アニメ「LAZARUS ラザロ」の第8話「UNFOGETTABLE FIRE」の考察です。

アクセル「お前の過去とかそんなの関係ねえよ。今のお前を助けに来たんだ」

こんなん惚れてまうやろー!😍
クリスの過去が明らかになったことで、チームラザロの絆がますます強くなったのを感じた方も多いのではないでしょうか?
今後起こりうる怒涛の展開の中で、彼らの絆がどのように試されるのか気になるところですね😍
- ハーシュの発言から分かること
- スキナー以外の何者かがハプナに手を加えた
- 犯行声明は真っ赤な嘘?
- ハプナが危険な薬であることには変わりない
- 国ぐるみの隠蔽があったことを示唆?
- おまけ1:クリスとインガは恋人同士?
- おまけ2:潜入の際アクセルが使った装置は何?
今回注目するのはハーシュのセリフです。
彼女の証言によれば、スキナー博士はハプナ完成目前に失踪し、戻ってきた頃には誰もその構造を理解できないものになっていたといいます。
しかしそうなると、色々とおかしな点が出てくるんです。
その矛盾を軸に、国ぐるみの隠蔽工作の可能性まで掘り下げてみたいと思います😎
さらに、おまけでクリスとインガの関係性やアクセルが潜入に使った装置についても触れています。
気になった方は是非最後までご覧ください🎵
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「LAZARUS ラザロ」の8話のネタバレを含みます。
8話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
ハーシュの発言から分かること

ハーシュ「確かに私はハーグでスキナーの同僚だった。ハプナの研究にも携わったわ。でもその完成を目前にして彼は姿を消した。私にも、他の同僚にも、何も言わずに消えてしまった…。私は…失意のうちに研究所を辞めた。そして3年後に彼が戻ってきた時、ハプナは世界を滅ぼす薬に変わっていた。私たちにはその構造を理解することすらできなかった」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第8話「UNFOGETTABLE FIRE」
これまで「ハプナはスキナーが開発した薬」とされてきました。
しかし実際には、ハプナ完成直前にスキナーは姿を消していたことが判明します😲
そしてスキナーの犯行声明後、ハプナはハーシュには理解不能な構造に変わっていたようです。
つまり、ハプナ完成の直前に失踪したスキナー自身も、今のハプナが「3年後に死ぬ副作用」を持つ薬だと知らないことになります。
- スキナー達はハプナをハーグ研究所で開発していた
- 2049年
国連総会でのスピーチ(北極の氷が全て消失するとスキナーが警告)
ハプナ完成寸前でスキナーが失踪する
ハプナが発売される - 2052年
スキナーの犯行声明が動画サイトでアップされる
スキナー失踪後、何者かがハプナを完成させた

スキナーが失踪した以上、スキナー以外の何者かがハプナを完成させたということになります。
「天才の作りし芸術品」「私たちにはその構造を理解することすらできなかった」という発言から、当初ハーシュ達が研究していたものとは、まったく別の構造に変わっていた可能性が高いです。
スキナーはアインシュタイン以来の天才と言われ、ノーベル賞を三度受賞したほどの人物です。
そのスキナーを失った状態でどうやってハプナを完成させたのか、非常に気になりますね😓

もしかするとスキナー並の天才が存在したのか、あるいはナーガのようにスキナーの脳をモデルにしたAIがハプナを完成させたのかもしれません…。
- スキナー並の天才
- スキナーの脳をモデルにしたAI
スキナー自身(失踪したとみせて、実は拉致監禁され改良ハプナを作らされた)
スキナーが拉致監禁されてハプナを作らされたパターンも考えましたが、もしそうなら犯行声明で全世界を混乱に陥れる前に、「私は無理矢理ハプナを作らされた被害者だ」といった告発があるはずだと考えたので除外しました😅
犯行声明は真っ赤な嘘?

スキナー「私が開発したハプナは実はただの鎮痛剤ではない。それは体内に留まり続け服用から3年後に突然変異し人を死に至らしめる。それを中和することも、排出することも不可能だ」
(中略)
スキナー「今から30日後に最初の死者が出るだろう。そして私は特効薬を手にしている。あと30日、それまでに私の居場所を見つけ出せば、人類は生き延びられる」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第1話「GOODBYE CRUEL WORLD」
ハーシュの発言を振り返ると、スキナーの犯行声明が矛盾だらけであることが分かります。
ハプナの完成形は開発に携わっていたハーシュたちにも理解不能なものでした。
ならば、完成目前に失踪したスキナーもハプナの完成形を知らないため、副作用や特効薬のことを知っているはずがありません。
つまりスキナーの犯行声明は捏造されたものということになります。
ハプナが危険な薬であることには変わりない

ただしハーシュの発言や実際のデータから、たとえ犯行声明がディープフェイクだったとしても、ハプナが解析不能な危険な薬であることは間違いありません。
実際に臨床試験で猿が死亡しており、服用から3年後に発症する副作用が存在する可能性は非常に高いです。
国ぐるみの隠蔽の可能性も?
スキナーなしでハプナを完成させることも、スキナーが開発したということにしてハプナを販売することも、到底個人の手に負える規模ではありません。
犯行声明そのものが、スキナー一人に責任を負わせるための工作だった可能性もあります。
チームラザロは今後もスキナーを追いますが、決してスキナーは悪ではない、そんな気がしますね。
おまけ1:クリスとインガは恋人同士だった?

インガが呼んでいた「サシェンカ」というのは、クリスの本名・アレクサンドラの愛称。
実はアレクサンドラの愛称はいくつかありますが、ロシア語では「サーシャ」が最も一般的です。
しかし「サシェンカ」という愛称は、より親密な間柄で使われ、特に「親しい人」「子ども」「恋人」「家族」などに呼びかける際の愛称です。
インガ「あなたのせいよ。あなたのせいで誰も愛せなくなった」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第8話「UNFORGETTABLE FIRE」
インガのこのセリフからも、二人が恋人関係であることを匂わせていますね。
クリス「なかには失恋の痛みに効くって人もいて」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第3話「LONG WAY FROM HOME」
クリスが事故に遭ったのも、ハプナが発売されたのも、3年前のことです。
クリスが真っ先にハプナに飛びついたこと、そして「失恋」という言葉やインガとの関係性から、二人は恋人同士だったのではないかと考えられます。
おまけ2:潜入の際アクセルが使った装置は何?

ロシアの特殊工作員たちに拉致されたクリスを救うため、アクセルたちは北極海にある廃棄された油田に向かいました。
その際、アクセルは装置を使って海中を高速移動しています。
この装置はDPV(Diver Propulsion Vehicle)です。
簡単に言うと、水中でダイバーの移動を助ける小型の推進装置で、レジャー用の「水中スクーター」みたいなものですね。
さらにクライマックスでは、海に飛び込んだアクセルとクリスが、落下物が降り注ぐ中で絶体絶命の状況に。

そこへ偶然沈んできたのが、あのDPVです!
潜入だけじゃなく、脱出の決め手にもなった装置だったんですね🎵


待ち構えていたダグとリーランドのボートのもとへ勢いよく飛び出すシーンがかっこよかったです😍
9話の感想

ハーグ研究所のメンバー、何かアベルやリズに似た人がいたような気がするんですが、気のせいですかね…🤤
ただ、研究員のリストは一通り見たんですが、そこにアベルとリズの名前は見当たりませんでした。
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さて現在8話まで終わりましたが、次回以降が不穏な気配なんですよね。
アクセル「別働隊?要するにいつでも切り捨てられる部隊ってことだろ」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第8話「UNFORGETTABLE FIRE」
ラザロはいつでも切り捨てられる存在だと改めて突きつけられました。

アベル「それにこちらが動いていることを知れば、彼らは証拠隠滅に動くだろう。迅速かつ秘密裏にことを進めねばならん」
ハーシュ「分かっています」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第1話「GOODBYE CRUEL WORLD」
こうなると今回のクリス救出は、命令違反とまではいかなくても、派手に任務外行動を取ったことがラザロの立場を悪くする可能性があります。
最悪、証拠隠滅を目論む存在に狙われることも…?😱
そんな不安がよぎるのには2つの理由があるんです。

1つ目は、次回のサブタイトルが「DEATH ON TWO LEGS」であること。
これはクィーンの楽曲で、かつての信頼していた人物に裏切られた怒りをぶつけた痛烈な告発ソングなんですよね。
信頼を踏みにじられた怒りと憎しみを、激しいサウンドで叩きつけた楽曲です。
このサブタイトルが付いた回が、穏やかに済むはずがない!🤣
2つ目は、9話から怒涛の展開だと渡辺監督が仰っていること。
特に後半、9話以降は怒涛の展開が待っているんで、ぜひ楽しみにしてください。
渡辺信一郎の監督最新作は『カウボーイビバップ』の再来なのか?「それで宣伝になるならいいか(笑)」より引用

もうこんなの、9話でとんでもないことが起こるの確定じゃないですかー!
とはいえ、どんなピンチに直面しようとも、チームラザロがただ黙ってやられるわけありません。
(むしろ、アクセルは喜びそうw)
来週からの展開も非常に楽しみです🎵
回収されていない伏線を一覧にしてみた
怒涛の展開が始まる前に、現時点で回収されていない伏線を挙げてみますね。
- ダグだけハプナの発売を「4年前」と言っている
- アクセルがかけている天使のお守り
- リーランドが花を手向けていた墓の故人
- アベルの部屋にあった写真立ての人物
- ハプナではない錠剤
- ビリンダとスキナーの自宅にあったチューリップ
ダグだけハプナの発売を「4年前」と言っている

ダグ「事の発端はおよそ4年前に遡る。この年、アインシュタイン以来の天才と呼ばれたスキナー博士が開発し、奇跡の鎮痛剤と呼ばれたハプナが発売された」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第1話「GOODBYE CRUEL WORLD」
1話のダグの独白によると、ハプナ発売は4年前。
しかしその後のエレイナやリーランドの独白では二人とも3年前って言ってるんですよね。
そして今回のハーシュの話からもハプナの発売は3年前です。
ダグの勘違いなんでしょうか…?
アクセルがかけている天使のお守り

これがあると死なないらしい、眉唾物のアクセサリーです。
バビロニア・シティのシンボルである天使をかたどっているというところもポイントが高いです😍
リーランドが花を手向けていた墓の故人

リーランドが花を手向けていたのは誰なのかは気になります。
アベルの部屋にあった写真立ての人物

そしてアベルの部屋にあった写真立ての人物の一人がリーランドに似てることも注目すべきポイントです。
ハプナではない錠剤

スキナーの自宅にあった謎の錠剤。
うっすら数字の5が見えますが、5㎎錠ってことかな…?

ちなみにハプナは白の錠剤で、表面にHの刻印があります。
ビリンダの家にあったチューリップ

リーランド「あれ?何かこの花見覚えが…」
ビリンダ「あぁ、それはあの子が持ってきてくれたんだ。珍しいチューリップで、めったに咲かないらしいんだけどね」
アニメ「LAZARUS ラザロ」第3話「LONG WAY FROM HOME」
ビリンダとスキナーの自宅にもあったチューリップも気になりますね。
特効薬の成分とかなんでしょうか?
ハプナやスキナーのこと以外にも、これだけ明かされていない謎があるので、残り5話でどれだけ回収されるのか楽しみです😍

そして5話以降音沙汰がないポップコーンウィザード(₌リン)が気になります。
この子が敵か味方かで、だいぶ話が変わってくるんだけどな~!🤣
次回の更新は6月2日(月)の予定です。
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