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【考察】ルパン三世PART6 #5「帝都は泥棒の夢を見る 前篇」

ルパン三世PART6

ルパンが迷い込んだのは帝都東京?大元帝国時代のお宝を盗め!

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あらすじ

#4「ダイナーの殺し屋たち」の考察はこちら。

ルパンは光に包まれ、昭和初期の帝都東京の世界に迷い込んでしまう。
人々は何故かルパンのことを黄金仮面と呼ぶ。

帝都東京には不二子そっくりの黒蜥蜴と呼ばれる女賊、次元そっくりの少佐が登場する。

どうして自分がこんなところにいるか分からないルパンは、重富コンツェルンの令嬢・瑠璃子が発掘した大元帝国時代の遺宝に興味を示す。

ルパン「どうやらこの妙な世界でも、俺に盗まれるのを待ってるお宝があるらしいな」

帝都は泥棒の夢を見る キャラクター紹介

黄金仮面

黄金色の仮面を被った怪人。
何故か人々はルパンのことを黄金仮面と呼ぶ。

明智小五郎

私立探偵。瑠璃子の父から瑠璃子を守るように依頼された。

波越警部

東京警視庁で黄金仮面を担当する警部。
銭形警部にそっくり。

大道寺大佐
からくり時計を手に入れるため黒蜥蜴を雇う。
からくり時計のことを「我が国の覇権に関わる代物だ」と言っている。

少佐

次元によく似た陸軍少佐。
十四年式拳銃を扱う。

黒蜥蜴

突如帝都東京に放り出され途方にくれていたルパンを助ける。
不二子によく似ている。

重富瑠璃子

大阪の重富コンツェルンの令嬢。
重富内蒙古探検隊の一員として、大元帝国時代の遺宝を発掘する。
遺宝のからくり時計を東京に輸送中、機関車内でルパンと遭遇する。

サラントヤ

からくり時計が作られて以来、修理・調整を担って来た一族。
瑠璃子に頼まれ、護衛として日本についてきた。
サラントヤは「月の光」という意味。

石川五ェ門

瑠璃子が雇った用心棒。
恐らく我々のよく知る十三代目ではなく、少し前の代の五ェ門?

→何とこの五ェ門はルパンと同じ時代の五ェ門ということが後篇で明らかになった。

ルパンが狙うは、順帝トゴンチムールのからくり時計!

大元帝国最後の大ハーン・順帝トゴンチムールが作らせたもので、時計だけではなく、天体の運行や日々の吉凶までを表せる精密なからくり仕掛けです。トゴンチムールは明軍に追われ、祖先の地・モンゴルに落ち延びるのですが、この大時計だけは王家の証として守り伝えられてきたのです。「時を司る者は世界を制す」という教えの下でね。

ルパン三世 PART6 #5「帝都東京は泥棒の夢を見る」瑠璃子の台詞より引用

「時を司る」というキーワードが出てきた。
ルパンが帝都東京に迷い込んできたことと何か関係がありそうだ。

またこのからくり時計を発掘する際に、サラントヤが使った鍵がキーアイテムとなっており、大道寺大佐は、からくり時計を奪うと同時に鍵が重要であることを電話で話している。

江戸川乱歩から、元ネタ紹介

明智小五郎と言えば、江戸川乱歩を思い浮かべた人も多いだろう。
「黄金仮面」「黒蜥蜴」は江戸川乱歩小説のタイトルにもなっている。

黄金仮面

ネタバレをすると、黄金仮面の正体はアルセーヌルパンだ。
アルセーヌルパン役をルパン三世がやるというのも不思議な縁を感じる。

明智小五郎と黄金仮面の対決が気になる方はこちらの原作小説を読んでみてほしい。

黒蜥蜴

黒蜥蜴は女盗賊の名前。
左腕に黒いトカゲの刺青がある。
アニメの中で、黒蜥蜴が「協力しないなら、私の趣味の人間剥製にしてやるんだから」と発言しているが、小説の中でも、「美しいもの」をコレクションするのが趣味で、若く美しい男女を誘拐しては殺害し、剥製にしていた。

ルパンが壁に残したメッセージ

ルパンが黒蜥蜴に閉じ込められた部屋から脱出する際、壁にメッセージを残している。

「黄金仮面こと怪盗ルパン。昭和某年暫時ここに滞在す」

このメッセージに関しては、脚本家の芦辺氏が言及している。

乱歩は「黄金仮面」について、アルセーヌ・ルパン・シリーズのような大衆受けのする作品を目指したと述べている。
乱歩もまさか、時を経てルパン三世シリーズでオマージュされるとは思っていなかっただろう。

その背景には、乱歩の孫である平井憲太郎氏が、乱歩の作品世界や登場人物を借りることを快諾してくれたことも大きい。

改めて乱歩が多くの人々に今もなお愛されていることを実感できる。

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#5「帝都は泥棒の夢を見る 前篇」の感想

ルパンが異世界転生!?といった体で始まった今回の話だが、乱歩を知っている人は勿論、知らない人も楽しめる内容だったと思う。

前篇は導入部で、人物関係が明らかになったところで終わったが、ルパンは元の世界に戻れるのか、お宝のからくり時計がどう関わってくるのか、そしてヒロインのサラントヤがお披露目会の時に見せた意味深な表情とは何だったのかと、気になるピースも多くあり、後篇への期待が高まる。

しかし気になる点も。

からくり時計を輸送するのに使った蒸気機関車が、C62形蒸気機関車だったのだ。
これは1948年から1949年にかけて作られたものなので、昭和初期には走っていない。
一体これは何を意味するのか・・。

次回の後篇でこれらが明らかになるのか、明智小五郎とルパンの対決の行方はどうなるのかも気になるところだ。

今回のPART6は、ホームズや明智小五郎など、ミステリー好きにはたまらない構成になっている。
1クール目のテーマ「ミステリー」に偽りなしである。

2クール目のテーマ「女」も発表され、次なる「謎」も徐々に明らかになってきたルパン三世PART6、今後も目が離せない。

#6「帝都は泥棒の夢を見る 後篇」の考察を読む。

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