイオハザード5)
感想
私は日本語吹き替え版を観ましたが、CGも声優さんの演技も素晴らしかったです!
冒頭のシーンは、1993年ソマリアの内戦で実際に起きた話を映画化した「ブラックホークダウン」のオマージュでしたね。
しかし、最初は全12話くらいかと思っていたので、全4話だったのが残念でした。
全4話で収める為か、あまり風呂敷を広げられなかったんでしょうね。
今回の黒幕であるウィルソンも、クレアを捕らえておきながら、自らが手を下そうとしてあっさりジェイソンにやられてしまいましたし、ジェイソンもウィルソンの被害者だったわけですから、倒しても後味はよくありませんでした。
最後の隊員も自殺してしまったから、ジェイソンの中で抑制剤の為にウィルソンに従う理由を見いだせなくなってしまったんでしょうね。何というかやりきれないです・・。
レオンの活躍でウィルソンは捕らえましたが、この後抑制剤をウィルソンに提供していたトライセルが暗躍してレオンを追い詰めたり、どうしようもなく追い詰められたレオンをクレアが助けるなどの熱い展開があっても良かったのではと思います。
しかし4話という制約の中で、引き込まれるストーリーを作ってきたと思いますし、久しぶりにレオンとクレアに会えたので、懐かしかったです!
これから観る人も一気に引き込まれると思いますよ😆
難しい専門用語は出て来ないので、バイオハザードシリーズをそんなにやっていない方にもオススメのドラマです!
『バイオハザード:ディジェネレーション』の考察まとめを読む。
『バイオハザード:ダムネーション』の考察まとめを読む。
『バイオハザード:ヴェンデッタ』の考察まとめを読む。
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