アクアは幸福恐怖症なのか?
アニメ「推しの子」の第19話「トリガー」の考察です。
かな「もう・・・もう!アクア、アンタが悪いんだからね。アンタはいつも私を変にさせる!」
キラッキラに輝くかながかわいすぎました…。
かな、こんなに可愛かったんですね😍
いつもは口の悪さであったり、面倒くさい性格の方が目につきますが、全身で演じることの楽しさを表現してくる姿には度肝を抜かれました!
こんな演技を見せられたら、アクアが何もしないわけがなく…。
と思いきや、かなとは正反対の「楽しまない演技」を始めちゃいましたが、一体どうなってしまうんでしょうか?
今回は、「アクアが幸福恐怖症ではないか?」という疑問からはじまり、一体幸福恐怖症とは何なのかを語っていきたいと思います😉
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ【推しの子】の19話のネタバレを含みます。
19話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
覚醒した有馬かな
かな(ほら、見たかったんでしょ?私の演技。もっと私を見て!)
アニメ【推しの子】19話「トリガー」
アクアたちにお膳立てされて、ついにかなが覚醒!
こんなに楽しそうに演技するんですね🤩
あかね(かなちゃん、かなちゃん、有馬かな!!)
あかねがもはやただの限界オタクと化していて笑っちゃいましたw
君さ、かなちゃんのこと大好きすぎるやん…。
舞台本番中にやっていい顔じゃない!😂
ステージママだった母
かな(私の人気に陰りが見えてからの母は、ちょっと大変だった。なりふり構わず営業をかけて、出じろを増やせと現場を困らせて。私にもちょっと…何ていうか当たるようになって。お父さんが他の女の人を好きになっちゃったのも、そんな母に嫌気がさしたからだと思う。お母さんは売れてる有馬かなが好きだった)
アニメ【推しの子】19話「トリガー」
子どもに夢を託す親って実際にいるんですね…。
こういう人って何で自分で夢を叶えようとしないのか不思議でたまらないです😅
そんな母に対して、かなが決して悪口を言わないのが悲しいところです。
かなの「私を見て!」って演技はきっと、お母さんに向けられたものなんでしょうね。
周りに合わせて舞台装置に徹しようとするかなの姿に、アクアは自身の「演技を楽しんではいけない」という気持ちを重ねていたのかもしれません。
五反田監督はかなに直接声をかけていた
かな「役者に大事なのってコミュ力よ」
アニメ【推しの子】3話「漫画原作ドラマ」
アクアと再会した時に、かなが五反田と同じことを言っていたんですが、どうやら監督は直接かなに声をかけていたようですね。
監督のおかげでかなが業界で生き残れたというなら、今後もしアクアとかなが恋人同士になった場合、監督は恋のキューピッドということになるんでしょうか…?
子供部屋おじさん、優しいところありますね。
見直しました!😂
アクアはチェロフォビアなのか?
アクア「俺がどうなろうとどうでもいい。アイの無念を晴らすことだけが、俺の生きる意味だ」
アニメ【推しの子】19話「トリガー」
パニック障害については言及がありましたが、アクアは幸福恐怖症(チェロフォビア)のような気がします。
幸福恐怖症には以下のような特徴があります。
- 楽しいはずの活動に対して罪悪感を感じる
- 自分が幸せになることに不安や恐れを抱く
- 愛されることに慣れていない
では、何故幸福恐怖症になってしまうのでしょうか。
考えられる二つの理由を挙げてみます。
大きな喪失を経験している
ゴロー「お前がもっと注意していれば…身を張って守っていれば…」
アニメ【推しの子】15話「感情演技」
一つ目は当然、アイの死に関係しています。
アクアは自分のせいでアイを救えなかったと考えているでしょう。
そのため、アイを死なせておきながら自分が幸せになることを許せないはずです。
家庭環境に問題があった
二つ目に関しては、一瞬映ったカットからしか想像できないのですが、ゴローの家庭環境に問題があった可能性があります。
ゴローの目の前にいる人物は祖母でしょうか?
ちょっとお母さんにしては年いってますもんね…。
写真に写る女性は一見穏やかそうな女性ですが、ゴローはあまり幸せそうじゃありません。
祖母とたった二人の写真ということからも、訳アリの家庭っぽいです。
ルビーは前を向いている
ただしアクアと同じくようにアイを失っているにも関わらず、ルビーは自分の夢に向かって邁進しています。
結局のところ、アクアが幸福恐怖症なのは、アクアの生来の性格が原因なのかもしれません。
アクアは幸せになりたいと思っている?
幸福恐怖症のはずのアクアですが、一つだけ矛盾点があります。
幸福恐怖症の人は常にネガティブな雰囲気を出しているので、親密な人間関係を築くことができません。
アクアは舞台稽古の時も孤立していました。
しかし、これまでアクアは多くの人々を陰ながら助けてきており、数名とはよき友人関係を築けています。
同年代だと、「星野ルビー」「有馬かな」「黒川あかね」「MEMちょ」「鷲見ゆき」「熊野ノブユキ」「森本ケンゴ」「鳴嶋メルト」との仲は良好ではないでしょうか?
このことからも、アクアも心の奥底では「幸せになりたい」「アイの願いをかなえたい」と思っているのではないでしょうか?
舞台の成功を通じて、アクアが少しずつでもいいから小さな幸せを受け止めていけるといいですね。
アクア、お前は幸せになっていいんだぞ!
19話の感想
アクア「俺にとって演じることは復讐だ!」
芸能界でのし上がれば復讐に近づくと思っているアクアの覚悟に哀しくなり、彼の深層心理を考察してみましたが、いかがだったでしょうか?
復讐に囚われているアクアですが、本当な人並の幸せを願うただの青年という気がしています。
演技面では対照的に描かれたアクアとかなですが、二人とも母親の愛情を求めているという点では似た者同士なのかなと感じました!
この舞台を通して、キャラクターたちがどんな成長を遂げるのか楽しみです😍
そして2期になってあまり出番がないルビーにそろそろ出番が欲しい…!
次回の考察はこちら👇
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