未回収の伏線を一覧にしています!
アニメ「Helck」23話「選んだ道」の考察です。
ヴァミリオ「なのに何故だ…。私はこれほど信じてるのに…信頼しているのに…」
ヴァミリオは漠然とした不安に駆られているようですね。
ヴァミリオが感じている「嫌な感覚」とは一体何なのでしょうか?
今回は最終回目前ということで、まだ分かっていない部分についてもまとめています!
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「Helck」23話のネタバレを含みます。
23話をご視聴の後で読んでいただけると、より楽しめます。
ヴァミリオの不安の正体は何なのか?
ヴァミリオ(何を不安がっているんだ…。大丈夫だ、ヘルクならきっと、大丈夫…大丈夫、大丈夫)
アニメ「Helck」23話「選んだ道」
こちらが心配になるくらい、「大丈夫」と繰り返していますね😓
ヴァミリオの「嫌な感覚」について、二つ仮説を立てて解説しています。
ヘルクが暴走するという「不安」
ヘルクがアリシアを殺す、もしくはラファエドがヴァミリオを殺した場合、ヘルクが自らの強大な力に支配されてしまうかもしれないという不安です。
「大丈夫だ」と繰り返していながらも嫌な感覚が消えないのは、心のどこかでヘルクが暴走する可能性を捨てきれていないからということになります。
ヘルク「行こうか」
ヴァミリオ(バカ…私が背中を押されてどうする…)
「よし」
(ヘルクは絶対に大丈夫だ!)
アニメ「Helck」23話「選んだ道」
ただしヘルクの人間を滅ぼすという覚悟は本物ですし、ヴァミリオもヘルクのことを信じているように思います。
ヘルクの大切な人たちを殺していいのか?という「迷い」
ヴァミリオ(ヘルクの中にはもう、私たちや他の種族がいるんだ。ヘルクが戦う理由には、私たちを守るということも含まれているんだ)
アニメ「Helck」19話「帝国四天王ヴァミリオ」
ヘルクはヴァミリオと旅をする中で、帝国の民であるヴァミリオはもちろん、この世界に生きるさまざまな種族との交流を深めてきました。
ヘルクの覚悟が本物であるならば、人間を滅ぼすという本懐を遂げるまで、ヘルクは決して諦めることはないでしょう。
しかし、それは希望のない未来への過酷な道のりです。
人間を滅ぼすということは、当然翼の兵士となったアリシアを殺す必要があります。
全ての人間が翼の兵士になったあの日、アリシアはヘルクに殺されることを望んでいました。
しかしヘルクはどうしてもアリシアを殺すことができませんでした。
ヘルクにとってどれだけアリシアが大切な人だったか、大切な仲間を救えなかったヘルクがどれほど無念だったか、ヴァミリオは分かっているはずです。
ヘルクは再びアリシアを殺す選択を迫られています。
そしてアリシアとの約束がある以上、ヘルクは笑顔でいなければなりません。
ミカロス「大丈夫ですよ。解呪しないかぎり、王の意思によって暴走はしませんから」
アニメ「Helck」23話「選んだ道」
さらにミカロスには解呪という切り札があります。
その気になれば、ヘルクの目の前でアリシアを暴走させられる状態です。
ヘルクを苦しめる方法がいくらでも浮かんでしまう自分が嫌になります…😭
ヴァミリオ「私はお前の負担を軽くしてやれる。それを絶対に忘れるな!」
アニメ「Helck」23話「選んだ道」
ヘルクの負担を軽くしてやるだけではダメなのではないか?
ヘルクが苦しまない方法が他にあるのではないか?
という迷いから、嫌な感覚が消えないということになります。
ウルム城での出来事おさらい
新魔王決定戦の決勝戦は「ウルム城の奪還」でした。
ヘルク達はウルム城でエディルと出会い、ヘルクとヴァミリオはゲートに吸いこまれて孤島に飛ばされます。
ここではウルム城で起こったことを振り返ります!
ヘルクの頬に傷がついていた
ヘルク「みんな!すぐここから離れるんだ!」
アニメ「Helck」4話「衝撃」
ウルム城でエディルと戦った後、床が崩れてヴァミリオ達は城の地下に落ちてしまいます。
ケンロス「クソ…こんな時ヘルクがいたら何とかしてくれそうなんだけどな。どこ行っちまったんだ?」
ヒュラ「敵のことなんてどうでもいいでしょ」
ケンロス「何言ってたんだ?敵じゃねえよ」
アニメ「Helck」4話「衝撃」
ヘルクも一緒に落ちたかと思われましたが、実際にヴァミリオ達と合流したのは少し経ってからでした。
見返してみると、ケンロスがヘルクのことカケラも疑ってなくていいやつすぎた…。
遅れて合流した時、ヘルクの頬には傷がありました。
どうやら合流するまでの間に、ヘルクはミカロスと戦い傷を負ったようですね。
この時ミカロスはヘルクの血液を採取したようです。
ヘルクの位置は把握されていた
ミカロスはヘルクの血液で人探しの秘術を使っていました。
ヘルク達が孤島に飛ばされた段階から、ヘルクの場所を把握していたことになります。
ミカロスも
「ヘルク大陸の外に飛ばされてるやん🤣」
と言っていたんでしょうかw
ラファエドはヘルクを戦いから遠ざけたい?
ラファエド「もう抗うな。この先にお前の望む未来はない。希望も救いもないのだ。新たな仲間と共に、どこか戦とは無縁の土地で静かに暮らせ」
アニメ「Helck」23話「選んだ道」
ラファエドはヘルクに19話と同じ忠告をしています。
ラファエド「ヘルクよ。お前はよくやった。たった一人でよくぞ我らに抗った。しかしこれはこの世の理。誰にも覆すことはできない流れなのだ。覚醒した人間は元には戻れない。ここにお前の望む未来は訪れない。全てを忘れ、どこか静かな土地で余生を過ごすがいい」
アニメ「Helck」19話「帝国四天王ヴァミリオ」
ヘルクの前に幾度となく立ちはだかってきたラファエドですが、時にはヘルクを称賛し認める発言をしています。
ヘルクが戦線離脱するなら戦うつもりはないとまで言っています。
これはまるでラファエドがヘルクを気遣い、仲間と戦う苦しみから救おうとしているかのようです。
ヘルクを危険視し殺そうとするミカロスとは一線を画しているような気がするんですよね。
というか、ミカロスとラファエドが気が合うとはとても思えないんですがw
シャルアミの父として、ヘルクとクレスを見守ってきたラファエドが真っ黒な悪だとはどうしても思えません。
外道すぎるミカロスを見限って、今からでもラファエドがヘルクの仲間になってくれたら心強いんですが…😓
未回収の伏線一覧
ここでは最終回目前で分かっていないことを一覧にしています。
全てが明らかになるとは思えないですが、最終回でできるだけ回収してほしいですね~。
安否が分からない人々一覧
- アズドラ
- アスタ
- エディル
ミカロスの策を前にたった一人トール城に残ったアズドラ。
王を討とうとして捕まったアスタ。
ミカロスに精神を破壊され、新世界の力に支配されたエディル。
この3人は安否不明の状態なので、その後どうなったのか知りたいです。
帝国に向かったサンダバも実は危ない?
捜索隊のサンダバはアズドラがいるトール城に向かっています。
現在トール城は新世界の力に支配された翼の兵士で溢れかえっています。
アズドラが一人被害を食い止めようとしていましたが、アズドラはエディルにやられて現在トール城の状況がどうなっているのか分からない状態です。
事と次第によっては、サンダバの安否も危ういかもしれませんね😓
正体が分からない人一覧
- 孤島の魔女
- ピウイ
こちらはいまいち正体が分からない…という人たちです。
鳥ではないなら何なんだよ!なピウイはもちろんのこと、ヴァミリオの苦難を予言していた孤島の魔女の正体も気になりますよね。
ピウイが拾ったアイテムの用途も不明
19話で列車から降りた後、ヴァミリオ達は「遥か昔とある魔術師の手によって生み出された最強最悪の生物」に出会っています。
まぁヴァミリオが瞬殺してたせいで、どんな生物なのか分からなかったんですけどw
化け物の残骸からピウイが玉みたいなのを拾っているんですよね。
こちらの用途がいまだに不明です。
一体何に使うんでしょうか?
新世界って結局何なのか?
アズドラ「分かっているのか?それがどういうことか…。この世界を終わらせるつもりか!」
アニメ「Helck」21話「フェーズ2」
今ある世界が滅んで誕生する世界が新世界…というのは何となく分かるのですが、新世界が一体どういう世界なのか、ゲートとどういう関わりがあるのかは分かっていないままです。
今の世界が滅んだ場合、翼の兵士や覚醒者だけが生き残れるのか、それとも誰も生き残れずに新たな生命体が誕生するのかはっきりしないんですよね。
こちらも「新世界」という単語が出てきて以来、ずっと頭を悩ませている課題なので、最終回ではっきりしてくれたら嬉しいです😊
23話の感想
ヴァミリオの「バカァー!」が久しぶりに聞けて嬉しいです!!
19話でヘルクを気遣うように「バカ…」とは言っていたのですが、ヴァミリオらしい突き抜けた「バカァー!」は第2クールでは初だったので、懐かしくなっちゃいました🥰
ヴァミリオの言葉にはヘルクだけでなく私も勇気づけられています。
言葉に力があるというか、心が奮い立ちますよね。
人間の国で起こったことを話したあの日、「全て終わったら帝国へ来るといい」と言ってくれたヴァミリオの言葉に励まされて、ヘルクもここまで来れたと思います。
しかし最後の最後でアリシアという泣き所を突きつけられてしまいました。
一体ヘルクはどうこの難局を乗り越えるのでしょうか?
最終回でヘルクが一体どうなってしまうのかハラハラしていますが、ヘルクとヴァミリオのことを信じて待ちたいと思います!
次回の考察はこちら👇
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