マーチは森で出会った不死身の少年を”フシ”と名づける。母親のように接するマーチ。そしてフシにも変化が・・?
“フシ”とマーチの交流
2話のあらすじはこちら。マーチ「あんたどっから来たの?ニナンナじゃないよね。ヤノメっぽくもないし・・」
「ひょっとして伝説のドキ人?」
マーチ「そうだ!あんたに名前つけてあげる!えーっと不死身だからフジミちゃん・・」
「あ!フシちゃんなんてどうかしら?じゃあふーちゃんは?」
一生懸命話しかけたり、手に持って食べることを甲斐甲斐しく教えるマーチの姿はまさに母親そのもの。
そしてフシと名づけられた少年にも小さな変化が生まれる。
オニグマの襲来
一方、ヤノメ一行を襲った後囚われの身となったパロナ。
パロナはマーチを密かに逃がした後、適当な骨を使ってマーチの死を偽装するつもりだった。
しかしハヤセたちにやられ、縄で木に縛りつけられていた。
ハヤセを含む数名がマーチを連れ戻すため出払っており、パロナの見張りは2名だった。
見張りが目を離した隙に、パロナは隠しておいたナイフで縄を切断しようと試みる。
そんな時、突如全身に矢が刺さった手負いの巨大熊が現れた。
見張りのヤノメ人「逃げろ!!」
矢でオニグマに応戦するも、ヤノメ人の1人はやられてしまい、もう1人の見張りもパロナを置いて逃げ出す。
縛りつけられたままのパロナは急いで縄を切断し、あわやというところでオニグマの一撃をかわす。
逃げた先が崖で、パロナは下の森に落下してしまうが、オニグマからの追撃からは逃れることが出来た。
パロナ「マーチ・・。今助けに行くからな!」
生贄の祭壇へ
ハヤセ「見つけましたよ、マーチさん」
とうとうマーチは追手のハヤセ達に見つかってしまった。
マーチ「じゃあママ行くね。・・なんちゃって。ありがとう」
フシに果物を一つ渡し、マーチはハヤセ達に生贄の祭壇へ連れていかれる。。
フシはマーチを求めて彷徨い、パロナもマーチを助けるため生贄の祭壇を目指す。
マーチは大人にならない
マーチはえらんだの じぶんで
これでいい
薬で眠らされ、祭壇に横たえられるマーチ、手足はしっかりと縄で縛られている。
祭壇での戦い
儀式の準備が完了した時、生贄の祭壇にパロナ達を襲ったオニグマが現れる。
そこにパロナが飛び出してきた。
パロナ「起きろ!マーチ!!しきたりなんて守る必要ない!」
「自分で大人になることを選んでいいんだ!」
マーチを縛る縄を必死で切ろうとするが硬くてうまくいかない。
オニグマの一撃を食らいふっとぶパロナ。
「エサが二つになるだけだ」
ハヤセ達は祭壇を出て門を閉めてしまった。
ハヤセ達とすれ違うようにフシが祭壇の中に入っていく。
祭壇にオニグマ・パロナ・マーチ・フシが閉じ込められる。
オニグマとフシが対峙し、フシは茫然とオニグマを見上げている。
オニグマはフシを頭から食べてしまう。
その様子を祭壇脇の高台から見下ろすハヤセ達。
ハヤセ「待て。あいつ・・まだ何かしようと」
首無しになった状態のフシはオオカミの姿に変身し、オニグマに立ち向かう。
いくら身を切り裂いても再生するフシになすすべなく、オニグマは戦闘不能の状態に陥るのであった。
ハヤセ「何だアレは・・。神の御業か・・?」
生きるためヤノメの国へ
パロナ「マーチ・・マーチ!」
マーチ「ねぇね・・?何があったの・・?」
夕刻パロナの声で目を覚ましたマーチ。
隣にはオニグマが倒れている。
そこへハヤセがやってきて、薙刀でマーチの縄を切る。
ハヤセ「儀式は成功し、マーチさんは死んだことにしてあげます」
「ここで二人で死ぬか、生きて我らの国へ行くか、決めなさい」
マーチを抱きしめて、パロナは言う。
パロナ「マーチ、行こう!生きよう・・!」
ハヤセは部下のヤノメ人に指示をする。
ハヤセ「ヤノメに持ち帰るぞ、全て。ガキと・・熊。そしてあのオオカミも」
オオカミの姿をしたフシはマーチに近づく。
マーチ「どうしたの?ワンちゃん。お腹空いたの?」
「こいつは危険だ」と言うパロナの心配をよそに、フシはマーチから渡された果物を食べる。
そして
「ありがとオ」
とお礼を言うのだった。
3話の感想
伝説のオニグマが出てきましたね!
というか、2話の冒頭でフシを殺したのがオニグマでした。
フシは名前をつけられて、自我がまだ芽生えていないものの、無意識にマーチを慕っている感じですね。
そしてオニグマとの激闘もすごかったです。
本筋では1行でまとめちゃいましたが、実際フシはオニグマの弱点を探しつつ攻撃しています。
噛みついた時のオニグマからの感情や情報を受け取り、攻撃する場所を選んでいた気がしますね。
そして舞台はヤノメの国へと移ります。
生贄にならずにすんだマーチですが、ハヤセはフシを利用することを考えていそうです。
マーチとフシとパロナが今後どうなるのか見守っていこうと思います。
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