ブルーピリオド ep.01「絵を描く悦びに目覚めてみた」

ブルーピリオド

「好きなことをする努力家は最強」矢口八虎、運命の絵との出遇い。

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あらすじ

矢口八虎、高校2年生。
昼は優等生、夜は仲間達と渋谷に繰り出すヤンキー。
つき合いで煙草だって吸う。

今日も居酒屋でサッカー観戦した後、〆のラーメン屋に入ったところだ。
トイレに行こうとすると、トイレの入口に「ピカソ展」の張り紙があった。

矢口(俺はピカソの絵のよさが分かんない。俺でも描けそうじゃない?)


この話が収録されているブルーピリオド1巻を買う。

私の好きな風景

美術の時間。
”私の好きな風景”というお題で絵を描くことになった。

純田「好きな風景って、小学生か?」
歌島「まあ適当にやっても点くれるし、いいんじゃね?」

恋ヶ窪「八虎、タバコ1本恵んで」

友人たちは最初から真面目に絵を描く気がないようだ。
「彼女にパフパフしてもらっている景色なら大好き」とふざけている。

八虎も半分寝ぼけながら、恋ヶ窪にタバコを渡そうとした瞬間、美術教師・佐伯が声をかけてきた。
八虎は慌てて煙草を机の下に突っ込む。

佐伯「彼女は巨乳なんですか?じゃあ大きくてやわこい感じが表現できるといいですね。あと揺れる感じもね

終始穏やかな笑顔でそう言うと、佐伯は去って行った。

八虎は帰宅すると、ベッドに倒れこんだ。
何だかひどく疲れている。
するとベッドに参考書が置かれていることに気づく。
母が買ってきたものだろうか?

机で勉強をしながら、友人たちからのメールに返信をする。
八虎にとって、テストでいい点を取ることも、人付き合いを円滑にするのも、ノルマをクリアするようなものだった。
八虎はそんな生活に張り合いのなさを感じていた。

八虎はポケットに手を突っ込むとあるはずのタバコがない。
美術室に忘れたままだったのだ。

文字じゃない言語だから

矢口「あ~マジたりぃ」

夕暮れの校舎を歩きながら、美術室のドアを開ける。
八虎は美術室に置いてあった巨大な油絵に釘付けになる。

矢口(ヤベぇ・・美術部員の絵か?)

八虎は2人の天使が描かれた絵をまじまじと見る。
この部屋に入った瞬間、右の天使が振り返り、自分にウィンクしてみせたような気がしたのだ。
そして何故か左の竪琴を持った天使は緑色で塗られており、変な感じがした。

矢口(あれ?何で緑色なんだよ。妖怪じゃん)

よく見ると右の天使にもうっすら緑色が見える。
八虎は好奇心のままに絵に触ろうとした。

鮎川「触らないでくれる?まだ乾いてないからね」

鮎川は美術部の見学なら火曜と木曜だと言う。

鮎川「それとも・・これを捜しに来たのかな?」

鮎川が取り出したのは、まさに八虎が回収しようとしていたタバコだった。

鮎川「付き合いでしか吸わないんだね、タバコ」

タバコの箱はシワシワになっているのに、中身はほとんど減っていない。
「君を見ていると不安になる」と言われ、図星をさされた八虎もやや喧嘩腰になって応戦する。

矢口「俺も龍二見てると不安になるぜ。その恰好」

鮎川龍二はれっきとした男だが、綺麗な顔立ちで学校でも学ランにミニスカートという奇抜なファッションで過ごしている。
皆からは「アユカワ」からとって、「ユカちゃん」と呼ばれており、「龍二君」と八虎に呼ばれ不愉快そうだ。

矢口「つか、美術部ってことは美大とか行きたいわけ?知ってる?大学の学費、医学・薬学・歯学・美術の順で高いんだぜ。美大行ったってどうせ将来性ないんだから、その顔を活かして玉の輿狙った方がまだマシかもよ」

一触即発の空気に、鮎川の後ろにいた美術部員はオドオドしている。

佐伯「や~だ~よく分かってるじゃないですか、矢口さん」

そんな空気を断ち切るように、間の抜けた声で二人の間に入ってきたのは、美術教師の佐伯だった。

美大はかなりお金がかかるのは事実だと言う。
しかしそれは私大の話で、唯一の国立芸大・東京藝術大学の年間学費は50万ほどだという。
佐伯の穏やかな物腰で、八虎はすっかり毒気を抜かれる。
後ろにいる美術部員たちはすっかり委縮してしまっているようだった。

矢口「美術部の人に失礼なこと言ったのは謝りますけど・・。そもそも食べていけなくても好きなことやりたいって精神が分からないし。俺だったら普通に堅実な道を選びます」

すると佐伯はピカソを例に出し、ピカソは画商の好みで画風を変えて肖像画を描くようなスーパー営業マンだったと言う。
お金に頓着しない画家は少ないということだろう。

佐伯「矢口さんは少し気を遣いすぎるところがあるように見えます。世間的な価値じゃなくて、君にとって価値のあるものが知りたいんです。”私の好きな風景”、まだ手をつけてないでしょ?矢口さんが皆に言いたい風景を教えてください

美術は面白いですよ。
自分に素直な人ほど強い。
文字じゃない言語だから。

りんごもウサギの体も青くていい

八虎は佐伯に言われたことを反芻しながら、悶々とする。
いつものように仲間とサッカーの試合を観ているというのに、どこか落ち着かない。

シュートが決まると、仲間達全員で大喜びする。
しかしこれは他人の努力の結果で、自分が頑張っているわけじゃない。
この感動は自分のものではないのだ。

夜が明け、まだ人気のない渋谷で、八虎は歌島に言う。

矢口「早朝の渋谷ってさ、何かいいよな」
歌島「どうした?ポエマーキャラとかヤバいだろ」

ポエマーと言われて急に恥ずかしくなり、八虎は真っ赤になる。

この何とも言えない青がいいなと伝えたかったのに、歌島には伝わらなかったようだ。

その日八虎は、重い荷物を抱えていた森を助ける。
森まるは八虎より1つ上で、美術部の部長である。
八虎が見入ってしまったあの天使の絵は森が描いたのだという。
この絵はまだ未完成なのだそうだ。

矢口「何で左の人緑なんすか?」
「古典技法でね、テールベルトっていう緑色の絵の具の上に、バーミリオンっていう赤と、シルバーホワイトを混ぜた肌色で描くと、補色の関係で肌が綺麗に見えるの」
矢口「へえ」

こんなに美しい絵を描ける森に八虎は素直に感心していた。

矢口「先輩はすごいっすね。才能があって」

森は絵を描くにも勉強することはいっぱいあり、手放しに才能って言われるのは嫌だったようだ。
いい成績を取るたびに、周囲から「天才か?」と言われていた八虎にも、その気持ちはよく分かった。
人よりもコストをかけている分、結果に出ているだけで、八虎は天才というわけではないのだ。

八虎は森にも早朝の渋谷が「静かで青い」と語るが、森はハンズくらいしか行かないらしく、八虎のいう渋谷の青が分からないらしい。

森「でも昔先生に言われた受け売りだけどね、あなたが青く見えるなら、リンゴもウサギの体も青くていいんだよ

自分が感じた青を認めてもらえたような気がして、八虎は嬉しくなる。
それと同時に、自分の青を皆に言いたくなった。

ちゃんと人と会話できた気がした

そして美術の時間。
八虎は画用紙一杯に青を塗っていく。
青だけだと水の濃淡でしか描けないため、森のように色を重ねて塗る。
青一色になった後、鉛筆でビルを書いていくが、線がよれて上手く描けない。

矢口(何でもっと早く描かなかったんだろう・・!)

出来上がった絵が飾られ、皆で見ていると、ふと八虎の絵を見て恋ヶ窪が言う。
恋ヶ窪「・・渋谷だな、あれ。あっ、もしかして早朝か?」
歌島「ああ!オール明けのラーメン食う時間帯らへんか?」
純田「ああ、ああ、何となく分かる!確かにこんな雰囲気あるわ」
歌島「八虎にはこんな風に見えてんだ。・・八虎?」

八虎は涙を流していた。
通じた。
自分の伝えたかった青が。

泣いている八虎を仲間がからかう。
その時八虎は初めて、ちゃんと人と会話できた気がしたのだった。

放課後、八虎は鮎川に誘われ美術部の片づけを手伝う。
森は天使の絵を武蔵野美術大学の推薦試験に持ち込むらしい。
森は武蔵野美術大学に行きたいようだ。
鮎川はまだ進路は決めていない。

自分はどうなるのだろうか。
八虎はここにきて進路が揺らいでいた。

帰宅して食事を済ませると、八虎の母は言う。

「ねぇ やっくん。うちは私立は無理だからね」
八虎「分かってる・・・分かってる」

しかし八虎は描きたい気持ちを抑えきれず、自分の部屋で大量のスケッチ画を書いて行く。
時間の無駄だと言い聞かせながらも、鉛筆を動かす手は止まらなかった。

やっと見つけた本当に好きなこと

八虎はアドバイスを貰うため、美術室の佐伯を訪ねていた。
遠近法のことを教わると、佐伯がサラッと書いてみせた絵と自分の絵を比較して、自分の下手さぶりに思わず溜め息が出てしまう。

佐伯「作った本人が好きで楽しんで情熱を込めて作ったものってね。見た人も楽しくなっちゃうものなんですよ」

八虎が書いた風景画を見ながら、佐伯は言う。
帰りましょうかという佐伯に、八虎は美大に行くメリットについて聞く。

同年代の人達の作品や制作に直に触れられる。
資料や機材が充実している。
自分の作品を見てもらう機会も多い。
色んな技法を学べる。

美大に行くメリットは多いように思えた。

佐伯「好きなことに人生の一番ウエイトを置くのって普通のことじゃないでしょうか」

好きなものを好きと言うのは怖かった。
将来性がないなら、趣味で描いてもいいはずだった。

しかし佐伯の言葉に八虎は揺らいでいた。

矢口「美大って俺、入れると思います?」
佐伯「分かりません。でも好きなことをする努力家はね、最強なんですよ」

ちなみに東京藝術大学の絵画科は日本一受験倍率が高い学科である。
現役の実質倍率は何と200倍!!
3浪4浪が当たり前の世界だった。

私立が選択肢にない八虎は藝大一択。

矢口「ハァ・・ヤベぇな」

それなりに充実した日々。
それなりに楽しい毎日。
でも、今までずっと生きてる実感が持てなかった。
あの、青い絵を描くまでは。

やっと見つけた本当に好きなこと。
俺の心臓は今、動き出したみたいだ。

八虎の眼前に藝大への道が大きく開かれたのだった。

1話の感想

ゆんこ
ゆんこ

古典技法のことは知らなかったので、へえ~となっちゃいました!!

文字じゃない言語というのは腑に落ちる表現でしたね。
そもそも言葉というもの自体が不完全で、どれだけ伝えようと思ってもなかなか伝わらないものです。
実際、歌島は早朝の渋谷について話した時も、八虎の言っていることが分かりませんでした。

しかし絵で渋谷を表現し、それが仲間に伝わったことで、八虎は初めて人と会話した気になったのでしょう。
八虎高校2年生、果たして倍率200倍の藝大に合格することができるのでしょうか?

その前にご両親を説得するという難関が待っているぞ!

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本作品の配信情報は2021年10月16日時点のものです。
配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各ホームページをご確認ください。

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ゆんこ
ゆんこ

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ネットフリックスは残念ながら無料期間というものがありません。
今後もし無料期間があるVODが追加されたら、ここに加筆していこうと思います!

ep.02のあらすじを読む。

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