アリシアと鈍感筋肉の恋の行方はいかに!?
アニメ「Helck」の第15話「勇者の力」の考察です。
磔にされた魔族が気になることを言っていましたね。
魔族「あの勇者みたいな人間…他にもいたんだな。頼む、アズドラ様に伝えてくれ。人間の中に新世界の力を…」
ここでのポイントは二つ、「あの勇者」「新世界の力」です。
今回はこの二つを中心に考察していきます!
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「Helck」15話のネタバレを含みます。
15話をご視聴の後で読んでいただけると、より楽しめます。
クレスとトールは和平を望んでいた?
ヘルク「魔王トールは、クレスに和平を持ちかけただろうか?」
アズドラ「もちろん。彼は東エリアでもトップクラスの平和主義者。穏健派のトール君と呼ばれるほどだ」
ヘルク「そうか。クレスはとても強い戦士だが、戦いが好きなやつじゃないんだ。君たちの話を聞いて、何故戦うことを選んだのか、とても信じられない」
アニメ「Helck」15話「勇者の力」
アズドラのセリフから、穏健派であるトールが和平を持ちかけたことは間違いないでしょう。
そして、磔にされた魔族が言っていた「あの勇者」とはクレスのことです。
クレスもまたトールの話に耳を傾けたものと思われます。
そうなると「何故戦いが起きて、トールは死にクレスは重傷を負ったのか」という疑問が出てきます。
「二人が和睦しようとした矢先に何かが起こった」と考えるのが自然です。
次に魔族が言っていた「新世界の力」について考察し、トールに何が起こったのかを予想していきます。
新世界の力とは何なのか?
「新世界」というと「新世界生物」が浮かびます。
魔族が言っていた「新世界の力を…」の後に続く言葉を予想するとしたら、「人間の中に新世界の力を使う者がいる」とかでしょうか…?
新世界生物は大地の毒が濃い場所で生まれるはずですが、人為的に生み出すこともできるのかもしれません。
トースマン王の現象に似ている?
謎が多い「新世界の力」ですが、その後魔族が突如狂暴化した現象は、トースマン王が急激にレベルが上がった時とよく似ています。
ヴァミリオ(決して、負けるような手強い相手ではなかった。なのになぜだ?この蛮族が変身した時、とても嫌な予感がした。この変身は蛮族の特殊能力なのだろうか?もしや…。いや、ここは毒のない綺麗な大地だ。この蛮族の力との因果関係は考えられない。だが…この胸騒ぎは何だ?まだ気持ちが落ち着かない…)
アニメ「Helck」10話「地図を求めて」
ヴァミリオはトースマン王と新世界生物に共通する何かを感じていたようです。
エリーユ国は綺麗な大地だったので、新世界生物との因果関係はないと結論づけていましたが、魔族が「新世界の力」とつぶやいたことで、「新世界の力を持つ何者かが人為的に新世界生物を生み出した」という新たな可能性が出てきたと思っています。
狂暴化するタイミングもあまりにできすぎていて、「魔族の恐ろしさを民に再認識させること」「覚醒した戦士たちのお披露目」を兼ねていたように思います。
魔王トールも狂暴化した?
クレスとトールが和睦しようとした時に、磔にされた魔族と同じく魔王トールが狂暴化したのではないでしょうか?
魔族「あの勇者みたいな人間…他にもいたんだな。頼む、アズドラ様に伝えてくれ。人間の中に新世界の力を…」
アニメ「Helck」15話「勇者の力」
磔にされた魔族は「クレスが和睦しようとした」「魔王トールが新世界の力を使われて狂暴化した」のを実際に見たからこそ、このセリフを言ったものと思われます。
新世界の力を持った人間とは誰なのか?
では、新世界の力を持つ者とは一体誰なのでしょうか?
魔族「アズドラ様に伝えてくれ。人間の中に新世界の力を…」
アニメ「Helck」15話「勇者の力」
磔にされていた魔族は魔王討伐の時に生け捕りにされた魔族たちです。
クレスとトールの戦いを見た生き証人でもあります。
魔族が言っていた「人間の中に」というのは、「魔王討伐隊の人間の中に」という意味になります。
クレスと共に魔王討伐に向かった者たちの中で、中心的役割を果たした人物が二人います。
ハンマン「クレスには重歩兵総隊長ゼルジオン、大賢者ミカロス、他にも戦闘に長けた戦士を何人も同行させ、更に砦には訓練された五千の兵を集めたと聞いた」
アニメ「Helck」14話「傭兵団」
それがゼルジオンとミカロスです。
魔王トールとの戦いでも、ゼルジオンとミカロスがクレスの後ろにいるのが描かれていましたね。
ゼルジオンはご存知のとおり翼の兵士になっているので、除外してもいいでしょう。
つまり新世界の力を持った人間とは、大賢者ミカロスということになります。
ミカロス「クレスは最後の力を振り絞り、魔王を倒してくれた。私たちの未来を守ってくれたのだ。絶対に死なせてはならない。今度も必ず私がクレスを救ってみせる…必ずだ」
ヘルク「よろしくお願いします」
アニメ「Helck」14話「傭兵団」
現在重傷を負い、原因不明の毒におかされているクレス。
かつて病気だったクレスをミカロスが助けたこともあり、ヘルクは全幅の信頼をもってクレスを託しました。
しかしミカロスが新世界の力を持っているとしたら、治療と称してろくでもないことをやっている可能性があります😱
ミカロス「あなたにこの状況を打開することは…不可能です」
アニメ「Helck」第2クールPV
ミカロスが本性を現して、ヘルクの前に立ちはだかる日も近いかもしれませんね。
王都の民は全員翼の兵士になる?
イスタ「もう1つ妙なことが。アスタは3つの町を回ったようですが、どこにも人間の姿がなかったとのことです。状況からして、つい最近まで普通に暮らしていたと考えられるのですが…」
アニメ「Helck」1話「勇者ヘルク」
人間の国に潜入したアスタによると、人間の国には無人の町が3つありました。
これは町の人間たちが翼の兵士になったことを意味しています。
過去編では、人間の国は覚醒した戦士を使って、魔族との戦いの道を歩んでいます。
この状況が加速すれば、王都の民が全て覚醒した戦士、つまり翼の兵士になるのではないでしょうか?
ただし貴族たちは平民を家畜同然に扱っているため、翼の兵士になるのは平民のみで、自分たちは安全圏にいようと考えるのではないかと思っています。
アズドラは何で弱っていた?
アズドラ「やれやれ…力が弱った今でも、僕のトラップはかなり危険だぞ」
アニメ「Helck」15話「勇者の力」
トール城でヘルクと鉢合わせした時、アズドラは弱っていたようです。
弱っていた理由は二つあると思われます。
アズドラ「ヘルク。僕はこの城の深層部に簡易結界を張った。しばらくは魔物の発生もやわらぐと思うが、油断しないでくれ」
アニメ「Helck」15話「勇者の力」
アズドラは魔物の発生をおさえるために城に簡易結界を張ったようです。
これがヘルクと会う前の話なら、結界を張ったことで弱っていたことが考えられます。
ヴァミリオ「お前はトール城の近くで致命傷を負った状態で発見された。つまりそこでヘルクと出会ったんだろ?」
アズドラ「正解。そう、あの日僕は深緑の契約書の生成を追え、時間ができたのでトール城を訪れたんだ」
アニメ「Helck」3話「未知の敵」
さらにアズドラは城に来る前に深緑の契約書を生成しています。
深緑の契約書とは、新魔王決定戦の時に使われたアズドラの秘術です。
秘術と言われるだけあって、体への負担も相当なものであることが予想されます。
アズドラはヘロヘロの状態でトール城にやってきたのです。
アズドラ働きすぎや…😱
アズドラのエールとは何だったのか?
ヘルク「少しすると、城から何とも言えない声が聞こえた。よく聞き取れなかったが、あれは間違いなくアズドラの声だった。今にして思えば、俺にエールを送ってくれていたのかもしれないな」
ヴァミリオ(いや、それ凡ミスの悲鳴だ)
アニメ「Helck」15話「勇者の力」
ヘルクと別れた後、アズドラは自分のトラップに引っかかるという凡ミスをおかしています。
ヘルクはそれを「エールを送ってくれた」と勘違いしているようですね🤣
アズドラ「それからが大変だった。床が崩れて落下するわ、魔物の群れに襲われるわ、砂嵐が発生するわ。で気がついた時はベッドの上だったよ」
ヴァミリオ「よく生還したな…」
アニメ「Helck」3話「未知の敵」
自分が仕掛けた罠を踏んでしまった後も散々だったようで、アズドラが生きて帰ってこれたのが不思議なくらいですw
アリシアの恋
ヘルク「アリシア。そのお店、一緒に行ってくれないか?」
アリシア「わ…私でいいの?」
ヘルク「頼む」
アリシア「そ、そう?じゃあ…行く?行こうか」
アニメ「Helck」15話「勇者の力」
パスタが最高に美味いお店はカップルに人気のようですね。
傭兵団の仲間たちはアリシアの気持ちに気づいて、二人きりになるようにセッティングしてくれたようです。
…ヘルクには全く通じていませんでしたがw
エディル「ハァ~…。何を怖気づいてるんですか?大丈夫ですって、頑張ってください!」
アニメ「Helck」15話「勇者の力」
ただ、エディルはヘルクがアリシアに告白すると思っていたので、ヘルクも無自覚なだけにアリシアのことが好きなんでしょうか?
クレスとシャルアミがいい雰囲気であることに気づいていたヘルクですが、自分のこととなると鈍感みたいです😓
それに反して、アリシアはヘルクが好きとはっきりと自覚しているようですね。
アリシアは傭兵団のリーダーとして「勇猛果敢な女性」というイメージが強かったので、今回見せた乙女のような表情は非常に可愛らしかったです。
ヘルクとアリシア、二人の恋の行方がどうなるのか気になりますね😊
あれ、でもアリシアって確か…。
翼の兵士になっちゃってるんですよね…😰
うっ、頭が…。
15話の感想
覚醒した戦士の台頭で束の間の平和が訪れているようですが、当然このままでは終わらなそうです。
ゼルジオン「ヘルク、頼む。力を貸してくれ」
人目を避けるようにやってきたゼルジオンは、ヘルクに助けを求めていました。
◤TVアニメ『#Helck』
— 『Helck』アニメ公式 (@Helck_anime) October 12, 2023
毎週火曜深夜 最速放送◢
第15話「勇者の力」
あらすじ&場面カットをご紹介⚔️
✅日本テレビ
10月17日(火)26:19~
※通常放送から50分遅れ
✅BS日テレ
10月18日(水)24:00~
✅AT-X
10月18日(水)23:30~
⬇️その他の放送・配信情報https://t.co/6jXlHYuYBB#ヘルク pic.twitter.com/bBBzBddDTR
そして公式のあらすじによると、ゼルジオンはクレスの親友という立ち位置です。
そうなると、ゼルジオンの用件はクレスに関する可能性が高そうですね。
人間の王や貴族たちはもちろんのこと、恩人であるはずのラファエドやミカロスも敵に回りそうで、ヘルクにとっては辛い展開になりそうです😖
そして1話へと話が繋がっていく過去編は非常に楽しく視聴しているのですが、唯一の不満としてはピウイの出番がないことですw
あの緊張感のないとぼけた顔が見れないと物足りないと感じてしまうのだから不思議ですよねw
それではここまで読んでいただきありがとうございます。
来週の考察でもお会いできると嬉しいです🤩
次回の更新は10月25日(水)の予定です。
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