敗国の王とはどういうことなのか？

アニメ「Helck」22話「解呪」の考察です。

アズドラ「お見事…」

エディルとヒュラとのやりとりでほっこりしていたら、まさかの「アズドラ死す？」な展開に絶望の淵に叩き落された視聴者の皆さんも多いかと思います。

私も今ちょっと動揺してますが、ここは考察ブログ。

深呼吸で落ち着きつつ、今回分かったことをまとめたいと思います！

前回の考察はこちら👇

守護樹って何？

アズドラ「守護樹よ、すまない…。きみの最後の力を僕に貸しておくれ」

アニメ「Helck」22話「解呪」

翼の兵士が解呪によって新世界生物に匹敵する化け物へと変貌した時、アズドラはただ一人しんがりとして同胞を守る選択をしました。

アズドラが言っていた守護樹とは一体何のことなのでしょうか？

以前ホンが言っていたセリフにヒントがありました。

ホン「アズドラ様の能力です。アズドラ様はここに植えられた帝国の樹を自在に操ることができます。それは葉が落ち樹が倒れようとも、根さえあれば可能。アズドラ様曰く、戦闘において四天王最弱らしいのですが、この樹が育った土地ならば、アズドラ様が四天王最強かと私は思います。グフフ…」

アニメ「Helck」7話「人間の王」

守護樹とは帝国に植えられた樹のことのようです。

帝国全土に植えられているのか、アズドラ管轄の東エリアにだけ植えられているのかは分かりませんが、恐らくかなり広範囲に植えられているものと思われます。

さらに守護樹は既に樹が倒れて根だけの状態になっているようですね。

そのためアズドラは守護樹に対し「最後の力」という表現を使っています。

アズドラは死んだのか？

四天王アズドラの安否が懸念されています。

剣で胴を刺されてから斬られるという、通常であればかなり絶望的な状況…！

アズドラ「それからが大変だった。床が崩れて落下するわ、魔物の群れに襲われるわ、砂嵐が発生するわ。で気がついた時はベッドの上だったよ」

アニメ「Helck」3話「未知の敵」

だがしかし思い出してみてください。

アズドラは、ヘルクと戦い、自分の罠に引っかかり、その後もさまざまな不運に見舞われながらも生還した人物ということを…。

戦線復帰は難しいかもしれませんが、死亡確実と言われながらも最終回でひょっこり出てきて、「生きてるならちゃんと知らせろバカァー！」とヴァミリオに燃やされて欲しいですね😭

王の術は自力で解除できる？

エディル「す、すまん。もう余計なことは喋らないから、勝負再開しよう…」

ヒュラ（もしかしてコイツ…王の術から解放されつつある？）

アニメ「Helck」22話「解呪」

王の命は絶対のはずなのに、エディルは自力で解けそうになっていましたね。

強い意思があれば、王の術を自力で解除できるということかもしれません。

では自力で解除するのが難しい場合はどうすればいいでしょうか？

ヘルクは王の命に背くことができる

人間の王「命ずる。自害せよ」

アニメ「Helck」17話「覚醒の真実」

クレス救出作戦の際、王が言術で3人を操ったことがあります。

この時3人は意識はあったものの、王の命令には逆らえませんでした。

しかし直後に、ヘルクが「断る！」と言うと、3人は王の術から逃れることができています。

ピウイの唄は覚醒者の殺意を消すことができる？

闇の戦士と戦った時、ピウイの唄で闇の戦士の殺意が消えています。

もちろん単純に闇の戦士の好きな唄だったからかもしれませんが、この不思議な「鳥じゃない」生き物、最後にとんでもないことをやらかしてくれるのではと期待しちゃいますね。

敗国の王ってどういうこと？

ラファエド「何を勝手なことをしている。計画以外でシャルアミに言術をかけるな。敗国の王よ」

アニメ「Helck」22話「解呪」

クレスにやったようにシャルアミを操った人間の王ですが、ラファエドに咎められました。

このやりとりから、ラファエドの方が王よりも立場が上ということが分かります。

敗国の王というのは、現在玉座に座っている人間に対して使う言葉ではないですよね。

一体どういうことなのでしょうか？

以下に人間の国の歴史をザックリまとめました。

人間の国の戦いの歴史と、アズドラの過去の発言から、人間の国の王の正体について考察します。

人間の王は1500年前の王の一人？

人間の王の正体は10の人間の国の王の一人だと私は考えています。

アズドラ「かなり昔の話だが、僕は蘇る勇者と戦ったことがある」

アニメ「Helck」7話「人間の王」

アズドラは過去に生き返る勇者と戦ったことがあります。

アズドラは1500年前には人間に恐れられるほどの魔剣の使い手でしたが、ある日を境に人間と友好を築こうと方針を大きく転換しています。

つまり勇者を生き返らせる王と出会ったのは、アズドラが方針転換する前であり、人間と争っていた時代ということになります。

そうなるとアズドラが最前線で人間と戦っていた1500年前の可能性が高いです。

では何故1500年前の王が生きているのでしょうか？

ミカロスによって復活した？

これはミカロスが自分の手駒として人間の王を復活させたのではないかと考えています。

根拠は以下の二つです。

隠し部屋にあった本に、「…スによって…は復活」という記述

アスタ「…スの力によって…は復活。我が国は…」

アニメ「Helck」20話「謎の女性」

アスタは城の探索をしている時に、隠し部屋を見つけています。

隠し部屋にあった本は掠れて読めませんでしたが、「ミカロスの力によって、古の王が復活」といったことが書かれていたのではないでしょうか？

ミカロス「あれから私は各地を旅し、あらゆる術を学びあらゆる術を開発しました」

アニメ「Helck」21話「フェーズ2」

覚醒したミカロスはあらゆる術を学び開発しています。

その頃に人間の王を復活させる術を身に着けたのかもしれませんね。

多くの兵士を思いのまま操ることのできる人間の王は、新世界誕生のためになくてはならない人材だったのでしょう。

病気のクレスを救って利用したように、人間の王も復活させたのではないでしょうか。

その後国の中枢を握ったミカロスは、自分の傀儡として王に据えたことになります。

生身の人間ではないと思われる描写

アスタ「お、王…！気配感じなかったのに」

アニメ「Helck」22話「解呪」

王が生身の人間だと説明できない現象が二つ起こっています。

一つは凄腕のスパイであるはずのアスタが王の気配を感じ取れなかったこと。

そしてもう一つは、クレスの剣が頭を直撃してもピンピンしていたことです。

人間の王の肉体は既になくなっていて、今の体は依代のようなものと考えると合点がいくんですよね…。

22話の感想

キラッキラの笑顔をヒュラに指摘された時は、焦って翼が下がってた⤵エディルが可愛かったですｗ

ヒュラとエディルの夫婦漫才はもっと見たかった…😭

会話を通じてようやく分かりあえた二人、あんな形で引き裂かれてしまうのは辛すぎますね。

闇をまとって飛び去ったエディルがいつか正気を取り戻し、ヒュラの元に帰ってきてくれることを願うばかりです。

以下小ネタです！

クレスとシャルアミの共同作業？

雪を降らせる能力はシャルアミのものだったんですね。

シャルアミは覚醒者であり、計画に必要な人物だったので、翼の兵士にならず軟禁されていたということでしょう。

それにしてもクレスの「新世界の力を引き出す能力」とシャルアミの「雪を降らせる能力」の合わせ技で、あの日の惨劇が起こっていたというのは驚きでした😯

アスタはどうなったの？

アズドラはもちろんのこと、アスタの方もどうなったのか気になります。

拘束されていたのですぐには殺されないとは思うんですが、あんまりいい展開が待っているとも思えません。

アスタはヒュラに鍛えられたので、そう簡単にやられないはずですが心配ですね。

アスタが捕まったことを知ったシャルアミが助けに来てくれるといいんですが…。

さて、次回はとうとう翼の兵士になったアリシアとヘルクが出会うことになりそうです。

ヘルクは約束通りアリシアに笑顔を見せるでしょう。

それがアリシアとの約束ですから…。

大切な人を手にかけることはヘルクにとって辛いことだと思うので、エディルのようにアリシアが王の術から解放されて欲しいです。

ただこれまでのミカロスの外道すぎる所業や、今だにどんな能力か分かっていない覚醒者のラファエドがどう出るのか、不安要素しかない…😱

残り2話でどういう結末を迎えるのか、共に見守っていきましょう！

次回の考察はこちら👇