ナギが消息を絶ったアルタリアについて解説します!
アニメ「プリマドール」の第7話「夢想の日々」の考察です。
月下に近づいた老夫婦は皇統派の工作員でした。
皇国も平和というわけではなく、皇統派が分断工作をしているようですね。
一方で大陸で桜花が見つかったという報せを受け、ナギはアルタリアへ調査に向かいましたが消息を絶ってしまいました。
「アルタリアってどんな国?」という方のために、アルタリアについて簡単に解説します。
そして桜花は本当に破壊されたのかを考察していきます。
- 老夫婦は皇統派幹部に分断工作を指示されていた
- アルタリアはどんな国?
- 桜花は本当に破壊されたのか?
前回の考察はこちら。
このページはアニメ「プリマドール」7話のネタバレを含みます。
7話をご視聴の後読んでいただけると、より楽しめます。
老夫婦は工作員だった

こちらは新聞に書かれていた内容です。
身元を照会したところこの二人は七月事件にて検挙された長田高山、北方恒喜ら皇統派幹部が皇国内部の分断工作に従事せしめていた工作員であり、昨年アルタリアより失踪した手配犯であることが明らかになった。
プリマドール7話「夢想の日々」

7話時点で何月かは分からないので、七月事件がいつ起こったのかも不明です。
601年よりは前、皇国とローベリアの間に停戦条約が結ばれる前だったのではないかと思われます。
二人はただ月下を利用しただけだったのか?

老婦人「ハートをギュッと握りしめる。そうすると勇気が湧いてくるの」
老紳士「娘にも教えてあげたおまじないなんだよ」
プリマドール7話「夢想の日々」
人前で歌えない月下のために、老夫婦は娘に教えたおまじないを教えてくれました。
20年前に結核で娘を失くした老夫婦は、月下に娘の姿を重ねていたのでしょう。
そうでなければ、利用するだけの人間に大切な娘との思い出を教えるはずがありません。

月下が皇都博覧会で歌うのを誰よりも楽しみにしていたのは、この老夫婦だったのかもしれませんね。
出会った境遇が違っていたら、3人が本当の家族として暮らしていく未来があったのかも・・。
アルタリアはどんな国?

桜花型が見つかったアルタリアは、皇国がローベリアに攻め込むための前線拠点があった国でした。
共和国だったアルタリアは皇国に軍事侵攻され早々に降伏、以降は皇国の傀儡となります。
アルタリア人と東邦人は混乱と衝突を繰り返しながら、緊張関係を持って生活していたそうです。
灰桜は戦時中アルタリアの首都レバルジャクでひっそりと暮らしていましたが、本人は覚えていません。
灰桜の過去話「冬の花火」はこちら👇

桜花は本当に破壊されたのか?

ナギ「桜花は破壊されたんだ。見つかるはずがないよ」
プリマドール7話「夢想の日々」
見つかるはずがないときっぱりと断言するナギ。
私が思うに、やはり桜花は灰桜なのではないでしょうか?
ナギは桜花を作った遠間甲太郎の孫

桜花を作った遠間博士の孫であるナギは桜花型の構造に非常に詳しいです。
優れた人形師であり、パーツを一から探し鴉羽を修理した実績もあります。
戦時中に破壊された桜花を回収し、全く別の人形に見えるように修理した可能性は高いと思います。
二度と桜花を戦争の道具として利用させないためです。
灰桜だけ何度も初期化されている

黒猫亭で働く自律人形はどこか壊れていますが、論理機関を初期化されていません。
すぐ使えるようにしたいなら、壊れた論理機関を直せばいいだけの話なのですが、記憶を失ってしまうため、ナギがやりたがらないのです。
ただし灰桜だけは何度も初期化されています。
失敗だ、今回も。
プリマドール公式サイト キネティックノベル Lite 三話「冬の花火」
だからやり直さなければいけない。
最初から……すべてを初期化して。
これは戦争の頃の記憶を忘れさせてやりたいというナギの思いからではないかと思います。
7話の感想

ついに皇統派が本格的に動き出しましたね!
彼らの目的は「桜花型人形を使って戦局を打開すること」のようです。
皇統派は4話でも桜花型を使った実験が失敗し暴走事故を起こしています。
ここ最近頻発している人形の暴走事故が人為的なものである可能性もありそうです。
次回の考察はこちら。
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