【プリマドール】第3話 死地へ赴く兵士の心に寄り添う箒星の歌

プリマドール

山衛大尉からの手紙が失った箒星の声を取り戻す

アニメ「プリマドール」の3話「星空の鎮魂歌」の考察です。

黒猫亭の厨房で調理を担当する箒星は、おっとりとした皆のお姉さんのような存在ですが、声が出すことができません。

声が出ないのは論理機関が壊れていたわけではなく、死地へ向かう兵士のために歌う彼女自身の哀しみからくるものでした。

箒星の涙が兵たちの心を慰め、一人の将校からの手紙が箒星の声を取り戻します。

手紙という形で、死してなお心を通わせる箒星たちに心が温かくなるエピソードでした。

前回の考察はこちら。

このページはアニメ「プリマドール」3話のネタバレを含みます。

3話をご視聴の後読んでいただけると、より楽しめます。

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箒星の名前の由来

戦時中、第525歩兵連隊に所属していた箒星は支援砲撃機を指揮するのが役目でした。

砲弾の軌跡が流れ星のようなので、箒星と名づけられたそうです。

その頃から箒星は努力家で、現在も黒猫亭の厨房係として、機械人形メカニカを巧みに操っています。

箒星の声が出ない理由

箒星「私の役目は死ぬための勇気を送ることなのか。そう考えると声が出なくなってしまった」

プリマドール3話「星空の鎮魂歌」

帰還歴595年7月24日、大きな戦の前日、部隊でささやかな夏祭りが催されました。

兵士たちは自分たちが生きて帰れないであろうことを悟っていて、箒星に歌って欲しいと願います。

自分の歌が、大切な仲間の命を戦地に送り出している、そう思った箒星は声を出すことができなくなってしまったのです。

ゆんこ
ゆんこ

箒星が歌わなくても、兵士たちは戦場に行くことは避けられなかったと思うので、そこは箒星が気にしなくてもいいと思うのですが・・。

優しい箒星は歌っている途中で涙が止まらなくなり、その後は壊れてしまって部隊の仲間がどうなったのか見届けることができなかったようです。

山衛大尉からの手紙

山衛大尉の妹、山衛華。

第525歩兵連隊が皇都に凱旋すると報せを聞いた灰桜たちが港へ向かうと、帰ってきたのは彼らの骨だけでした。

灰桜は山衛大尉の妹・華から手紙を受け取ります。

それは生前山衛大尉が、箒星にあてた感謝の手紙だったのです。

夏祭りの日、私達の運命を思って、涙をこらえながら歌ってくれましたね。
私はその涙に救われました。
共に痛みをわかちあってくれた優しさが何より嬉しかったんです。

プリマドール3話「星空の鎮魂歌」

手紙を読んで、子供のように箒星は泣きじゃくります。

それは声を取り戻した箒星の第二の産声だったのかもしれません。

灰桜は第二世代の人形?

鴉羽「あぁ、箒星とリンクしたのね」
灰桜「はい。こう・・頭の中に語りかけられるみたいで、とっても不思議でした」

鴉羽「同じ世代の人形同士はね、リンクすると記憶を共有できるの」

プリマドール3話「星空の鎮魂歌」

箒星が第二世代の人形なので、灰桜も第二世代ということになります。

ただし、灰桜がリンクして操っているイナバは、桜花型のような自律人形よりも以前に作られた機械人形です。

不思議なのは、灰桜だけが何度も初期化されていることです。

夕霧も箒星も、「記憶がなくならないように」と論理機関を初期化されていません。

それだけ灰桜が持つ記憶が「忘れた方がいい記憶」ということになります。

灰桜の記憶がこの物語のキーとなりそうですね。

3話の感想

結局525歩兵連隊は生きて皇都の土を踏むことはできませんでしたが、過酷な戦況において、兵たちが箒星の歌に心を励まされていたことが伝わってきました。

箒星から渡されたピカピカの日記帳に、今後灰桜がどんなことを紡いでいくのか楽しみでもあります😊

人の心のデリケートな部分にも、子供ゆえの無邪気さで入り込んでいく灰桜にはハラハラさせられましたが、結果として彼女の勇気ある行動が箒星を救うことになって良かったです!

エンディングの箒星の歌も良かったですよね~😭

いつも筆談だった彼女の声を聴けて大変満足な回でした!

プリマドールは、戦争で壊れてしまった自律人形オートマタたちの心を、歌で再生していくお話なのかなと思います。

次回の考察はこちら。

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