サクナが第二の石丸になる可能性もあった?
アニメ「天穂のサクナヒメ」の第10話「再起」の考察です。
サクナ「これ以上、わしらはおぬしを恨まぬ。おぬしを許す。だからもう少し生きてみよ」
大聖母サクナが爆誕!
年月をかけて育てた田を無茶苦茶にされたにもかかわらず、兎鬼を許したサクナ。
しかし場合によっては、サクナが石丸のように憎しみにとらわれ修羅の道に堕ちる可能性はありました。
今回は、サクナが第二の石丸になる可能性について解説していきます!
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「天穂のサクナヒメ」の10話のネタバレを含みます。
10話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
サクナが第二の石丸になる可能性もあった?
サクナ「そやつのせいでわしらは大事な家を失うてしまったのじゃ。誰かが死んだのかもしれぬのじゃぞ。それを…!」
アニメ「天穂のサクナヒメ」10話「再起」
最終的にサクナは兎鬼を許しましたが、それは峠の仲間たちが全員無事だったからです。
「わしはみなのことが好きじゃ」という言葉からも分かるように、サクナにとってヒノエ島での日々や仲間たちはかけがえのないものになっています。
田右衛門「あやつの家族は山賊によって殺されたのでござりまする。あやつは己が最も憎んでいるものに、自らなったのです」
アニメ「天穂のサクナヒメ」10話「再起」
そして石丸はそのかけがえのないものを永遠に失ってしまった哀しい男でした。
そのため、サクナが大切な者たちを失ってしまえば、石丸のようになってもおかしくなかったわけです。
かいまるが、鎌を振り上げるサクナと石丸を重ねていたのはそういう理由があったんですね。
サクナが闇堕ちする可能性もありえました😓
兎鬼は何故うさぎになったのか?
兎鬼がサクナから受け取った食料を口にした後、兎へと姿を変えました。
その理由について、タマ爺が触れていたので解説します。
タマ「それは尋常なる獣ではない。鬼とは、邪にして悪であるが故に鬼なのだぞ。逆恨みこそすれ、恩義など感じぬ」
「天穂のサクナヒメ」5章
*濃い赤字部分はアニメでカットされた箇所になります。
兎鬼はサクナに許され、サクナに恩義を感じたのだと思います。
それゆえ悪の部分が浄化され、元の獣に「戻った」と考えられます。
火山灰を利用する人々
10話では火山の灰でダメになってしまった家や田を再起するサクナたちが描かれました。
作物を育てるということは自然との闘いではありますが、火山灰を上手に利用しながら生きる人々もいます。
日本では鹿児島の「桜島大根」や「桜島小みかん」が有名ですね。
桜島大根は、水はけのよい火山灰土壌を活用しており、世界一大きな大根と言われています🤩
世界に目を向けてみると、インドネシアでは活発な火山が多いにもかかわらず、米の生産量が世界4位となっています。(2024年現在)
ちなみに日本は12位。
ぶっちゃけもっと上かと思ってました…!
火山活動により形成された起伏に富む地形を利用して、棚田が多く作られたり、インドネシアのバリ島では島中に水路が張り巡らされていたりと、自然を利用したさまざまな工夫がされているようです。
うつろいの玉って何?
カムヒツキ「あれは我が身にしてこの都を支える創世樹の枝先になる時のうつろいを促す実。その方ら何に使うつもりじゃ?」
アニメ「天穂のサクナヒメ」10話「再起」
ココロワは土の自浄作用を利用して、田の土の時間を進めることを思いつきました。
ただしうつろいの玉は強い神気を凝縮しているため扱える者が少なく、カムヒツキの許しがないと取ってはならない決まりがあります。
それをうまい米のために試しに使ってみようというわけですから、結構な勝負師ですよね。
カムヒツキは体よくアブラムシくん退治にサクナたちを利用したようです😂
カムヒツキは創世樹の化身なので、アブラムシくんが発生すると体が痒くなったりするのかもしれませんねw
おまけ:アブラシくんの種類
今回登場したアブラムシくんですが、ゲームの方では「花咲かサクナ」で登場します。
「花咲かサクナ」は創世樹にむらがるアブラムシくんを倒すタワーディフェンス型のミニゲームです。
木の下で登り鯉をぶっ放していれば大体クリアできるんですが、アブラムシくんの数がかなり多いんですよね😂
サクナが「腕に力が入らぬ…」とぼやていたので、相当数のアブラムシくんを撃退したのでしょうw
通常のアブラムシくん(黄・青・赤)以外には、「ジャイアントアブラムシくん」「レインボーアブラムシくん」「エンジェルアブラムシくん」が存在します。
「花咲かサクナ」の動画をご紹介するので、アニメではカットされたサクナの奮闘を想像してみてはいかがでしょうか?😉
10話の感想
絶望の淵から立ち上がるサクナたちの逞しさであったり、人を許すことの難しさを感じた回でしたね。
基本ほのぼのとした稲作アニメなので、決してサクナたちと交わろうとしない石丸の異質さが際立ちます。
ココロワ「頂の世と麓の世は二つで一つ。影響し合っているといいます。麓の世で飢饉や戦が増えれば、頂の世でも収穫が減ったりといった悪影響が出ると」
田右衛門「では良からぬことが起きるやもしれませぬ。麓の世は今戦と飢えでひどいありさまでござるので」
アニメ「天穂のサクナヒメ」1話「頂の世のサクナヒメ」
とはいえ、麓の世で石丸の身に起きた悲劇は、頂の世のサクナたちにも少なからず影響を与えているはずです。
突如失踪したサクナの両親も、麓の世の惨状が関係しているのかもしれませんね。
何故きんたとゆいは光っていたのか?
サクナ「…何じゃ今のは?」
サクナにはきんたとゆいが光って見えていましたね。
今回はきんたとゆいだけですが、他の人の子たちにも同じような変化が起こっています。
これについてははっきりと理由があり、来週あたりに明らかになると思います。
田右衛門「いやぁ、4年目の収穫量はものすごうござりましたな。あの厳しい日々がウソのようだ」
アニメ「天穂のサクナヒメ」7話「ココロワヒメの憂鬱」
私としては、4年も経っているのに、子どもたちの姿が変わらない理由も気になるんですけどね…😂
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