アニメ「LAZARUS ラザロ」の第6話「HEAVEN IS A PLACE ON EARTH」の考察です。

大丈夫かなあ…。

彼らもラザロの一員だ。
子供扱いするのは良くないんじゃないか。
今回のエピソードでは、これまで寄せ集めだったラザロのメンバーたちの距離が少しずつ縮まっているのを感じました。
子供ながらに危険な潜入任務をこなすエレイナとリーランドを、クリスが心配するシーンには思わずニッコリです😊

きたぜ!!

そしてアクセルのの掛け声とともに、真実の塔へ全力疾走する大人たち。
あの瞬間、「お前ら可愛すぎるだろ…」と感じたのは私だけじゃないはず🤣
スキナーの一件が解決したら、彼らは一体どんな道をたどるのでしょうか?
チームラザロの今後も気になってきた6話でした😊
- スキナーは何故カルト教団を訪問した?
- ダグが持ってきた雑誌の内容を文字起こし
- 15年前の出来事まとめ
- スキナーはナーガがどうなったか確かめにきた?
- チームラザロの意外な共通点?
今回はスキナーが何故「真実の塔」を訪問したのか、雑誌の情報や過去の出来事を整理しながら解説していきたいと思います。
さらに、なぜラザロのメンバーはこの5人じゃないといけなかったのか?も予想してみましたので、是非最後までお付き合いください🎵
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「LAZARUS ラザロ」の6話のネタバレを含みます。
6話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
スキナーは何故カルト教団を訪問した?

ハーシュ「若くして次々と業績をあげている研究者のスキナー博士が、このコミューンを訪れその思想に感銘を受けた…とあるわ」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第6話「HEAVEN IS A PLACE ON EARTH」
15年前、スキナー博士はカルト宗教「真実の塔」を訪れています。
雑誌には「真実の塔の思想に感銘を受けた」と書かれていましたが、実際のところどうだったのでしょうか?
「ダグが持ってきた雑誌の内容」「15年前の出来事」を整理しながら、スキナーがコミューンを訪れた理由について解説していきたいと思います。
FOREDOOM MAGAZINEの内容
クリス「何これ?今どき紙の雑誌?」
ダグ「今から15年前のスピリチュアル系の雑誌だ」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第6話「HEAVEN IS A PLACE ON EARTH」
まずはダグが持ってきたスピリチュアル系の雑誌を文字起こしして、内容を確認してみました。
雑誌の表紙

現代に甦るスピリチュアリティの無限の神秘を探る
FOREDOOM MAGAZINE
第27号 | 2037年4月
MITの神童の軌跡:「真実の塔」を探し求めて
若き研究者が、新たなスピリチュアル運動の究極の教義に触れる
「MITの神童」というのが恐らく教祖であるビリーのこと。
「若き研究者が、新たなスピリチュアル運動の究極の教義に触れる」の部分がスキナーが訪問した時の記事の見出しになります。

いかにもスピリチュアル系といった題目がならんでいますね。
正直、怪しさしかありません🥺
実際の記事の内容

MITの神聖な学び舎において、デニース・スキナー博士ほど名前が知られている人物はほとんどいない。
若くして、その類まれな才能は彼の手がけるあらゆる分野で発揮され、彼の研究は現代テクノロジーの限界を押し広げ続けている。
イスタンブールに生まれ、幼少期の悲劇に心を刻まれたスキナー博士は、学問の旅をチューリッヒ工科大学の学び舎から、ケンブリッジ大学の量子生物学という険しい領域へと進めた。
だがその飽くなき知識欲の果てに、彼は思いもよらぬ寄り道をすることになる。
静寂に包まれた「真実の塔」の地は、近頃この若き天才を迎え入れた。
そこは目に見える世界を超えた深い洞察と、精神的な繋がりを求め、多くの者が訪れる聖地だ。
そしてスキナー博士もまたその例外ではなかった。
彼の身近な人物によれば、スキナー博士はこの塔の教義に深く心を動かされ、その思想に強い感銘を受けたという。
卓越した科学的知性と、新たに芽生えた精神世界への探求心—この興味深い融合は、スキナー博士の旅路が新たな段階へと進みつつあることを示しているのかもしれない。
そして、誰もが思わず問いかけずにはいられない。
理性の象徴であった彼は、いまや霊的叡智の世界へと舵を切ろうとしているのだろうか?と。
学術界での目覚ましい躍進と先駆的な研究に加え、スキナーの内省的な一面について語る者も多い。
分析的で理性的な外見の内側には、人生の本質を静かに思索し続ける瞑想的な魂が息づいているのだ。
彼の親しい友人たちは、科学と精神世界の交差点について語り合った夜の記憶を口にする。
それはまさに、彼の多面的な人格を物語るエピソードといえるだろう。
特集記事を読んで感じたのは、内容に信頼できる裏付けがほとんど見当たらないという点です。
登場するのは漠然とした表現ばかりで、学術的な根拠や具体的な研究成果も記載されていませんでした。
あくまでスピリチュアル寄りの雑誌の一記事として、参考程度にとどめておくのが良さそうですね😓

信憑性はかなり低そうです…😭
写真が残っている以上、スキナーが「真実の塔」を訪れたことは事実ですが、思想に感銘を受けたかどうかは疑わしいと言っていいでしょう。
15年前の出来事まとめ

ダグ「今から15年前、MITで人間のニューラルネットワークを模したAIが開発された」
クリス「ニューラル?」
ダグ「簡単に言うと、人間の脳神経をモデルにしたAIだ」
クリス「へえ…」
ダグ「脳のモデルになったのは、当時すでにアインシュタイン以来の天才と言われてたスキナー博士」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第6話「HEAVEN IS A PLACE ON EARTH」
ダグが断片的に語っていた15年前の出来事をまとめてみると、ナーガがどのようにして生まれ、誰がどうナーガに関わっていたのかを整理することができます。
ではさっそく15年前に何が起こったのかを時系列でまとめてみました。
- スキナーの脳神経をモデルにしたAIがMITで開発される
- 支配欲と承認欲求をプログラムしたAIがナーガとなった
- 当時MITの准教授だったビリーがナーガに心酔し、MITに無断でナーガを持ち出す
- ビリーがカルト宗教「真実の塔」を創設し、ナーガを神に祀り上げた
- スキナーが真実の塔のコミューンを訪れる
- 雑誌「FOREDOOM」が発行される(4月号)
作中の説明では、「MITでスキナーの脳神経をモデルにしたAIが開発された」と語られていましたが、スキナー自身はスイス連邦工科大学チューリッヒ校からケンブリッジ大学へとキャリアを歩んできた人物であり、MITの研究者というわけではありません。
となると、考えられるのは「スキナーが脳神経データを提供する形で開発チームに協力した」というパターンです。
スキナーの協力を得て、ビリー含めるMITの研究チームがAI開発を進めていたと考えるのが妥当でしょう。
このとき開発されたAIこそが、後にナーガと呼ばれる存在です。
スキナーはナーガがどうなったか確かめにきた?
もし自分の脳神経をモデルにしたAIが、勝手に持ち出されていたと知ったら、皆さんはどうしますか?
普通なら、「取り戻したい」と考えるのが自然ですよね。

私だったら、自分の脳神経を使ったAIがカルト教団に利用されていたら嫌です😂
即時回収、破壊します!
フンガー😡
スキナーも恐らく同じ気持ちだったでしょう。
だからこそナーガが教団でどんな形で利用されているのかを直接確かめるために、コミューンを訪れたのではないでしょうか?
スキナー「私はただ科学者として事実だけを述べているのです」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第2話「LIFE IN THE FAST LANE」
もし仮にスキナー自身が15年前の時点で教団の思想に傾倒していたとしたら、3年前の国連総会の発言にもスピリチュアルな内容が混ざっていたはずです。
しかし実際の国連総会におけるスキナーの発言は、一貫して科学者の立場を貫いたものでした。
これもスキナーが教団の思想に感銘を受けていたわけではなかったと考えられる理由の一つです。
つまりスキナーの訪問は自分の脳神経を盗用された状況確認のためであり、それがスピリチュアル系雑誌に美談のように記事として取り上げられてしまった…これが真相なのではないかと私は考えています😉
チームラザロの意外な共通点?

エレイナ「私…そこで育ったんで」
クリス「え?」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第6話「HEAVEN IS A PLACE ON EARTH」
6話では、エレイナが「真実の塔」のコミューンで育ったことが明らかになりました。
ここで気になるのが、1話でノースポート刑務所のアクセルを訪ねた時のハーシュのセリフです。
ハーシュ「あなたのことは何でも知ってるわ。出身地、経歴、病歴から靴のサイズまで」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第1話「GOODBYE CRUEL WORLD」
ハーシュはラザロの指揮官であり、犯罪者である彼らに接触しスカウトしています。
メンバーをスカウトする際には、対象のありとあらゆる情報を徹底的に調べ上げていたことが、このセリフからも分かります。
それならば当然、ハーシュはエレイナが「真実の塔」出身であることも把握していたはずです。
身体能力、頭脳、スキルと、さまざまな分野のエキスパートが選ばれたと思っていましたが、もしかすると「全員がスキナーと何らかの接点を持つ人物」という共通点で選ばれていた可能性もあるのでは?と思えてきました。
学生時代は物理学を専攻し、スキナー博士を尊敬していた。
アニメ「LAZARUS ラザロ」公式サイト キャラクター「ダグ」
ダグについても、公式サイトの情報からスキナーと関わっていた可能性は高そうですよね。
となると、アクセル・クリス・リーランドも、知らず知らずのうちにスキナーと接点を持っていた可能性があります。
もちろん、スキナー博士は世界的に有名な科学者なので、多少の接点があるのは不思議ではありません。
ただ現時点でその偶然がメンバーの2名にあてはまっているとなると、やはり選出方法に何らかの意図を感じます。
もし今後「彼らがどんな形でスキナーと関わってきたのか」が少しずつ明かされる展開があるとしたら…。
そう考えながらチームラザロの過去や言動を見ていくと、また違った楽しみ方ができるかもしれませんね😉
6話の感想

リーランド「何か改めて考えると、結構ひどい職場だなぁ」
チームラザロに加入した後の日々を思い出しながら、ブラックすぎる職場を嘆くリーランド。
ごめん、リーランド…PVを何度も見てる私は知ってるんだ…。
多分君は今後もひどい目に遭うと思う🤣
👇今後リーランドを襲う予定の悲劇👇


私達はラザロ。
ホワイト企業よ😉

う、ウソくさ~~~~い!!😂
以下はおまけです!
運命の1か月

アニメ「ラザロ」では、毎回ラストにタイムリミットが表示されます。
この情報と作中に登場する日付を照らし合わせると、運命の1か月が分かってきます。
- 10月10日:スキナーが犯行声明を動画にアップ
- 10月12日:チームラザロにアクセル加入(1話)
- 10月13日:8年前スキナーが購入した核シェルターへ向かう(2話)
- 10月15日:スキナーの祖母ビリンダを訪ねる(3話)
- 10月17日:サムが経営するクラブで一悶着(4話)
- 10月20日:デルタ製薬で偽の会見(5話)
- 10月24日:カルト教団「真実の塔」でAIが信者を殺そうとする(6話)
- 11月10日:人類運命の日
こうして並べてみると、運命の日がどんどん近づいてきてるのが伝わってきますね。
11月10日に何が起こるのかドキドキです🥺
43NFの意味は?

今回ナーガのメモリーをサルベージした時に表示された43NFという謎の文字列も気になりますね!
もしNFが「No Future」の略だったら、ちょっと怖いですね…。
これに関してはさすがに分かりませんでした😭
あなたは何だと感じましたか?
「私はこう思った!」みたいな意見も聞かせてくれると嬉しいです😍
それでは次回の考察でまたお会いしましょう🎵
次回の更新は4月19日(月)の予定です。
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