何故ラファエドは雪の中でも平気だったのか?
アニメ「Helck」の第18話「笑顔」の考察です。
アリシア「笑って…。私はね…あなたの笑顔が好き。いつまでも…いつまでも笑顔でいて」
ヘルクがいつも笑顔だった理由がついに明らかに…!
ヴァミリオ「バカァ!あんなの演技に決まっているだろうが!嘘つきの顔だろうが!」
アニメ「Helck」1話「勇者ヘルク」
大切な人たちを救えなかった苦しみ、仲間が全て敵になる孤独、そういうものを全て押し殺してヘルクが笑顔でいたのは、アリシアとの約束を守るためだった…。
ヘルクを嘘つきと言っていたヴァミリオの言葉は、ある意味的を射ていたんですね。
アリシア「私も頑張るから…最後まで頑張るから」
そんな風に言われたら、どんなに苦しくても笑顔でいるしかないじゃん😭
アリシアも酷な約束させるよねぇ…。
前回の小西克幸さんの悲しみの表現も素晴らしかったですが、今回はアリシア役の近藤玲奈さんの熱演に心が震えました…!😭
今回は覚醒化計画における疑問を中心に解説していこうと思います!
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「Helck」18話のネタバレを含みます。
18話をご視聴の後で読んでいただけると、より楽しめます。
何故覚醒化計画は実行されてしまったのか?
ラファエド「お前たちは我々の計画を阻止することはできなかったのだ。ミカロスの計画は進められていた」
アニメ「Helck」18話「覚醒」
覚醒化計画に必要な人物は二人です。
- 術者である人間の王
- 術の鍵となる勇者クレス
人間の王に操られたクレスは、王の術に抗い自害しました。
クレスが本当に死んだのなら、覚醒化計画は頓挫したはず。
にも関わらず覚醒化計画が進められたということは、クレスは死んでいないということになります。
つまりクレスはかろうじて生きている状態で計画に利用されたのではないでしょうか?
そしてラファエドのセリフから、覚醒化計画は人間の王ではなく、ミカロス主導で行われたことが分かります。
頭に剣が刺さっても平気だったのは、人間の王がミカロスの術で動いている傀儡だからなのかもしれませんね。
貴族や元老院はどうなったのか?
ラファエド「貴族も平民も関係ない。この国に生きる全ての人間は覚醒し、王の命だけに従う生物兵器として生まれ変わるのだ」
アニメ「Helck」18話「笑顔」
ラファエドのセリフから、人間の国にはもう人間が残っていないことが分かります。
元老院には「貴族だけの世界を作る」と言っておいて、最終的には元老院も翼の兵士になったのでしょう。
結局元老院もミカロスとラファエドに利用されていたんですね😓
ヘルクが「人間、滅ぼそう」と言っていたのは、既に人間の国には翼の兵士と覚醒者しかいないことが分かっていたからです。
ラファエドは何故平気だったのか?
ラファエド「そうだ。この雪こそが覚醒化を促す術。普通の人間はそれに近づくと覚醒因子に反応し覚醒が始まる」
アニメ「Helck」18話「笑顔」
ラファエドが雪の中ピンピンしているのは、ラファエドもヘルクと同じく覚醒者だからです。
雪から身を守る術がなければ、人間は一人残らず翼の兵士になっています。
今後もし人間が登場したら、その人物は覚醒者です。
具体的に挙げるならば、ラファエド・シャルアミ・ミカロスは覚醒者ということになります。
シャルアミは敵なのか?
シャルアミ「ヘルクぅ…」
アニメ「Helck」14話「傭兵団」
シャルアミといえば、クレスが魔王トールとの戦いで重傷を負った時、涙を浮かべてクレスを心配していた様子が思い出されます。
クレスが病気になった時から家族ぐるみのつき合いですし、クレスとは恋仲なのではないかと思えるほど仲睦まじい姿を見せていました。
そんなシャルアミが覚醒者で敵だなんて思いたくないのですが…。
もう人間なんてシンジラレナイ!!(←人間不信w)
ヘルクは本当にアリシアに気づくのか?
ヘルク「どれだけ一緒にいたと思っているんだ。どんな姿になろうと、絶対に君だと分かるさ」
アニメ「Helck」18話「笑顔」
アリシアは既に女戦士として登場していますが、まだヘルクとは出会っていません。
どんな姿になっても分かると言っていましたが、ヘルクは本当にアリシアと気づくのでしょうか?
結論から言うと気づきます。
ヘルクが仲間に気づくのはエディルの時に実証済みだからです。
エディル「やはり…気づいていましたか」
ヘルク「何年もお前の剣技を見てきたんだ。…ひとめで分かるさ」
アニメ「Helck」4話「衝撃」
エディルが翼の兵士として現れた時は兜を身に着けていましたが、ヘルクはすぐにエディルだと気づきました。
剣の太刀筋で気づいたみたいですね。
つまりアリシアが戦う姿を見れば、ヘルクはアリシアだとすぐに分かるはずです。
ヘルクの笑顔が報われる日が来る?
アリシア「魔族と共存だと…?馬鹿な!そんなことできるはずがない!」
アニメ「Helck」6話「襲来」
ゼルジオンやハラオルは翼の兵士になった現在ではかなり性格や口調が変わっています。
アリシアも魔族との共存を全く考えていない様子だったので、性格が変わっている可能性が高いです。
ヘルクに出会っても、ヘルクに剣を向けることがあるかもしれません。
それでもきっとヘルクなら、翼の兵士になったアリシアに笑顔を向けるでしょう。
アリシア「もし私が……敵としてあなたの前に現れる日がきても…どうか笑顔を見せて…」
敵として現れた時でも笑顔を見せることがアリシアとの約束だったからです。
アリシアが笑顔のヘルクに出会った時、もしアリシアが自分を取り戻して剣を引いてくれたのなら、ヘルクも報われる気がします。
ていうか報われてくれないと、ヘルクが可哀相すぎる…😭
18話の感想
アリシア「ありがとう…ヘルク」
ヘルクとアリシアの悲しい別離のシーンのはずなのに美しいと感じるのは、アリシアの人間として最後の言葉がヘルクへの感謝の言葉だったからでしょうか?😭
それとは正反対に、処刑場では人の醜さをこれでもかと見せつけてきましたね。
それでも覚醒化の術によって全ての人間が翼の兵士になってしまった時、私は「ざまあみろ!」とはどうしても思えませんでした😔
救いようのない人間が大半でしたが、それでも優しい人はいましたし、こんなにも不条理に人として生きる道を断たれていいはずがありません。
覚醒化の術は富める者も貧しい者も、いい者も悪い者も全て翼の兵士にしてしまいました。
LV99の勇者ヘルクがあれだけ頑張ったのに、どんな苦しい状況でも決して諦めなかったのに、どうしてこんな悲しい結末になってしまったんでしょうか…。
ヘルクに何かが足りなかった?
いや、ヘルクは最善を尽くしていましたよ…!
正直なところ、ヘルクにはもう戦いとは無関係のところで、優しい魔族たちに囲まれて楽しくトランプタワー作っていて欲しいとさえ思ってしまいます。
*実際1話でトランプタワー作ってましたが🤣
次回はとうとうヴァミリオが登場するみたいですし、ヘルクの勇者殺しを受け取ることになるかもしれませんね。
以下、気になったことをピックアップしています🎵
何でラファエドはヘルクを見逃した?
ラファエドが出てきた時、ヘルクを殺そうとしてくるかと思っていましたが、あっさりヘルクを見逃しましたね。
ミカロスは迷わずヘルクを殺そうとしてきたので、ラファエドもそうだと思っていました。
ミカロスとラファエドは立場が違うということなのでしょうか?
それとも長くヘルクとクレスを見守ってきたので情が移ったのでしょうか?
単純にヘルクに利用価値があるから生かしておいたとかだったら悲しすぎますね…。
傭兵団の仲間たちはどうなった?
人間は全て翼の兵士になったとのことですが、ヘルクの大切な仲間たちはどうなったのでしょうか?
傭兵団の仲間は半死半生の状態で城内に捕らえられていたことが分かっています。
アリシア処刑された後は彼らの番でした。
実際にはヘルクが仲間を助けに行こうとした時に、雪が降り始め人間の覚醒が始まったため、仲間が最終的にどうなったのか描かれませんでした。
しかし仲間たちが覚醒する様子については、翼の兵士になったエディルによって語られています。
エディル「おかげで覚醒に苦しむ仲間の姿を見るハメになりましたけどね。あれを見るくらいなら、いっそ自我をなくしたほうが良かったです」
アニメ「Helck」4話「衝撃」
覚醒率が高かったエディルは、自我を失い苦しむ仲間たちを捕らえられた牢獄の中で見ていたのでしょう。
自我をなくした方が良かったと思えるほどの壮絶な経験だったみたいですね…。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、第2クールは過去編で6話使ってます!!
勇者ヘルクのバックボーンを語るにあたって決して避けて通れない話でしたね。
声優さんたちの熱演も光っていたと思います🥰
ただ残り6話ということで、「これミカロス達倒せるの?」とちょっと心配になってきました🤤
次回ヴァミリオちゃんがどういう答えを出すのか、今後の方針が定まる回になると思うので注目ですね!
次回の考察はこちら👇
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