シュウジはシャアを殺さない
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」の第11話「アルファ殺したち」の考察です。
いや、とんでもない情報量の回でしたね!
帰ってきた赤い彗星、リミッターが外れたジークアクス、そしてついに目覚めたシャロンの薔薇のララァと、頭がパンクしそうでした😂

そして何といっても、最後に現れた白いモビルスーツに大興奮した方も多いのではないでしょうか?😍

やっぱり初代ガンダムは最高にカッコいい!!
今回はそれぞれのキャラクターの思惑を人物相関図で整理しながら、白いモビルスーツの目的について解説していきます!
- それぞれの思惑を整理する
- ララァはシャアを守るためにジークアクス世界を作った
- シャアはララァを消滅させて宇宙の歪みをただす
- マチュはララァを守りたい
- シュウジはジークアクス世界を終わらせるために向こう側からやってきた
- 白いモビルスーツのパイロットは誰なのか?
- マチュは本物のニュータイプ?
なぜ向こう側から白いモビルスーツが現れたのか?
これまでの世界と同じく、またもやシャアは殺されてしまうのか?
いいえ、ここではマチュという本物のニュータイプが新たな時代を切り拓く説を推していきたいと思います!
気になった方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね😆
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」の11話のネタバレを含みます。
11話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
それぞれの思惑を整理する

ここでは11話におけるそれぞれの立ち位置を再確認します。
マチュ、シャア、シュウジそれぞれの目的が微妙に違っているため、図で整理しながら解説していきます。
ジークアクスの世界は、ララァがシャアを守るために作った世界

シュウジ「僕は…向こう側からやって来た。彼女が作ったこの世界を終わらせるために」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第11話「アルファ殺したち」
ジークアクスの世界は別宇宙のララァがシャアを守るために作った世界であることが判明しました!
ララァ「私は夢の中で何度も赤い士官服の彼と出会うわ。何度も何度もめぐりあい…だけど…何度やり直しても、いつも白いモビルスーツが彼を殺してしまう。私は…大切な人を守ることができないのよ」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第9話「シャロンの薔薇」
そしてカバスの館にいたララァの夢によると、世界は何度もループしていることが分かります。

シャア絶対殺すマンのせいですね😅

そしてジークアクス世界では、シャアとアルテイシアの戦いをララァが戦いを止めたことをきっかけに、ゼクノヴァという新たな悲劇を生むことになってしまいました。
シャアはララァを消滅させて宇宙の歪みを正したい

シャア「やはり彼女には、この世界から消えてもらわなければならない。このイオマグヌッソはそのために建造されたのだから」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第11話「アルファ殺したち」
赤いガンダムとシャロンの薔薇にはそれぞれアルファ型サイコミュが搭載されています。
本来一つしか存在しないはずのアルファ型サイコミュが二つ存在することで、薔薇が目覚めたタイミングでゼクノヴァが起きています。
これは別宇宙の存在であるララァが原因で、ジークアクスの世界と別宇宙が一時的に繋がっている現象といえるでしょう。
シャアはララァが自分を守るために何度も世界を繰り返していることを知ったうえで、宇宙の歪みをただすべくララァを消滅させようとしています。
シャロンの薔薇の内部は時間凍結状態で干渉できないため、イオマグヌッソでシャロンの薔薇ごと別宇宙へ消すつもりのようですね😓
マチュはララァを守りたい

マチュ「ララァは私が守る!シュウジの大切な人なんだから!」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第11話「アルファ殺したち」
マチュの目的はいたってシンプルで、シャロンの薔薇で眠るララァを救うことです。
ララァがシュウジの大切な人だから、というのもマチュらしいですよね😊

ララァが死ねばシュウジの隣は自分のもの、とか考えないのが好感度高い⤴
シュウジはジークアクス世界を終わらせるためにやってきた

シュウジ「僕はただ、彼女に傷ついてほしくないだけなんだ」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第11話「アルファ殺したち」
シュウジにとって、ララァはとても大切な人です。
何度も世界をやり直し、シャアを守れないたびに傷つくララァを見ていられなくなったのでしょうか。
シュウジはこの世界を終わらせるために別宇宙からやってきました。
思い返してみると、ジークアクス世界はこれまで繰り返された世界とは全く違う道を歩んでいます。

こういった違いが生まれた理由として、シュウジが別宇宙からやってきたからと考えれば辻褄が合います。
シャアが死なないように、そしてララァが戦いに巻き込まれないように、シュウジが介入したと考えるのが自然ですね。
シュウジの介入によってジークアクス世界が生まれ、これまで誰も辿りつけなかった結末へ向かおうとしています。
白いモビルスーツのパイロットは誰なのか?

この白いモビルスーツの正体は、「機動戦士ガンダム」に登場するガンダム(RX-78-2)です。

このフォルム…。
溢れる強者感がたまんない…🤤
このガンダムは逆向きのゼクノヴァによって別宇宙からやってきました。
これまでのゼクノヴァは、ジークアクス世界の質量エネルギーが別宇宙へ流出していたが、11話で起こったゼクノヴァは、別宇宙からの質量エネルギーがジークアクス世界に流れてきた。
ガンダムのパイロットの候補は二人です。
- アムロ(「機動戦士ガンダム」主人公で、ガンダムのパイロット)
- シュウジ
もしアムロなら、これまでの世界どおり「白いモビルスーツが彼を殺してしまう」ため、シャアの生存は絶望的です。
しかしジークアクスの世界はこれまでの世界と大きく違っています。
よって、ガンダムのパイロットはシュウジであると考えていいでしょう。
シュウジはシャアを殺さない

もしパイロットがシュウジの場合、シュウジがシャアを殺すことはないと思っています。
シュウジはララァのためにシャアを守っているからです。
そのことは11話のシュウジの行動を見ても分かります。

キシリア「この計画を実行するには、シャロンの薔薇と赤いガンダムが必要であったが、私は既に代わりのガンダム・フレドとそのパイロットを手に入れた。もはや貴様がいなくとも、私は構わぬのだ。シャア」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第11話「アルファ殺したち」
実体のないシュウジがマチュを導いた先はシャアの元でした。
この時のシャアはキシリアに殺される寸前で、マチュが落ちてこなければ、シャアはキシリアに殺されていたでしょう。

その後もシュウジはマチュとシャアの争いを止めています。
シュウジがララァが傷つかないようシャアを守っているとしたら、シュウジが乗るガンダムはシャアを殺しに来たわけではないことが分かります。
しかしシュウジの目的が「この世界を終わらせる」ことであることは間違いありません。
では、「世界を終わらせる」というのは、一体どういう意味なのでしょうか?
それはジークアクス世界が消えて何もかもなかったことになるわけではありません。
そこには、マチュという本物のニュータイプの存在が鍵になってきます。
マチュは本物のニュータイプ?

ジークアクスでは、マチュのことを「本物」と表現するシーンが何度かあります。
アンキー「あの子は間合いが分かってるんだ。本物かもしれない」
ナブ「本物?何のですか?」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第3話「クランバトルのマチュ」
ニャアン「マチュは、本物だから」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第8話「月に墜(堕)ちる」
この本物というのが何を指すのか、今までピンとこなかったんですが、今回のコモリのセリフではっきりしました。

シムス「中佐はキシリア様を排除しようとしているのです。来たるべきニュータイプの時代のために」
ラシット「排除だと?何を言ってるんだ、こいつは」
コモリ「シムス大尉。本物のニュータイプなら、そんなことはしないよ」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第11話「アルファ殺したち」
コモリの「そんなことはしない」というのは、殺したりしないという意味です。
そう、マチュはニュータイプでありながら、今まで一度も人を殺していません。
これまでのニュータイプたちは、その卓越した洞察力と空間認識能力の高さゆえに、モビルスーツのパイロットとして戦争の道具にされてきました。
戦場での圧倒的な適性を理由に、人を殺すことを強いられ、ニュータイプ同士が戦わされることさえ珍しくありません。

第7話では、人為的にニュータイプ能力を引き出された強化人間まで登場しましたね。
シャア「私は洞察に満ちた優しさを持つ者をニュータイプだと理解しています」
アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第4話「魔女の戦争」
しかし思いきりのいい行動力とは裏腹に、マチュは決して一線を超えることはありませんでした。
マチュが「本物」と呼ばれるのは、戦いに巻き込まれながらも決して他人を傷つけず、全力で走ってきたからでしょう。
マチュなら、きっとニュータイプの宿命を超えて、新しい時代を切り拓いてくれる。
そんな気がしてきませんか?😍
最終話では、ジークアクス世界の終焉ではなく、マチュとシュウジの協力でララァが解放され、新たなニュータイプの時代が幕を開ける…そんなハッピーエンドになるのではないかと予想します!😆
11話の感想

白いガンダムの登場で、シュウジやアムロがラスボスになる恐怖展開も考えましたが、マチュが一度も人を殺していない新時代のニュータイプと気づいて、全てが丸く収まるハッピーエンドを予想してみましたが、いかがだったでしょうか?
このジークアクスという作品はニュータイプの本質を問うものではないかと思っています。
そうなると、思い出の初代ガンダムが世界の敵となるよりも、二つの世界の人とガンダムが手をとりあって新たなニュータイプの世界を切り拓く方がいいじゃないですか🎵
最終回はこうかな?なんて予想してる時間が一番楽しいですからね。
こんな展開になりそう!というご意見があれば、ぜひコメントで教えてください😉

とはいえ、どんな展開でも受け入れる準備はできております。
マチュたちの結末を見届けよう!

個人的には、娘がテロリスト認定されて眠れぬ夜を過ごしているであろうタマキを救済してほしいです…🥺
以下、小ネタです~。
VSニャアンで見るマチュの成長

後ろに目があるかのように攻撃をかわしてみせるマチュですが、実はもっとすごいことがあります。

この時のマチュはマニュアル操作で戦っていたんです🤩
オメガ・サイコミュ制御になると、INOPERATIVEがACTIVEに切り替わります。
オメガ・サイコミュに頼らずにあの神がかりな動き、マチュの成長を感じますね!
残された謎たち

ここでは、まだ明かされていない謎をまとめてみました。
- 第二次ソロモン会戦のゼクノヴァで消えたシャアは今まで何をしていた?
- シャアとシュウジはどこで出会った?
- シュウジとララァの関係って何?
- シュウジはどうやって別宇宙からジークアクス世界にやってきたの?
- ニャアンがディアブロってどういう意味だったの?イオマグヌッソ動かす鍵だから?
他にも「機動戦士ガンダム」に登場した人たちがジークアクス世界ではどうなっているのかなど、多くは明かされていないのが気になりますが、1クールなのでしょうがない部分もありますよね😅
没になった人物相関図

最初に作ってボツになった人物相関図も置いておきます😅
11話の情報量が膨大すぎたので、どう図でまとめるか…と試行錯誤していたのですが、こちらは人物に焦点をあてたものになります。
さらにララァの「いつも白いモビルスーツが彼を殺してしまう」を載せることで、白いモビルスーツに乗ったシュウジがラスボスになる展開まで考えたのですが、シュウジの行動はどう見てもシャアを守っていたので、人物相関図から書き直すことになりました。
実際に記事になった人物相関図と比べてどうでしょう?
皆さんが情報を整理できる仕上がりになっているといいな~。
さて、ここまで読んでいただきありがとうございます。
とうとう残り1話になってしまいましたね。
12話で終わるんかな~と毎度のように不安になっていたのですが、圧倒的ラスボスの初代ガンダムが現れて気分は最高潮です🤩
一体どんな最終回を迎えるのかドキドキですね🎵
では次回の考察でお会いしましょう!
次回の更新は6月25日(水)の予定です。
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