人物相関図つきで考察から不安要素までガッツリ解説!
「オッドタクシー」タッグが贈る新作オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』の本予告映像が公開されました!
まだ本予告をチェックしていないという方は、まずはこちらからご覧ください👇
この記事では、本予告映像と公式サイトの情報から読み取れる内容をまとめ、特に気になった5つの注目ポイントをわかりやすく紹介しています。
さらに複雑に絡み合う登場人物たちの関係性を整理できるよう、人物相関図をご用意いたしました!
「物語の全貌が気になる」「10月10日の公開まで待ちきれない!」という方は、ぜひ最後まで読んで、映画『ホウセンカ』の世界をひと足先に楽しんでみてくださいね😍
映画『ホウセンカ』公式サイトはこちら👇
『ホウセンカ』人物相関図と注目ポイント
.png)
無期懲役囚の老人・阿久津が独房で孤独な死を迎えようとしていたとき、声を掛けたのは、人の言葉を操るホウセンカだった。
“会話”の中で、阿久津は自身の過去を振り返り始める。
映画『ホウセンカ』公式サイト イントロダクション
主人公は無期懲役囚の阿久津実です。
物語は喋る花「ホウセンカ」が死にかけた阿久津に声をかけるところから始まります。
ホウセンカ「お前たちが来た日のこと、よく覚えてるぜ」
オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』本予告
ホウセンカは、かつて阿久津が那奈と健介と共に暮らしていたアパートの庭に咲いていた花です。
物語はホウセンカとの会話をきっかけに、阿久津が自らの過去を振り返っていく展開となっています。
ここが見どころ?5つの注目ポイント

ここからは、私が特に気になった5つの注目ポイントについて解説していきます😊
PVのちょっとしたシーンから登場人物の関係や心情が垣間見えて、予告映像だけでも惹きつけられるポイントがいくつもあります。
- 1987年はどんな時代?
- 3億円強奪事件で何が起こったのか?
- 阿久津と那奈の関係は?
- 阿久津の「大逆転」という口癖
- 阿久津の意外な才能
そんなPVを踏まえながら、この5つの注目ポイントをチェックしてもらえたら、本編を観る前にさらに作品を楽しめるはず!
それではさっそく見ていきましょう🎵
1987年はどんな時代?バブル期のムードを振り返る

堤「とにかくこれからは土地の奪い合いだ」
オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』本予告
1987年、日本はまさにバブル景気の予兆が色濃くなっていた時代です。
当時は土地の値段は日に日に上がり、人々は土地を奪い合うように動き出していました。
若松「いまだに出入りだカチコミだなんて」
オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』本予告
若松のセリフからは、ヤクザの世界でも、暴力に頼るのではなく、「土地転がし」で巨額の金を動かす動きが活発になっていることが伺えます。
安く買った土地をすぐに高く売り抜けること。
バブル期は土地の値段が数か月で倍以上になることも多く、売り抜けるタイミングさえ間違えなければ、短期間で莫大な利益を得ることができました。
阿久津も土地転がしのシノギがうまくいき、派手な生活を送る中で、家を顧みなくなってしまったようですね😓
3億円強奪事件で何が起こったのか?

そんなある日、事態は一変する。
阿久津は大金を工面しなければならなくなり、
堤と共に組の金庫にある3億円の強奪を企てるのだった―。
映画『ホウセンカ』公式サイト イントロダクション
阿久津は、2025年時点で無期懲役囚です。
阿久津が無期懲役囚となった理由について、3億円の強奪事件で何かが起こった可能性が浮上しています。

車の運転席で銃を手にする阿久津の姿も確認されており、3億円強奪事件が彼の無期懲役へと繋がる大きな転機となったのは間違いなさそうです。
何故、阿久津は大金を工面する必要があったのか?
共に強奪を企てた堤は一体どうなったのか?
強奪の最中に組の人間を撃ったのか、それとも堤との間で何らかの衝突があったのか…😓
この事件が阿久津の転落のはじまりであり、物語の核心に迫る重要な鍵となりそうです。
阿久津と那奈、2人を繋ぐ過去の日々

『ホウセンカ』は、帰る場所をなくした男と恋人の空白へ、その花が静かに割って入り、止まった言葉を芽吹かせる物語です。
映画『ホウセンカ』公式サイト キャスト&スタッフ 此元和津也コメント
阿久津と那奈の関係は恋人同士のようです。
那奈や健介のことを大事に思っているが、素直に感情を表現するのが苦手。
映画『ホウセンカ』公式サイト キャラクター「阿久津実」
持ち前の茶目っ気で普段は明るく過ごしているが、不器用な一面もある。
映画『ホウセンカ』公式サイト キャラクター「永田那奈」
ただし阿久津も那奈も不器用なので、お互い大切に思っていても、それを素直に口にすることがなかったことが分かります。
しがないヤクザの阿久津は、兄貴分として慕う堤の世話で、6歳年下の那奈と、ホウセンカが庭に咲く素朴なアパートで暮らし始めた。
映画『ホウセンカ』公式サイト イントロダクション
二人の関係は、阿久津の兄貴分である「堤の世話」がきっかけで始まったようです。
那奈が堤の愛人で、那奈の世話を信用のおける阿久津に任せたのか、単純に二人が堤の世話をしやすいようにホウセンカが咲くアパートで暮らすようになったのかはよく分かっていません。
一緒に暮らすようになった経緯や、二人の気持ちのすれ違いが、本編でどう描かれるのかも注目したいところですね😊
阿久津の「大逆転」に込めた想いとは?

那奈「 何を祈ったの?」
阿久津「大逆転できますようにだ」
那奈「いつまで言ってんだか」
オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』本予告
阿久津は昔から、そして独房にいる今も「大逆転」という言葉を口にしています。
PVでは、阿久津と那奈がオセロをしているシーンがあるので、阿久津の口癖もこの時間の名残なのかもしれません。

オセロは大逆転ありますもんね。
でもこの盤面は、完全に白が優勢ですが…😂
独房の中でさえその言葉が出てくるのは、那奈や健介と過ごした慎ましくも幸せな日々が、彼にとってどれほど大切だったのかを物語っています。
阿久津の「大逆転」という口癖は、ただ運を天にまかせる言葉ではなく、阿久津にとって過去の温かな日常への未練と、もう戻れない場所への切ない祈りが込められているのかもしれません。
阿久津が絵に託した那奈へのメッセージ

画才があり、特に細密な描写に長ける。
映画『ホウセンカ』公式サイト キャラクター「阿久津実」
阿久津の意外な才能も明かされました。
何と阿久津は絵がうまいようです😲

現在の那奈がボロボロの紙を穏やかな表情で見つめるシーンもあり、この紙にも阿久津の絵が描かれている可能性があります。
素直な気持ちを言葉にできなかった阿久津ですが、画才があるなら絵に感情を込めることはできたのではないでしょうか?
それは言葉よりもずっと深く、那奈の心に届いていたのかもしれませんね。
映画『ホウセンカ』は、ある1人の男の、人生と愛の物語です。
不器用な阿久津が、言葉ではなく絵に託した想い。
それは長い時を経て、那奈の心に、そして観る私たちの胸にも静かに届くのかもしれません。
果たして、阿久津の描いた絵とは何だったのか?
その答えを、私も本編で確かめたいと思います!😊
映画『ホウセンカ』の不安要素

ここまで映画『ホウセンカ』の魅力や注目ポイントを語ってきましたが、個人的に少し気になっている不安要素についても、正直に書いてみたいと思います。
それは、主人公・阿久津がヤクザという立場でありながら、この物語が「愛」をテーマにしているという点です。

木下麦監督の前作、アニメ『オッドタクシー』でも、主人公の小戸川が成り行きでヤクザと手を組む場面があります。
ただし小戸川自身は、タクシードライバーとして至極真っ当に生きてきた人物であり、反社会的な世界からは距離をおいていました。
しかし『ホウセンカ』においては、阿久津自身がヤクザであり、時に暴力で誰かを傷つけることもあったかもしれません。
もしも彼の人生が、真面目に生きてきた誰かの犠牲や不幸の上に成り立っているのだとしたら、そんな彼が語る「愛」が、どこか白々しく感じてしまうのではないかと不安です。
単純にアウトローな生きざまをかっこよく描いたり、ヤクザという存在を全肯定するような内容だったら、私はきっと冷めてしまうでしょう。
ただそうした不安を抱きながらも、この作品に希望を抱く理由があります。
それが、原作・脚本を担当する此元和津也さんの言葉です。
報われない人生にも、祈る自由はある。それが届くかどうかはわからないけれど、それでも信じてみたくなった。
映画『ホウセンカ』公式サイト キャスト&スタッフ 此元和津也コメント
この言葉からは、阿久津が何か劇的な「大逆転」を遂げ、彼の罪がすべてがなかったことになるような安易な物語にはしない、という強い意志を感じました。
報われないかもしれない。
孤独なまま終わるかもしれない。
それでも人は祈ることはできるし、誰かの希望になれるのかもしれない。
人が生きることの儚さや、それでも前を向いて生きていくという力強さを、この映画で描きたいのではないでしょうか?

さらに、那奈役の宮崎美子さんも、こう語っています。
異世界に転生でもしないかぎり人は今ここで自分にできることに命をかけるしかないから、こんな風に愛されたら、精一杯生きていこうという気持ちになる。
信じる、託す、前を向く。
できることは少なくても、人は皆そうやって命をつないで来たのだから。
映画『ホウセンカ』公式サイト キャスト&スタッフ 宮崎美子コメント
夜空に消える花火のように、阿久津という男の未来も決して明るいものではなく、儚く消えてしまう運命なのかもしれません。
それでも彼の思いが、那奈にとって、そして私たちにとって命を繋いでいく希望になる。
それこそが、この物語における阿久津なりの「大逆転」なのではないでしょうか?
だからこそこの不安も含めて、「最後まで見届けたい」と思わせてくれる物語です😊
最後に

新たに公開された本予告映像を踏まえながら、アレコレ注目ポイントを書いてみましたが、いかがだったでしょうか?😆
私としては、喋る花「ホウセンカ」がどう物語に関わっていくのかも考察したかったのですが、まだまだ謎が多く、PVからはそのヒントを得ることはかないませんでした。
ただ何となくなんですが、ホウセンカが「阿久津が失った大切なもの」を象徴しているように感じています。
ホウセンカは阿久津たちが住んでいたアパートの庭に咲いていたものであり、阿久津が享楽的な生活に溺れていた時でも、那奈と健介の暮らしを静かに見守っていた花でもあります。
そんなホウセンカとの“会話”が阿久津に何をもたらすのか、とても楽しみです😊
皆さんは本予告映像を見てどんな風に感じましたか?
コメントで教えていただけると嬉しいです!
またこのブログでは、引き続き『ホウセンカ』の情報を追ってまいりますので、私のXをフォローして、是非最新のポストをチェックしてみてください😍
フォローはこちらからどうぞ👇
Follow @todaysyunkoまた、木下監督の過去作品『オッドタクシー』『オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』『ЯoOT/ルートオブオッドタクシー』についても、どのサイトにも負けない考察記事を揃えています。
どこよりも濃い考察をお届けしていますので、ぜひ一度ご覧ください👇
本予告から見えてきた人物たちの関係、そして謎が深まるホウセンカの存在がどう繋がっていくのか、今後の展開から目が離せません!
小さな花が物語をどう動かしていくのか考えながら、公開日を楽しみに待ちたいと思います🎵
皆さんも予告映像を見返しながら、小さな違和感や気になる点を探してみてくださいね。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました😍
コメント