こちらの記事では、2024年2月29日に発売された「FINAL FANTASY VII REBIRTH」のストーリーで気になったことを考察します。
ザックス生存ルートとは?
FF7リメイクのエンディングでは、神羅の執拗な追跡から生き延びたザックスとクラウドがミッドガルに辿りつきました。
ここで登場する忠犬スタンプのデザインが従来のものと違っていることから、異なる世界線の存在がほのめかされています。
正規ルートでは、神羅屋敷からクラウドを連れて逃げ出したザックスは、ミッドガルを目前にして神羅兵によって殺されています。
ここでは、「ザックスが生存する世界線がある」という前提のもとで話します。
ザックスが生存する世界で起こったこと
ザックスが生存する世界線では、エアリスの運命が大きく変わりました。
エアリスはザックスの腕の中で息を引き取ります。
正規ルートでは忘らるる都でセフィロスに殺されるので、この時点でエアリスが死んでいるのはおかしいです。
何故このような悲劇が起こったのでしょうか?
何故エアリスは死んだのか?
エアリスの死因は、神羅ビルへの潜入が失敗したことでしょう。
ティファやバレットたちが重傷を負い、ヘリに収容されていたことからも明らかです。
では、なぜ神羅ビルへの潜入が失敗したのでしょうか?
キーとなるのは「バスターソードを所持した元ソルジャー」の存在です。
正規ルートならば、元ソルジャーは主人公クラウド・ストライフのことです。
しかしザックスが生存する世界では、クラウドは魔晄中毒から回復していません。
つまり報道されていた元ソルジャーは本物のクラウドではないことになります。
その根拠を裏付けるものは、もう一つのバスターソードです。
もう一つのバスターソード
FF7シリーズにおいて、バスターソードは特別な意味を持ちます。
アンジール→ザックス→クラウド
元々はアンジールが神羅に入る際に義父が用意してくれたもので、紆余曲折を経てザックス、クラウドへと引き継がれていきました。
ザックスは死んでいないため、現在バスターソードはザックスの手にあります。
つまり、報道された元ソルジャーが持っているバスターソードも偽物です。
ここで、「行方不明の元ソルジャーは擬態したジェノバ」という可能性に辿りつきます。
神羅ビルに潜入したのは擬態したジェノバ
ジェノバには分離したり、他人の記憶に合わせて自分の姿、声、言動を変化させる擬態能力があります。
ジェノバは例え体をバラバラにされたとしても、本能的に本体の元に帰ろうとする性質(リユニオン)を持ちます。
ジェノバ細胞を植えつけられた黒マントたちがセフィロスの元に向かおうとするのも、リユニオンによるものです。
ザックス生存ルートでは、神羅ビルに潜入したのは「エアリスの記憶を読み取ってザックスに擬態したジェノバ」だと仮定しましょう。
本来であればアバランチに加入するのはクラウドですが、ザックスに擬態したジェノバが加入し神羅ビルまで同行。
神羅ビルに安置されているジェノバ(首無し胴体)とリユニオンし、神羅ビルが竜巻に飲み込まれる惨劇が起こります。
元ソルジャーが行方不明なのもジェノバとリユニオンしたからです。
終わりに
ザックスが生存する世界線で、なぜエアリスが死んでしまったのかを考察してみましたが、いかがでしたでしょうか?
擬態したのがクラウドではなくザックスなのは、バスターソードが継承されていない以上、バスターソードを持ったクラウドの記憶を持った人間が存在しないからです。
いかにジェノバといえど、誰の記憶にも存在しない人間に擬態することはできません。
逆に言えば、もしこの元ソルジャーがクラウドの姿をしていたら、一体ジェノバはどこの誰から記憶を読み取ったのか?など、さらに考察が進みそうです。
エアリスを看取ったザックスがこの後どういう運命をたどるのかも楽しみですね!
FFリメイク版は全三部作と発表されているため、現時点で完全な考察をすることはできませんが、私自身FF7リバースをプレイしながら、今後も気になったところを考察していこうと思います。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
コメント