事件当日、ずっと右手を隠していた吸血鬼がいる!?
アニメ「アンデッドガール・マーダーファルス」の第3話「不死と鬼」の考察です。
どうだ探偵くん、記事はまとまったか?
今回は、鴉夜様が気にしていた「物音」「吸血鬼の手」にフォーカスして考察しています!
事件当日のタイムテーブルもご用意しました🎵
来週鴉夜様が事件を解決してくださいます。
あなたの出る幕ではありません。
し、静句さん、つれない💦
こういうのは、解答が出る直前にアレコレ予想するのが楽しいんですよ?
静句。
まぁ良いじゃないか。
探偵くん、私も手を貸そう。
ありがとうございます!😭
やだな、師匠~。
師匠には手がないじゃないですかw
…静句。
後で津軽をぶん殴っておいてくれ。
はい、鴉夜様。
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「アンデッドガール・マーダーファルス」の3話のネタバレを含みます。
3話をご視聴の後で読んでいただけると、より楽しめます。
事件当日タイムテーブル
ここで気になるのは、ハンナさんがいつ殺されたのか?ということです。
1時にゴダール卿が銃を取りに行った時は倉庫に異常はなかったんでしょう?
普通に考えたら1時~1時半ってえことになるんじゃ?
誰もハンナさんが殺された時の物音を聞いていないですよね。
クロードは森の奥の銃声まで聞き取れたのに、城内でハンナさんが殺された物音が聞こえなかったのはおかしくないですか?
じゃあ実際に殺されたのは0:30~1:00で、誰かが嘘をついているってことですかい?
そうなりますね。
殺された時間帯がズレれば、アリバイがある人物も変わってきます。
矛盾した条件とは何のこと?
鴉夜「事実に基づき論理的推理を進めた結果、二つの矛盾した条件がぶつかり合っており、目下検討中だ」
アニメ「アンデッドガール・マーダーファルス」3話「不死と鬼」
矛盾した条件というのは、犯人が人間である場合・吸血鬼である場合とで、それぞれできないことがあることです。
ここでは二つの条件を突破する方法について書いています。
人間が南京錠をねじ切るには?
人間が犯人なら、倉庫の南京錠をねじ切るために道具を使うことになります。
執事のアルフレッドは鍵がありねじ切る必要がないので、この条件を満たす人間はジゼルだけです。
ジゼルは0:30~1:00にハンナさんを殺して、1:00~1:30の1~2分離席した時に南京錠をねじ切って血がついた銀の杭を置いたことになります。
ただ1~2分の間に銀の杭を置くのは、時間的に厳しい気がしますね…。
吸血鬼が銀の杭に触れるには?
吸血鬼が犯人なら、銀の杭にどうやって触るのかが鍵になってきます。
吸血鬼は銀や聖水に触れると火傷してしまうからです。
鴉夜「食事中私は吸血鬼たちの手元にずっと注目していた。だが全員手はキレイで傷一つなかった」
アニメ「アンデッドガール・マーダーファルス」3話「不死と鬼」
本当に吸血鬼たちは銀の杭に触っていないのか?
そこで「事件当日の」吸血鬼たちの手を確認してみました。
事件当日、右手を一切出さなかった吸血鬼がいる!?
何とラウールはずっと右手をポケットに入れていました!
燭台を持つ時も、利き手じゃない左手を使っていましたね。
確認できない以上、火傷している可能性は捨てきれないな。
だが、私が見た時ラウールの右手は綺麗だった。
銀製品や聖水でできた火傷は、軽度でも治るのに一週間かかるんだろう?
ぐぬぬ…その通りです。
鴉夜様たちが城にやってきたのは事件から三日後だから、この時火傷がないのはおかしいんですよね😭
しかしラウールが右手をポケットに入れるシーンがあったりと、怪しい描写があるのは確かだな。
火傷かどうかはおいておいて、ラウールが何か隠している可能性は高そうです!
鴉夜は西の森に何を探しに行ったのか?
西の森に何を探しに行ったか分からなかったんですよね…。
殺害に使われた凶器とかですか?
寒いし帰りましょうよ!😵
ハンターのヨーゼフくんのおかげで、犯人に繋がる手がかりは全て揃ったということだな。
事件の前にゴダール卿を襲ったフーゴには協力者がいたようですね。
この協力者こそが一連の事件の犯人で、フーゴは犯人に利用されたことになります。
それにしても、何でフーゴは同業者のヨーゼフにも銀の杭のことを明かさなかったんでしょう?
探偵くん、それを考察するのが君の役目だろう?
くう~誘導尋問失敗🤣
その他の残された謎について
その他残っている謎を集めました。
- 殺害現場に残された聖水の瓶
- 出血量の左右差
- 犯人が城の人間である理由《6つ目と7つ目》
- ゴダール卿が三度家族を殺された背景
ゴダール卿は《怪物の王》なのに、それでも家族を殺されちゃうんですか…?
今後我々が目にするのは、吸血鬼の強さをも凌ぐ怪物かもしれんな。
3話の感想
そういえば、探偵くんは誰が犯人だと思ってるんだ?
順当に行くとやはり犯人は吸血鬼ですかね。
何かと協力している様子の【クロードとラウールの共犯】というパターンでしょうか。
0:30から1:00の間にラウールがハンナを殺害、1:30までにクロードが銀の杭を倉庫に置いたというパターンです。
しかし事件当日クロードの手に異常はなかったことから、銀の杭を倉庫に置くことはできません。
さらに聖水の瓶や死体の出血量の左右差など、残された謎が多すぎます。
この謎を上手く解くことができれば、ラウール単独でも犯行が可能だと思います!
現状ラウールが一番怪しいというわけだな。
ゴダール卿はどうだ?
彼も言動に怪しいところがあっただろう?
ハンナさんが亡くなった椅子をどかした時、ゴダール卿に睨まれちまいましたね。
確かにゴダール卿も気になる点は多いけど、ゴダール卿はどの時間帯にもアリバイがあります。
鴉夜様に依頼したのはゴダール卿ですし、何よりハンナさんが殺された時の動揺っぷりが演技には見えませんでした😅
シャルロッテ嬢はどうです?
まだ小さいですし、母親を殺しても無自覚ってえことはあるんじゃねえですか?
鴉夜様はあんまりシャルロッテに質問していなかったし、「よろしい、ありがとう」の言葉がすごく優しかったから違うんじゃないかなあ…?
師匠子ども好きだったんですね。
3話は解答編かと思いきや捜査パートが続き、謎がさらに深まることになりました。
犯人は親和派の吸血鬼をハンターが殺したように見せかけ、人間と吸血鬼の対立を煽りたいようにも思います。
獣の血では飽き足らないのか、それとも他に何か理由があるのでしょうか?
次回の解答編が楽しみですね🤩
皆さんは誰が犯人だと思いましたか?
次回予告にもヒントがあるかも!?👇
次回の考察はこちら👇
コメント
(原作未読です) 津軽が聖水の瓶をテーブルに置き、「おまけ」でご指摘のとうり、隣に開かれている本はフランスの詩人ヴィヨンのもので「死のロンド」のページです。愛人を失い打ちのめされる男の嘆きが繰り返し、繰り返し詠われています。しかしメンタルの強そうなタイプ吸血鬼が、妻の死んだ近くのテーブルにこんなもの置くでしょうか? 本来はペスト禍の時の詩ですが、執事が大切な奥様を悼むには相応しいと置いたものと思います。でも、実は隠された自分の気持ちを表すものなんですね。【吸血鬼が無意識に発動させてしまう可能性のある『魅了』に囚われたのかもしれませんが、執事の大切な思い人は主人である吸血鬼です。かなわぬ恋の状態のまま、吸血鬼にして貰う事も叶わず執事をずっと続ける、悲しい執事の殺人の動機の表明】【彼の愛する主人は女性を吸血鬼にしては結婚します。まさに愛人を失い奪われる状態でしょう】【これまで3回襲われた家族は全員、奥さんかもしれません】また、人間の執事ならハンターが『凄い協力者』と評価したのも納得です。
倉庫の南京錠のねじ切りは、セッティングすればそれくらいの破壊力のある
工具は何種類もありますから、鍵で南京錠を外して工具をセッティグした場所まで持って行き、吸血鬼の怪力ように破壊しただけです。
この二人の探偵好みのファルスめいた事件ですね。(再編集済み)
hacyamotoさん、コメントありがとうございます!
確かにゴダール卿ほどの強さを持っていながら、何度も家族を失っている話は興味深かったですね。
その原因が自分に二十年以上仕えてくれている執事…というのは面白い推理だと思います🤩
長年主人を想い続ける執事の思い…大好物です🥰
困難な部分としては、やはり吸血鬼の聴覚をかいくぐってその犯行が可能か?ということでしょうか。
ハンナさんは睡眠薬で眠ってもらうにしても、クロードとラウールを欺いて殺人ができるのかというのは疑問ではあります。
アンティーク修理が趣味で、「木づちや金づちの音が屋敷中に響いていた」と言っていたので、そういった音に紛れ込ませるくらいはできたかもしれませんが…。
2話でゴダール卿が語った吸血鬼感覚は鋭敏なため寝込みを襲ったとしたら、
気配を消せるハンターである必要性は、夕食に睡眠薬を混入できる執事なら、問題クリアで銀の杭を装着し15cmくらい動いたら止まるようにストッパーを付けた、強力なボウガン状の武器は、部品を杭がセットできるほどに巨大化させれば良く、設計は簡単でお金を出せば簡単に外注出来るはず。
後は銀の杭の先を眠る夫人の心臓あたりに突き付けボウガンの引き金を引くだけです。椅子に座って眠っていたので体がやや斜めになり、血液の付き方が左右均等ではないということですね。これで説明終了です。なんとなくボウガンは登場しそうにないので、何か他の方法に物語ではなると思いますが、なにか矛盾はありましたでしょうか?
聖水の瓶は中にほこり状の汚れがあったので、ミスリード用ですね。
hacyamotoさん、コメントありがとうございます!
聖水の瓶や血液の付き方が左右均等ではないのは気になっちゃいますよね。
考えを聞かせていただき嬉しいです🥰
ボウガンで殺す場合の矛盾点としては、椅子の後ろに傷が全くなかったということでしょうか?
ボウガンを室内で使えば、椅子に多少なりとも傷がつくのではないかと思われます。
また外注すると身元が割れてしまいますし、自分で改造した方がいいかもしれませんね。
聖水は外部犯に見せかけるための工作ということですね、なるほど~。
コメントありがとうございます。
今回の推理は動機から入っています。執事以外は動機が思いつかなかったので執事説になってます。ご指摘のボウガン使用時の椅子の傷の件は、
私も考えており「銀の杭を装着し【15cmくらい動いたら止まるようにストッパーを付けた】、強力なボウガン状の武器」と書いており、杭が飛んでいかないよう15cm杭が動くと、止まる設計で夫人の体は突き抜けないはずです。
映像の体格では15cmでOKですが心配なら10cmで。外注を避けるのは考えましたが、何センチか力強く動いてから止まる、静穏なストッパーの工作が素人にはどうかなと思い外注としました。器用なら自作の方が良いですね。
ただ、吸血鬼に仕える執事ですから外注先の口止めの、薬殺+放火の証拠隠滅
くらいはこなしそうです。(自作が可能ならそれがベストです)
夫人はアンティーク修理が趣味ですが、犯行予測時刻は静かだったとの証言があります。静穏設計のボウガンですので、銀の杭をハンマーで打ち込むのとは違うのと悲鳴が無かったので、別の部屋にいたクロードとラウールには吸血鬼の聴覚でも気づかれなかったと考えます。吸血鬼には銀の弾丸が一般的ですが、作者が拳銃を使用するストリーにしなかったのは、銀の杭なら静かに事を運ぶことも可能だからでしょう。
執事のこの動機はファルス的でこの作品でありそうなのと、ヴィヨンの詩はこれ以上の使い方が思いつかず、この線でいけるのではと考えてます。
hacyamotoさんは動機から犯人を割り出したんですね☺️
確かに他の吸血鬼からしたら妻であり母親ですもんね‥。
私は「鴉夜が言っていた=重要なこと」と考えて、「物音」「吸血鬼の手」「西の森」に関する記事を書きました🎵
弾丸というと、ヨーゼフは銃を持っていましたね。
ボウガンではなく、銀の弾丸でゴダール卿を撃てばいいのに‥と思ったのは私だけでしょうか😅
もしフーゴが銀の杭でゴダール卿を襲った時、ラウールがゴダール卿と一緒にいたら、ラウール=協力者となるんですけどね。
追記
吸血鬼の夫人のアンティーク修理が趣味で、「木づきや金づちの音が屋敷中に響いていた」という設定は奇妙でストーリー(タイプミスが多く上の方でも同じワードで…)に絡んでくるはずで、夫人に銀の杭を打ち込む器具はアンティーク修理用の工具で作られていたとか、執事が何か器具を作っても夫人か何かやってると思われたとか、なにかアンティーク修理趣味に絡めてきそうです。(執事による南京錠の吸血鬼的破壊に使用はもう書いてしまいましたが…)
確かに執事は長いつき合いですし、夫人のアンティーク修理のサポートをしていても不自然ではないですよね!
冷静にもう一度考えるとボウガン不要でした。相手は眠っているのですから返り血防止用のコートを着て、左手に銀の杭を握りしめ、右手に静音ゴムハンマーの取っ手を握れば準備完了ですね。(私も所有してますが静音ゴムハンマーはヘッド部1kgタイプなら、
先端が尖っている銀の杭を夫人に打ち込むのに問題なさそうです。)
後は銀の杭の先を眠る夫人の心臓あたりに鎖骨を避けて当て、一気に打ち付けるようにゴムハンマーを振り下ろし12cmぐらい刺さったのが確認出来たら抜く、即死に追い込み悲鳴の無いようにします。
椅子に座って眠っていたので体がやや斜めになり、血液の付き方が左右均等ではないということですね。これで説明終了です。
何気なく写された、フランス詩人ヴィヨンの「死のロンド」遺言の書 からの1点勝負の推理です。どっちに転ぶのか・・・
死よ、俺は汝を無慈悲と呼ぶ
愛する女を俺から奪った汝
それでもまだ満足せぬのか
俺が悲しみに打ちのめされるまで
女が死んでからの俺は抜け殻も同然
あいつがお前に何をしたのだ
死よ、俺は汝を無慈悲と呼ぶ
愛する女を俺から奪った汝
女と俺とは心も一つ
あいつの心が死んだいま
俺の心も生気を失い
青銅のようになるだろう
死よ、俺は汝を無慈悲と呼ぶ
愛する女を俺から奪った汝
それでもまだ満足せぬのか
俺が悲しみに打ちのめされるまで
Grand Testament : Rondeau De La Mort
Mort, j’appelle de ta rigueur,
Qui m’as ma maitresse ravie,
Et n’es pas encore assouvie
Se tu ne me tiens en langueur:
Depuis lors, je n’eus ni force ni vigueur;
Mais que te nuisoit elle en vie,
Mort, j’appelle de ta rigueur,
Qui m’as ma maitresse ravie,
Deux etions et n’avions qu’un coeur;
S’il est mort, force est que je devie,
Voire, ou que je vive sans vie
Comme les images, par coeur,
Mort, j’appelle de ta rigueur,
Qui m’as ma maitresse ravie,
Et n’es pas encore assouvie
Se tu ne me tiens en langueur:
銀の杭を木づちで打ちつけるなら、ハンナさんがいつもアンティーク修理しているので生活音として捉えられたかと思ったのですが、確かに音が出ないもので打ち付けた方が確実ですよね!
連続コメントが過ぎたようです。申し訳ありません。控えます。
「鎖骨」だけは訂正させてください。心臓上のあばら骨の間を狙うという意味です。
もし、お勧めしたyoutubeチャンネルが×だったのでしたらごめんなさい。
いえいえ、私が思いつきもしない考察が出て来るというのは非常に新鮮で読んでいて楽しいです😊
今後とも「きょうのゆんこ」をよろしくお願いいたします🎵
鋭い指摘でしたね、ゆんこさん。
確かに事件当日右手を隠していた吸血鬼はラウールです。
結局犯人はラウールでした。お見事です。
私は三日後ラウールの手に特に異常は無かったので、
その線は諦めて、動機から考えることにしました。
ただ先日書いたように吸血鬼ものには、作者のオリジナル要素が加わることもあり、
「銀製品や聖水でできた火傷は、軽度でも治るのに一週間かかるが、切断すれば再生する」という事ならギリギリですがセーフかな?
だだ、その決着ならそのような伏線が欲しいところではあります。
ラウールの動機も希薄なモノに感じますし・・・
私としてはヴィヨンの詩がアニメオリジナルなのか原作にもあるのか知りたいです。
私には良いミスリードになりました。
ありがとうございます🥳
でも氷の杭が凶器というところまでは見抜けなかったので、まだまだです!
火傷はすぐ治らないけど、切断すればOK!というのも、なかなかトリッキーなトリックでしたね。