シャリアが今回の騒動で手にした4つの成果
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」の第7話「マチュのリベリオン」の考察です。
前回はキシリア暗殺を目論む勢力が登場し、何とも不穏な空気が漂っていました。

もしかしたらクランバトルで大惨事が起きて、マチュの大切な人が死んでしまうかも…。
私は最悪の展開も予想していました😓
しかしそんな不安をよそに、シャリアとエグザベの活躍でテロリストは難なく撃破!
人が造った強化人間も、生来のニュータイプには遠く及ばなかったようですね😊
イズマコロニーも被害は出たものの、主要キャラは無事でした。
あ~良かった🎵

ニュースキャスター「軍警察当局はアマテ・ユズリハ容疑者の公開捜査に踏み切りました」

って、いやいや!
どう見てもあかんやろーーっ!!😭
マチュ、17歳にしてテロリスト認定されてしまいました…。
三人で地球に行く計画はどこへやら、見事にバラバラになってしまいましたね😓

一体いつになったら、EDの平和な世界線に辿りつけるんですか!?😭
- シャリアはテロを利用した?二つの根拠を解説
- キシリア来訪をリークした?
- クランバトル運営に関与?
- シャリアが今回の騒動で手にした4つの成果
- ニャアンは何故マチュの名を出さなかった?
今回は一連のテロ騒動でシャリアが暗躍していたのではないか?という説について深掘りします!
「テロで誰が一番得をしたか?」と考えた時に、黒幕として一番しっくりくるのがシャリアだったんですよね😅
気になった方は是非最後までおつき合いください🎵
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」の7話のネタバレを含みます。
7話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
シャリアはテロを利用した?二つの根拠を解説

連邦のテロリストがイズマコロニーに侵入したせいで、市街地にも死傷者が出ました。
幸いシャリアとエグザベのおかげでモビルアーマーは撃墜され、キシリアは命拾いしています。
今回のテロを仕掛けたのは、言うまでもなく地球連邦軍です。
ですが、この混乱を巧みに利用した者がいたとしたらどうでしょうか?
その人物こそシャリア・ブル中佐です。
ここでは、私がその結論に至った二つの根拠を解説していきます。
キシリア来訪をリークした
まず注目したいのは、「キシリア来訪」という極秘情報が何故連邦軍の手に渡ったのかという点です。
ザビの一族を快く思わない者に該当する

バスク「ジオンの中にもザビの一族を快く思わない者がいるのだ」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第6話「キシリア暗殺計画」
バスクのこのセリフから、キシリアの来訪をリークしたのはジオン内部の人間であることが分かります。
現在ジオンはキシリアとギレンの身内争いの真っ最中。
本来であれば、キシリアに死んでほしいのはギレン派の人物です。
しかしバスクは「ザビの一族」と言っており、これはキシリア・ギレンの両方に反感を持つジオンの人間がいることを示唆しています。
シャリア「ギレン総帥とキシリア閣下お二人を、同時に排除しなくてはなりません」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第7話「マチュのリベリオン」
ギレンとキシリアの共倒れを目論むシャリアこそ、バスクの言う「ザビの一族を快く思わない者」に該当する人物です。
キシリア来訪を知る人間は限られている

シムス「三日後、このコロニーで会合が開かれます。まだ総帥府でさえ知らされていない非公式の会合よ」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第7話「マチュのリベリオン」
キシリアが来訪することを知っていたのは、ごく限られた人間のみ。
ギレン(総帥府)ですらそのことを知りませんでした。
そしてシャリアはその情報を知る数少ない人物の一人です。
以上の二つの理由で、キシリア来訪をバスクにリークしたのはシャリアである可能性が高いと考えています。
クランバトルの運営に介入

ゲーツ「何でスポーンが変更されたんだ?リーク情報で軍警をコロニー外へ誘い出し、中に残るのは俺たちだけのはずだったのに。運営も余計なことを」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第7話「マチュのリベリオン」
クランバトルは通常、コロニーの外で行われます。
しかし今回は直前になって、運営からスポーン変更が通達されました。
マチュ達はもちろん、連邦のテロリストにとっても、この変更は予定外だったことが分かります。
ではクランバトルの運営は誰が行っているのでしょうか?
クランバトルの運営はサイド6が行っていた

カムラン「クランバトルの取り締りですよ」
ペルガミノ「クランバトル?何で取り締まるの?あれの運営でいくら儲かってるか知ってるだろ」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第7話「マチュのリベリオン」
表向きでは、クランバトルは違法賭博としてサイド6軍警が取り締まりを行っています。
しかし実際には、サイド6政府自らが裏でクランバトルを運営し、莫大な利益を得ていることが、ペルガミノのセリフから明らかになりました。
シャリア「金の話です。サイド6にはそれしかない」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第6話「キシリア暗殺計画」
さらにシャリアのセリフから、ジオンの上層部もサイド6の運営の実態を把握していたことが分かります。
それどころか、ジオンはサイド6政府に働きかけ、クランバトルを運営させていた可能性もあります。
クランバトルによりサイド6には資金が入り、ジオン側も自軍に不満を持つ民衆のガス抜きの場を提供できるので、双方にとって都合のいいシステムだからです。
スポーン変更の不可解さ

とはいえ、コロニーに甚大な被害が出ると分かっていて、政府が市街地でのクランバトルを許可するはずがありません。
ジオン軍から運営に介入があって、スポーン変更があったと考えるのが自然でしょう。
しかしキシリアやギレンにはスポーンを変更するメリットがありません。
- キシリアの場合:自身が暗殺の標的となっているため、戦闘激化は不利でしかない
- ギレンの場合:ギレンも暗殺計画を潰す理由がなく、そもそも今回の会談は総帥府も知らなかった
となると、この状況で運営に介入できる立場と権限を持つのはシャリア・ブル中佐しか考えられません。

わざわざシムスにキケロガを持ってこさせたのも、イズマコロニーでテロが起こるのが分かっていたみたいですよね😅
では、何故シャリアはこんな回りくどいやり方でテロを誘発したのでしょうか?
実はこの混乱に乗じて、彼は4つの重要な成果を手に入れています。
シャリアが今回の騒動で手にした4つの成果

このテロで一番得をしたのはシャリアです。
ここでは、シャリアがどんな成果を得たのかを解説します。
キシリアの信頼を得た

エグザベ「キシリア様…。良かったのでしょうか?自分がソドンを離れて」
キシリア「今日の働きで、シャリア・ブルが総帥のスパイではないと証明してみせた。もう少尉がソドンにいる必要はない」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第7話「マチュのリベリオン」
キシリアはシャリアがギレンのスパイではないかと疑っていました。
そのために自分の子飼いであるエグザベ少尉にシャリアの監視をさせていたほどです。
シャリアはわざとテロを誘発し、キシリア救出を演出して彼女の信頼を得たと考えられます。
これでシャリアはキシリアの監視がなくなり、自由に動けるようになりました。
サイド6への影響力を強化

デモ隊リーダー「地位協定はんたーい!」
デモ隊「地位協定はんたーい!」
デモ隊リーダー「ジオンは出ていけー!」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第4話「魔女の戦争」
戦争終結から5年が経った今もなお、地位協定を盾にジオンが影響力を保ち続けていることに、サイド6の住民の間には不満がくすぶっていました。
しかしジオン軍のモビルアーマーが連邦のテロリストを撃墜したことで、ジオンの存在感と必要性をサイド6にアピールすることができました。
結果としてサイド6におけるジオンの影響力を強化できたと言えるでしょう。
ジークアクスを回収

混乱に乗じて、シャリアはジークアクスの回収に成功しました。
ジークアクスはグラナダから条件付きで借りた機体であり、赤いガンダムを追う中で民間人に奪われたことは本来であれば大問題です。
しかしこうして無事に回収し、さらにキシリアの信頼も得ているので、シャリアは罪に問われることも、ジークアクスをキシリアに奪われることもありませんでした。
そして彼がわざわざ運営に介入した理由も、この作戦のためです。
連邦のテロリストの撃墜と、ジークアクスの回収を同時に実行するために、両者を同じコロニー内に誘導する必要があったんですね。
貴重なパイロットを確保

シャリア「貴女にはまだやるべきことがあります」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第7話「マチュのリベリオン」
オメガ・サイコミュを動かせる人材は貴重です。
シャリアはジークアクスを回収すると同時に、パイロットも同時に確保できました。
口ぶりから、マチュに何かやらせようとしているみたいですね。
傷心のマチュの心の隙間をシャリアが巧みに突いてきそうで怖いです😱

「平和のため」と言いつつ、子供のマチュを自分の駒にしようとするシャリアのやり口には、どうも素直に共感できません…😓
用語解説Q&A
毎度おなじみ、ガンダム初心者のための用語解説コーナーです。
今回は「コロニー落とし」「アビオニクス」についてお答えします😉
Q. コロニー落としって何?

宇宙に建造された巨大なスペースコロニーを、目標に落下させる兵器攻撃のこと。
落下したコロニーは都市や自然環境を壊滅させ、数億人規模の死者を出すこともあります。
「機動戦士ガンダム」では、一年戦争の開戦直後にジオン公国軍が実行し、人類と地球に甚大な被害をもたらしました。

EDの地球儀ではオーストラリアの右端に穴が開いており、ジークアクスの世界でもコロニー落としがあったことを示唆しています。
Q.アビオニクスって何?

アビオニクスとは、モビルスーツや戦艦に搭載される電子機器の総称。
例えば、レーダー・通信機・索敵システム・武器の照準装置といった、戦闘や航行をサポートする装備がこれにあたります。

コロニー内にミノフスキー粒子が散布された。通常のアビオニクスが使えなくなるぞ。
ゲーツが言っていたのは、ミノフスキー粒子の影響で通常の電子機器が使えなくなるという意味だったんですね。
7話の感想
さて、今回は「全部悪いのシャリア・ブル」という内容でお送りしました🤣
次のシャリアの任地が地球で、マチュが「きっとシュウジは地球で待ってるんだ!」と思い込んで、シャリアにホイホイ協力するのでは…と危惧しています。
それにしても本当にビックリの展開でしたね!
さまざまな人物の思いが交錯する舞台、そして「こんなの誰も予想できないよ!」という物語の深みが、ガンダムの魅力の一つです😍
それでは以下おまけ話です🎵
アンキーはマチュ達を守ろうとした

アンキー「バカな女。もう後戻りできないよ」
アンキーはマチュ達を守ろうとした大人だったと思っています。
シャリアがマチュ達に興味を持っていることを知り、ジオンに利用される前に元の日常に帰そうとしたのではないでしょうか…。

シュウジの隠れ家を突き止めていることも、わざとマチュに聞かせたのかも…。
そんなアンキーもまた、男絡みでジオンに協力し破滅した女性だったのかもしれませんね🥺
向こう側に消えたシュウジ

シュウジ「向こう側が、見える」
シュウジは赤いガンダムと一緒にどこかに行ってしまいました。
ゼクノヴァはどこか別の次元に転移する現象のようですね。
「向こう側」というとあの世を連想しますが…。

「ネノクニ」と「イフヤ」が存在する、ジオン勝利の世界線こそがあの世って解釈ができそうなのも大白いところです😍
ニャアンはどうしてマチュの名を出さなかったのか?

キシリア「家族や親しい友人がいれば、一緒にジオンへ呼び寄せても構わんぞ」
この時、何故ニャアンはマチュの名を出さなかったのでしょうか。
もうマチュなんて友達じゃないと思っていたのでしょうか?
どちらかというと、私は「もう私にはマチュを友人と呼ぶ資格はない」と思ったのではないかと考えています。

ニャアン「シュウちゃん!私と二人で逃げよう!マチュもガンダムも全部捨てて、ここから一緒に逃げようっ!」
追いつめられたニャアンは、三人で地球に行くという約束よりも、何もかも捨ててシュウジと逃げることを優先しました。
普段は控えめで他人に合わせるニャアンですが、ジークアクスに乗った時のように時折利己的な感情が顔を出すことがあります。
どちらもニャアンであることには変わりないのですが、あの時マチュを切り捨てた自分にはマチュの友人を名乗る資格はないと考えた気がしています。
もう一つ気になるのは「何故シャリアはニャアンも確保しなかったのか?」ということ。

シャリア「ところで、ガンダム・クァックスを動かしているのは、どのような方なのですか?」
アンキー「お嬢ちゃんさ」
シャリア「二人とも?」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第6話「キシリア暗殺計画」
ジークアクスのパイロットが二人いたことはシャリアも知っていたはずです。
できれば二人とも回収したかったというのが本音ではないでしょうか。
今回多くのものを手にしたシャリアですが、ニャアンだけはシャリアが唯一手中にできなかったと考えると面白いですね😊

今回バラバラになってしまった三人が再び出会う日は来るのか…。

私は三人で餃子を食べる未来を諦めません!
次回の更新は5月28日(水)の予定です。
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