最終的にはゴローとアクアの和解が必要になる?
アニメ「推しの子」の第15話「感情演技」の考察です。
アビ子とGOAが無事和解してよかった!と思いきや、アクアの身にフラッシュバックが起きるなど、感情の振り幅が激しかった回でした。
ゴロー「楽しんでるんじゃねえよ」
アクアの後ろにいたゴローの影が不気味でしたね…😓
ここにきて、アクアが抱える問題が顕在化したような気がします。
今回はアクアが抱える問題の解決策と、五反田監督のパソコンに表示されていたフォルダ名について解説していこうと思います!
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ【推しの子】の15話のネタバレを含みます。
15話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
PTSDの特徴
心的外傷後ストレス障害(PTSD)は生命を脅かす出来事や、極度の恐怖・無力感を引き起こす体験によって引き起こされます。
人に打ち明けにくい体験(戦争体験・自然災害・交通事故・性的暴行・いじめなど)が原因で発症することが多いです。
以下の項目では、PTSDの特徴である二つの症状について解説していきます。
PTSD二つの症状:「侵入症状」と「回避症状」
「侵入症状」とは、トラウマとなった出来事が、悪夢やフラッシュバックとして繰り返し現れることです。
アクアの場合は、アイが殺された時のことを何度も思い出しているようですね。
フラッシュバックが起こると、身体や手足の震え、吐き気、冷や汗などの症状が現れます。
「回避症状」とは、トラウマを思い出させるものを避けようとすることです。
感情が鈍感になり、人に心を許すことができなくなったりします。
金田一「もっと感情を引き出せ。ここは感情演技のシーンだ」
アニメ【推しの子】15話「感情演技」
金田一がアクアに演技指導をしていましたが、PTSDの症状があるアクアにとって、かなりハードルが高いことが分かると思います。
重傷を負った鞘姫のシーンでは、どうしてもアイの最期がチラつくでしょうし、感情が極端に鈍感になっているアクアでは感情を前面に出すことができないのです。
舞台を通してPTSDを克服する?
しかしオープニングである通り、アクアは他の役者に囲まれ笑顔ですし、舞台は大成功しているようです。
このことから、アクアは感情演技をすることでアイの死を乗り越え、PTSDを克服するのではないかと思います!😊
あかね「私は…何があってもアクアくんの味方だよ」
アニメ【推しの子】15話「感情演技」
アクアが感情演技をするにあたっては、かなやあかねがリードしてくれそうですね🎵
あかねはアクアとルビーがアイの隠し子だと気づいたみたいですし、二人の関係に変化が訪れるかもしれません!
最終的にはゴローとアクアの和解が必要
ゴロー「忘れるな。お前は…救えなかった。お前にそんな権利は…」
アニメ【推しの子】15話「感情演技」
アクアが演技を楽しもうとしているさなか、ゴローがそれを許さない描写がありました。
背後霊のようなゴローの姿にゾワッときた方も多いはず…😅
アイを殺した犯人を見つけ出してこの手で殺したいゴローと、アイが語っていた役者の道を邁進したいアクアとで感情がせめぎ合っているような気がします。
アクア「精神の方が体と環境に適合していく。だんだんと僕と星野アクアの境目がなくなっていく」
アニメ【推しの子】8話「初めて」
8話でも言及がありましたが、既にアクアの精神は16歳の青年に適合しつつあり、例えば普通に恋をしたり演技を楽しんだりするわけです。
しかしゴローが亡霊のように現れ阻んでいるといった状態になってしまっています。
ここまで二人の方向性が違う以上、この問題を解決するにはアクアとゴローが和解する必要が出てきました。
ゴロー「和解した」
アイ「えっ?」
ゴロー(医者の僕とファンの僕の意見が一致した)
アニメ【推しの子】1話「Mother and Children」
1話のようにうまいこと和解してくれたらいいんですけどね…。
アクア一人だと難しいかもしれません。
和解のキーマンになるのはルビー?
アクア「妹には…知られたくない。あいつはもう、前を見てる。余計なことを思い出させたくない」
アニメ【推しの子】15話「感情演技」
アクアが前に進むために重要な人物がいるとすれば、ルビーではないでしょうか?
ルビーはアイのようなアイドルを目指して日々邁進していますし、ゴローへの淡い恋心もあります。
ゴローの復讐を断ち切り、アクアと共に歩いていくのにルビーはうってつけの人物ではないかと思っています。
著作者人格権と同一性保持権について
雷田「作家が持つ、著作者人格権には同一性保持権てのがあって、先生の許可なしに東ブレの舞台をやることは絶対にできない」
アニメ【推しの子】15話「感情演技」
舞台「東京ブレイド」の総合プロデューサーである雷田が言っていたことをザックリ解説します。
体系的に解説したかったので、財産権と著作人格権を一通り並べましたが、赤字のところだけ見ていただければ大丈夫です!
「同一性保持権」は「著作人格権」に含まれます。
著作人格権には譲渡権がないので、アビ子から他の誰かに映ることは絶対にありません。
そのため、アビ子が「この改変は許さない」と言えば、雷田側は何もできなくなります。
アビ子が書いた脚本がどんなにダメでも採用されるのは、同一性保持権によるものと考えていいです。
アビ子の持つ権利を説明しつつも、GOAの仕事を信頼して欲しいと駆け引きしていたわけですね。
フォルダ名をよく見てみると…?
こども部屋おじさん…もとい五反田監督のPCフォルダの中に気になるものがありました。
それは「hikaru」というフォルダです。
上のフォルダ「hajimari」は監督作品の「それが始まり」のことだと思います。
下のフォルダ「hoshino」「aqua」は「星野」「アクア」でしょう。
五反田監督のフォルダはかなり整頓されているので、「hikaru」は作品名か人名ということになりそうです。
今後hikaruというワードが出てきたら要チェックですね!😊
15話の感想
『えーっと、君は……。
— 『【推しの子】』TVアニメ公式 (@anime_oshinoko) July 24, 2024
アクアの彼女かなんか?』#推しの子 pic.twitter.com/DFdLN3SCNx
記事の内容は重ためですが、感想はあかねのことを語ろうと思います🎵
本当はあかねの可愛いシーンについて語りつくしたかったんですが、考察ブログを語っている以上そういう訳にもいかず…🤣
公式Xの投稿にもあったシーンは、ほんの一瞬のしぐさで可愛さが表現されていて最高でした!
かなとあかねも最初は犬猿の仲かと思ってたんですが、お互い本音をぶつけあえるいい関係なのかなと思いつつあります。
仲良く喧嘩してる気がしますねw
かなとあかねの関係がどう変化していくのかも楽しみです😍
次回の考察はこちら👇
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