灼熱カバディ あらすじ78話「成長するチャンス」

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「練習で成長するチャンスが多いのは頂点以外の奴らの方だ」宵越は自分がすべき成長に気づく。

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あらすじ

77話のあらすじを読む。

久納「経験が長いと言えば聞こえはいいわ。でもね、正人ちゃん。逆に言えば!!爆発的な伸びが期待できない状態とも言える!!アタシにカウンターは効かない。今後そのへんをよ~~~く考えて、フラットな気持ちで攻めなさい」

1年と2年が帰った後、3年生は居残りで練習を行っていた。
そこで行われていたのは、日本一の守備・久納が直々に守備を行う、王城の攻撃練習だった。
経験が長い王城といえども、練習後は汗だくで顔をあげることも出来ない状態だった。

久納「明日の練習、お休みにしておいて良かったわね。この状態は部員に知られないように」
王城「・・もちろんです」

ようやく王城は顔をあげる。
その顔は久納に何度も倒されたせいで腫れあがっていた。

久納「あなたは絶対無敵のエース・・。守るべき能京チームの主砲だってイメージを損なわないで。・・・大変かしら?」
王城「・・いえ・・いつも通りです」

合同合宿の練習試合で英峰と戦った時、王城の攻撃が止められたことがある。
王城の攻撃が止められると思っていなかった能京のメンバーは激しく動揺し、いつものプレーが出来なくなった。
大会であの時のようなことになるのは避けたい。

久納「悪いけど、具合見てあげてね、慶ちゃん」
井浦「うす」

こうして長い練習はようやく終わりを迎えたのだった。

同じ頃、宵越はキャッチの録画データを観て何かに気づいたようだが・・?


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俺のキャッチがダメな理由

宵越は録画データを観ながら寝落ちしていた。
そして夢の中でも球拾いをし、伊達や水澄のみならず、人見にまで馬鹿にされる悪夢を見る。

久納「ホラホラァ!しっかし球拾いしなさい!!」

伊達「カワイソーに。もう何日も球拾いだけ・・」
水澄「でもしょーがねーよ。見ろアレ。人見とペース変わらねーもん。どんだけキャッチヘタなんだよ」

人見「不倒(笑)」

宵越「くっ・・!!うるせー!!これには原因があんだ!!それがやっと今わかっ・・」

宵越が悪夢から醒め、顔をあげると既に朝だった。
慌てて録画データを確認すると、やはりキャッチがダメな理由がハッキリ映っている。

宵越(よし、こっちは夢じゃねぇ。俺のキャッチがダメな理由・・)

一刻も早く久納に自分の動きを確認してもらいたい。
宵越は慌てて部活に行く準備をする。

宵越(早く確認してもらわねーと!!そしてすぐコートに戻るんだ!!)

洗面所で顔を洗い、歯磨きをしだしたところで、はたと宵越は気づく。

宵越(今日休みだった・・・!!)

そう、今日は珍しくカバディ部休みの日だったのだ。
しかしじっとしていられない宵越は、野球ボールを持って外に飛び出す。
カバディ部が休みでも出来ることはあると思ったのだ。

道端にボールを転がしキャッチの練習をする宵越。
この練習は1人でも出来るのが良かった。
しかし御飯も食べずに飛び出したのでお腹が空いている。

宵越(本格的に始める前に腹ごしらえするか・・)

宵越は丁度目の前にあった弁当屋に入っていった。

安堂・・・!!先輩・・・

店内には学生向けのボリュームのある弁当が並んでいる。
宵越が弁当に伸ばすと、別の方向から宵越と同じ弁当を取ろうとしている人間がいた。
相手を見ると、宵越も知った顔で、能京2年野球部エース・安堂だった。

宵越「て・・てめーは野球部の・・!!安堂・・!!」

志場「負けたら敬語・・先輩には・・」

志場との約束で、先輩には敬語を使わないといけないことを宵越は思い出す。
ボソッと「先輩・・」と付け足すが、安堂には聞こえていたようだ。
「久々に会ったと思ったら、ちょいと殊勝になったじゃねーか」と安堂はケラケラ笑う。

安堂「マイナー部には礼儀は必要だよな」
宵越「アンタに言われたくねーよパツキン不良球児」

安堂「ハ・・いつの話だよ」

安堂は帽子をぬぐ。
夏休み前まで金髪だった安堂の頭は刈り上げられ、丸坊主になっていた。

一体どうしたと宵越が聞く。

安堂「野球部は今週から甲子園だ」

カバディ部が合宿にいっている間、野球部は甲子園出場を決めていた。
そのため、安堂も慣習に従い坊主になったのだ。
割と学校でも騒ぎになったが、学校にいなかった宵越は知らなかった。

宵越「お前!!やりやがったな・・!!」

宵越の顔からは嫉妬は見られない。
そこにあるのは偉業を成し遂げた安堂に対する心からの賞賛だった。

宵越の器に驚きつつ、足元にある野球ボールに安堂が気づく。

安堂「お前・・何でボール持ってんだ?」

「すげぇ奴」にはない武器を磨く

宵越達は弁当を食べるため公園にやってきていた。
宵越は練習で球拾いをしていることを安堂に話す。

宵越「聞きたい事がある。安堂・・先輩は投手だろ。もし・・同じチームにもっとすげぇ投手がいて・・控えに回れと言われたらどうする?」
安堂「すげぇってのが曖昧だな。投手にも種類がある。その場に適した選手を交代で使うなんて当然だろ」

右投手・左投手、ストレートが速い投手、スライダーが上手い投手・・。
投手には色々いて、場面に応じて投手を交代で使うのは野球ではよくあることだった。

宵越「球速とか精度がぜ・・全部負けてるとしたら・・・?」
安堂「フン・・俺にはありえねー話だが・・。もし、そんな奴がいたらバッティングを磨くかな」

それしかねーよな・・と内心ガッカリする宵越。
安堂「その上で、新しく変化球を覚える」

安堂が投げた球は鋭く変化しながら見事に木に命中する。

安堂「チームの足を引っ張らねぇようにまずやるべき事はやる・・が、自分のポジションに誇りを持ってるなら譲る必要はねぇ。そのすげぇ奴にはない武器を磨く。虎視眈々とな」

チームで頂点てっぺん張っている奴の気持ちが分かると安堂は言う。

安堂「目指すべき対象が、チームの中にいないと苦労する。練習で成長するチャンスが多いのは、頂点以外の奴らの方だ」

控えになったことないから分かんねーけど、と減らず口を叩きながら、安堂は去って行った。
安堂の言葉に多少ムカつきつつも、宵越には安堂の言い分も分かっていた。

宵越「成長するチャンスか・・」

安堂から返された野球ボールを握りしめながら、ようやく自分がすべき成長を見出すのだった。

0.999999999

そして次の日の練習日。

久納「さぁ!!今日もやってくわよーッ!!」

練習が始まるのを待ちわびたかのように、宵越はウズウズしていた。

久納「見るからにウズウズしてるわね不倒ちゃん!!」
宵越「ちょっとキャッチ・・見てもらっていいすか」
久納「OK!!」

久納(・・もう課題に気づいたのかしら・・?)

宵越は深呼吸しながら、キャッチの練習を始めた日々の事を思い出していた。

1日目:ただ言われた事を行った。
2日目:録画開始。久納の言う通りキャッチの甘さが目立つ。その後、自分のフォームを確認。それ自体に違和感は感じない。
3日目:人見との映像を見比べる。キャッチの軌道が全然違うことに気づく。

人見は腰を落としてキャッチをしていたが、宵越は棒立ちの状態からキャッチにいっていた。
その為ボールまでの距離が長く、続けるほど体力も速さも大きなロスになっていた。

なまじ宵越はサッカーで鍛えた健脚があり、「0」から「1」にもっていく俊敏性があった。
しかし守備の場合、相手はタッチを狙って近づいてくるため、倒す時以外こちらから突っ込む必要はないのだ。

こちらは常に腰を落として準備する。
最短距離で掴みに行く為の予備動作。

守備のキャッチは「0」から「1」にもっていくんじゃない。
「0.99999999999」から「1」へ―!!

宵越は瞬時にボールを掴むことに成功する。

伊達・水澄(速・・・ッ!!!)

あまりの速さに、王城のみならず伊達と水澄も驚いていた。

久納「・・無駄が消えたわね。正解よ。足首キャッチに必要なのは最短距離を行く事。&その為の姿勢を作り、保つ事よ。不倒ちゃんはフェイントの習慣か予備動作を嫌う傾向があったわ。実際はタイミングも合わせなきゃだけど。。これなら次のステップに行けそうね」

これでコートに戻れる!と喜びも束の間、久納が取り出したのは卓球のピンポン球だった。

久納「次のステップはこれよ。ピンポン球キャ~ッチ
宵越「まだ・・球・・?」
久納「軽いから掴む精度がないと逃げるわよ」

試しにやってみると、上手く掴めずピンポン玉は弾かれ転がって行った。
宵越はピンポン球を掴むことの難しさに苛ついてしまう。

宵越「ぬああああーッ!!!💢」

しかし、宵越に以前ほどの悲壮感は見られない。
王城は宵越の成長を笑顔で見守る。

水ごり

伊達や水澄も宵越に成長に驚いていた。

水澄「しかしやっぱ伸びが早えーなアイツは・・」
伊達「休みでも関係ナシか・・」

井浦「休みでもやれることはたくさんあるからな」
水澄「井浦サンはデータ整理すか?」

ボソリと呟いた井浦の言葉に水澄が反応するが、井浦から思いがけない言葉が返ってきた。

井浦「いや、昨日は水ごりをしてた」
水澄「なんで!!?」

井浦は日頃の邪悪な行いを清算するため、禊の意味も込めて水ごりを行っていた。
明日は運命を左右する大事な抽選があるのだ。

井浦「大会の抽選だ」

78話の感想

ゆんこ
ゆんこ

安堂、口は悪いけどいい奴だよね😏

久納との衝突から、ようやく宵越が浮上してきた気がします。
しかもそのきっかけになったのが、野球部の安堂とは意外でした!

「どんだけダチ少ねーんだ」
「正直、俺には弱者の気持ちは分からねーから、この回答があってるか
分からねー」
「控えになったことないから、分かんねーけど」

今回の話で出て来ただけでも、かなり安堂の口は悪いのですが、宵越が立ち直ったのは明らかに安堂とのやり取りがあってからだと思うんですよね😊
この後大会に応援しに来てくれたり、いいところもあるんですよ。
同じ能京高校でも、サッカー部や野球部とこうした交流があるのはいいですよね~。

そして次回は大会の抽選の話になります。
能京は1回戦で星海と当たったこともあり、井浦のくじ運の悪さは周知の事実です。
井浦の水ごりは果たして効果があったのか!?

次回もお楽しみに~!


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79話のあらすじを読む。

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