頼重が言っていた「さるお方」って誰のこと?
アニメ「逃げ上手の若君」の第5話「決着!犬追物、そして…」の考察です。
見事犬追物を勝利で飾りましたね🎉
戦いの趣旨的には、犬追物というより貞宗追物?😂
また時行が大きく成長した気がします!
今回はパルティアンショットが生まれたカルラエの戦いの解説や、頼重が言っていた「さるお方」を予想しています。
ゲストは諏訪大社の大祝・諏訪頼重さんです🎵
多分こうだったんじゃないか劇場や、犬追物得点表など、おまけ要素もありますよ😊
是非最後まで読んでみてくださいね。
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「逃げ上手の若君」の5話のネタバレを含みます。
5話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
カルラエの戦いはどんな戦い?
カルラエの戦いとは、紀元前53年にパルティア軍とローマ軍の間で行われた戦いです。
ローマ軍の方が数で圧倒的に有利じゃないですか!
負けようがないと思うんですけど…?😓
ローマ軍のほとんどが重装歩兵で守りが堅固だったんです。
この戦いでも方陣で守りを固めて、パルティア軍の矢が尽きるのを待っていたようですね。
後援部隊に矢を積んだラクダや馬がいたおかげで、パルティア軍の矢は尽きることなくローマ軍に射かけられたということですか。
パルティア軍は後方支援がバッチリだったのに対し、ローマ軍は遠征疲れ、砂漠の暑さで病気になる兵もいたようです。
重装歩兵だと、馬に乗った弓兵にはとても近づけませんよね?
ここでパルティアンショットが活きたわけですか…。
逃げながら射て、戻ってきては射るという、「一撃離脱戦法」が使われたようです。
いわゆるヒットアンドアウェーですね。
「さるお方」とは誰のこと?
頼重「さるお方と打ち合わせて、北条一族らしきものが潜伏している噂を、全国各地に流しています」
アニメ「逃げ上手の若君」5話「決着!犬追物、そして…」
北条の残党を狩りたい敵の思惑を逆手にとって、頼重は全国各地に偽の情報を流布していました。
未来で言うところのフェイクニュースというやつですな!
この「さるお方」が誰なのか教えて欲しいんですけど…。
私が教えても面白くないので、ゆんこさんの考えを聞かせてもらえますか?
私の予想としては北条泰家のことではないかと思っています。
頼重さんが「お方」と敬称を使う人間は限られていますからね🤩
泰家は高時の弟で、時行の叔父
故相摸入道の舎弟、四郎左近大夫入道は、元弘の鎌倉合戦の時、自害したる真似をして、潛に鎌倉を落ちて、しばしは奥州に在りけるが、人に見知られじが為に、還俗して京都に上り、西園寺殿を憑み奉て、田舎侍の始めて召し仕はるる体にてぞ居たりける。
(現代語訳)三条高時の弟である北条泰家は、元弘の鎌倉合戦の時、自害したふりをして、密かに鎌倉を脱出し、しばらくの間奥州に身を隠していたが、人に見つからぬように還俗して京都に上り、西園寺公宗を頼りにして、田舎の侍が初めて仕えるような体裁で匿われていた。
『太平記』巻第十三「北山殿謀叛事」
『太平記』には、泰家は幕府が滅亡した際に、高時と運命を共にせず、陸奥に逃げ延びたと書かれています。
泰家様は、潜伏しながら再起する機会をうかがっていたようですね。
時行様もびっくりの逃げ上手です!
「御辺もよくよく遠慮を廻して、いかなる方にも隠れ忍ぶか、不然ば降人に成って命を継いで、甥にてある亀寿を隠し置いて、時至りぬと見ん時再び大軍を起こして素懐を可被遂」
(現代語訳)(泰家が頼重に)「お主もよくよく考えて、どこかに隠れ忍ぶか、もしくは降人となり命を繋いで、甥である時行を隠しておいて、時が来たと思ったら再び大軍をあげて思いを遂げよ」
『太平記』巻第十「亀寿殿令落信濃事付左近大夫偽落奥州事」
鎌倉が落ちた時に時行を託していることからも、頼重さんと関係が深い人です!
頼重さんと泰家さんが連絡を取り合っていてもおかしくないんじゃないでしょうか?
なかなかいいセンいってると思いますよ😊
ところで泰家様の言葉には続きがあってですね…。
「兄の万寿をば五大院の右衛門に申し付けたれば、心安く覚るなり」と宣えば
(現代語訳)「兄の邦時のことは五代院宗繁に命じておいたので、安心している」と仰ると
『太平記』巻第十「亀寿殿令落信濃事付左近大夫偽落奥州事」
五大院…うっ、頭が…。
泰家さん、人を見る目があるのかないのかよく分からない人ですねえ…😓
泰家は幕府軍15万を率いて、新田義貞と戦った
泰家様は新田軍が鎌倉に侵攻してきた時、幕府軍15万の軍勢で迎撃し、一度は新田を撃退してるんです。
ところが北条氏と親しかったはずの大多和義勝が新田軍に加勢して、奇襲された泰家様は大敗しちゃったんですよね~。
この戦いは分倍河原の戦い(1333年)と言われています。
北条裏切られすぎやろ…😭
河原面に陣を取ったる者、「只今面より旗を巻いて、大勢の閑かに馬を打って来たれば、もし敵にてやあらん。御要心候え」と告げたりければ、大将を始めて、「さる事あり、三浦大多和が相摸の国勢を催して、御方へ馳せ参ずると聞こへしかば、一定参ったりと思ゆるぞ。懸かる目出度き事こそなけれ」とて、驚く者一人もなし。
(現代語訳)河原面に陣を取った者が、「ただいま正面から旗を巻いて、大勢の兵が静かに馬を進めて来ています。もしや敵ではないでしょうか。ご用心されますよう」と知らせたところ、泰家をはじめとして、「そういえば、三浦大多和が相模の国の軍勢を連れてこちらに馳せ参じると聞いたので、きっとそれが参ったのだろう。こんなめでたいことはない」と言って、驚く者は一人もいなかった。
『太平記』巻第十「三浦大多和合戦意見事」
この時泰家様は、三浦が味方として合流するという偽情報に踊らされています。
ひょっとしたら、この時も忍者が暗躍していたのかもしれませんね!
玄蕃は誰に化けていた?
玄蕃「秘伝の粘土で覆った狐面だ。大概の人間に化けられる」
アニメ「逃げ上手の若君」
玄蕃は諏訪盛高に化けて、時行の情報を入手していたようです!
おまけ:諏訪大社式犬追物得点表
犬追物対決が無事終わったということで、総括として犬追物の得点表を作りました。
緑字の部分は予想なんですが、多分合ってるだろうということで…!
接待用の赤犬先輩の声優さんが誰か気になる~!😍
5話の感想
唐突なFC版ドラクエ1に笑ってしまいまいました😂
あの、ゆんこさん…。
ドラクエ2とか、SFC版ドラクエ1の可能性はないんですか?
え、この特徴はFC版ドラクエ1ですよね?
頼重さんは「だいまどう」のコスプレでしょう?
…桃鉄を教えていただいた時も思ったんですが、あなた相当なゲーマーですね?
さて、何のことやら🤩
大体、だいまどうじゃなくてハーゴンの可能性もあるでしょう?
邪悪さだったら負けませんよ!
ぬうっ!頼重さん、あなたなかなかやりますね…!
貞宗の屋敷にある綸旨を盗み出すのは至難の業っぽいですね。
というのも、市川助房が控えているからです。
どうやら貞宗の目に続いて助房は耳がいいようですね。
この二人が揃うと滅茶苦茶強そう…。
時行は玄蕃と協力して無事綸旨を盗むことができるのでしょうか?
来週も楽しみですね😍
次回の考察はこちら👇
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