鬼心仏刀はギリギリ実践可能!?
アニメ「逃げ上手の若君」の第9話「わたしの仏様」の考察です。
弧次郎「地獄で鬼に触れ回れ。我らが主君は北条時行。鎌倉殿の正統の世継ぎであられると!」
いや、弧次郎の宣言がカッコよかったですね〜!
敵相手に時行の名を出したのはこれが初めてではないでしょうか?
今後は「諏訪大社の長寿丸=時行」とバレて一悶着‥という展開もありえそうです!
地獄耳の俺がいるからな😉
今回は前回いいところで終わってしまった鬼心仏刀の技をじっくり見ていきます。
そして時継のことを調べてみたら、とんでもないことが判明したので解説します。
おまけでは、今まで登場した鬼を画像付きで一覧にしました。
よろしかったら最後まで見ていってくださいね🎵
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「逃げ上手の若君」の9話のネタバレを含みます。
9話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
鬼心仏刀の手順
一週間待った鬼心仏刀が早すぎてよく分からなかった人のための解説です。
まず大きく4つのステップに分けました!
一対一じゃないと使えない技なので注意してくださいね😉
①こちらが基本姿勢になります。
②じっくり相手の太刀筋を見て…。
③上半身を左に捻ります。
この時刀を持つ手が力んでいない方が、自然に刀を下ろすことができます。
④斬る!
右に引きながら逃げると、鎧武者の弱点である内小手を斬ることができます!
あとは相手が失血死するまで逃げるだけ🎵
ギリギリ実践できそうなレベルっていうのが面白いですね😚
か〇はめ波が出せない子供時代を送ったそこのあなたも、鬼心仏刀ならワンチャンいけるかもしれませんぞ!
毒気を抜かれた瘴奸
無邪気に逃げ回る時行の中に、瘴奸は仏の姿を見たようです。
騙されるな、瘴奸!
若様はただ逃げることに興奮を覚えるド変態なだけだぞ!😱
元々瘴奸はとある領主の次男坊だったのが、領地を相続できずに悪党になったようですね。
武士たらんと領地を奪ううちに、奪うことが目的になってしまいました。
乱世では瘴奸みたいな人がたくさんいたんでしょうね。
それだけに、忠節を重んじ優しい心を持つ人間が輝いて見える、そんな時代だったのではないでしょうか。
頼重の子・時継はどんな人?
今回、頼重の子供が登場しましたね!
時継がどんな活躍をしたのかさっそく調べてみたのですが、とんでもないことが起こりました。
以下、調査結果をご覧ください。
同七月の初。信濃国諏方の上の宮の祝安芸守時継が父、三河入道照雲滋野の一族等、高時の次男勝寿丸を、相模次郎と号しけるを大将として、国中を靡かす由、
(現代語訳)1335年7月初め、信濃国諏訪の上社の大祝である諏訪時継と、その父である諏訪頼重、そして滋野一族らが、高時の次男である時行を大将として、国中を味方につけようとしていると報告がありました。
『梅松論』上
これは『梅松論』の中先代の乱について書かれている箇所です。
時継さんは、諏訪大社の大祝だったようですね。
安芸守は受領名で、実際に安芸国を治めていたわけではありません。
*受領名とは朝廷から与えられるもので、今でいうブランドのようなもの。
受領名を授かることで、特権的立場を手に入れることができました。
そして次です!
右、朝敵相模次郎并信州諏方三河入道照雲・同子息安芸権守時継以下凶徒等蜂起之間、去七月十三日、親宗最前馳参守護御方、属小笠原信濃守貞宗手、
(現代語訳)朝敵である北条時行、信濃国の諏訪頼重、その子息の安芸守時継、以下の反乱軍が蜂起した際、去る7月13日に、親宗はいち早く守護方に馳せ参じ、小笠原信濃守貞宗の配下に属しました。
『市河文書』市河親宗軍忠状
これは『市河文書』における中先代の乱の記述ですね。
中先代の乱の際に、市河親宗がいち早く馳せ参じたという軍功報告書の中に時継の名前があります。
市河親宗は俺の一族だぞ!
次ィイ!
暦応三年戌寅、相模次郎殿六月廿四日、信濃国伊那郡被楯籠大徳王寺城、当大祝頼継父祖忠節難忘而、同心馳籠
(現代語訳)1340年6月24日に、北条時行が信濃国伊那郡の大徳王寺城に立てこもった。当時の諏訪大社大祝である頼継は、父祖の代からの忠節を忘れがたく、時行に協力して馳せ参じて籠城しました。
『守矢貞実手記』
守矢家で伝えてきた『守矢文書』からの引用です。
1340年に時行が大徳王寺城で二度目の挙兵をした時に、頼重の孫である頼継が協力した時のことを書いています。
ここにある父祖というのは、私(頼重)と時継のことですね!
二人とも北条家への忠誠が高かったことが分かります😍
ただ『守矢文書』に関しては、信憑性があるかが疑問視されているようです。
で、他には?
(小声)…ありません。
え?
だから、
時継の史料が全然なかったんですよ!!😭
えっ、私の息子、目立たなすぎ…?
頼重や頼継とセットで名前が出てくるだけで、個人で何をやったのか分かりませんでした😓
父のアクが強すぎるせいですか?😭
と、時継!?
父に向かって何ていうことを!💦
頼重さん、後光をOFFにしてから言おうか?🤣
南北朝鬼ごっこ一覧
テロップと共に現れる強敵を、画像付きでまとめました!
2話に登場した鬼も記載しているので、「こんな鬼いたっけな~」と懐かしく思っていただければ嬉しいです😚
9話の感想
頼重の子が出てきた!😍ということで、ウッキウキで調べてみたら何も出てこなかった…というお話だったんですが、いかがだったでしょうか?
これはお叱りを受けそうな内容🤣
とはいえ、何も出てこない人物なら、フィクションの世界では好き勝手に動かせるということで、逃げ若の世界では未知数の人物になるかもしれませんね😉
さて、今回の毒気を抜かれた瘴奸を見て、尊氏も何とかできそうな気がしてきました。
三度の鎌倉奪還を果たすものの長くは続かず、最終的に捕縛されて死亡というのが時行の運命です。
護良親王「帝!その者だけは中に入れてはなりませぬ!人ではない何かが蠢いている。帝!」
アニメ「逃げ上手の若君」6話「盗め綸旨、小笠原館の夜」
人ならざるものが尊氏を天下人に押し上げたのなら、それをどうにかできれば、尊氏を「ただの人」に戻せるのではないでしょうか?😉
南北朝鬼ごっこのラスボスともいえる尊氏の鬼が何なのか、どんな能力を持っているのかは全貌が分かりません。
護良親王の味方があっさり尊氏に寝返っているところを見ると、集団魅了に近い能力じゃないかと思うんですが…。
諏訪の地で牙を研ぎつつ、郎党が一丸となって尊氏に対抗する力を身につけていってほしいですね😍
逃若党と征蟻党の戦力を比較してみた
こちらは二つの郎党の戦力を比較した図です。
面白いのは、時行が一対一ならかなり強いということ、吹雪が空腹時には役立たずになりそうということでしょうかw
単純に戦闘力を数値化できるものではなく、能力をうまく活かせば強いという結果になったのが面白かったです😚
ちなみに「お米食べても大丈夫」と雫に言われた吹雪が「極楽かね!?」と言ってましたが、この時代の庶民は白米なんて食べられないので、本当に極楽なんだと思いますw
\\次週の #逃げ上手の若君 は…//
— TVアニメ『逃げ上手の若君』 (@nigewaka_anime) August 31, 2024
幕間(1333年-1334年)
꧁ 「歴史」をお届け ꧂
諏訪頼重(声:#中村悠一)の
新録ナレーションとともに
第一回~第九回を振り返ります🏃
全国30局にて9/7 ㈯23:30より放送🎲
✿詳細はこちらhttps://t.co/gObEatUCo3 pic.twitter.com/WDMzzBNysq
来週は総集編ですが、ナレーションが頼重さんということで期待しています。
どんなパワーワードが飛び出すのか楽しみです😍
楽しみにしていてください🎵
「逃げ上手の若君」幕間「歴史」はこちらからご覧になれます👇
10話の考察はこちら👇
コメント