ピオランを救出するため、フシは闘技場で戦う。
あらすじ
13話のあらすじはこちら。少女トナリに騙される形でジャナンダ島へやってきたフシとピオラン。
フシは離れ離れになってしまったピオランを助ける為に、何でも望みが叶うという闘技場での優勝を目指すことになる。
ルールは、八組に分かれて予選を行い、勝ち残った八名が1対1のトーナメント戦に進む。
実況の男「武器の持ち込みは自由!最後まで生きて立っていた奴が勝者です!」
フシ(つまり・・死ななければいい!?勝てる!)
しかし直後、フシは自分が甘かったことを思い知らされることになる。
ジャナンダ島の子供達
フシは無事予選を突破することが出来た。
しかし、突如として始まった殺し合いに、参加者の死の間際の痛みを敏感に感じ取り、フシは気分が悪くなってしまう。
フシが不死身であることに怯えた参加者が最終的に棄権してくれたから良かったものの、1対1のトーナメント戦となるとどうなるか分からない。
トナリ「私はトナリ!よろしくね!」
ウーロイ「俺はウーロイ。好きな食べ物は鶏肉」
ミァ「私はミァ。趣味はうねうねの髪を見つけること」
サンデル「僕はサンデル。11歳。こっちはウーパ」
ウーパ「この子はミツユビフクロウのリガード」
*ウーパはフクロウのリガードを飼っている。
トナリはフシに優勝してもらい島長に仕立てあげ、仲間と共にジャナンダ島を脱出しようと企てていた。
また予選を突破し、島長の最有力候補である不死身のフシに、島民がおこぼれに預かろうと群がっていた。
この無法の島ジャナンダでは、島長が決まっても二週間も経たず殺されていたが、不死身のフシならその心配がないので、永遠の統治者として皆期待しているのだった。
秩序を守る権利として、人を殺すことが認められているジャナンダ島の風習に、どうしてもフシは馴染めない。
囚人が普通に生活しているのに、ピオランが収容されていると言ったトナリも信用できなかった。
トナリ「教えてあげる。私は港でわざとあんた達をジャナンダ行きの船に乗せた。ある人にそそのかされてね」
フシ「お前らとはもう一緒にいたくない。お前らはウソつきで・・普通じゃない」
一緒にいようよと言うトナリ達を無視し、フシは一人で行動しようとする。
しかし夜一人で眠るフシに近づく怪しい女の影が・・・。
何とその女は、マーチを殺したヤノメのハヤセだった。
観察者との問答
フシ「こんなの時間のムダだ。お前の力を使ってピオランのところへ行けないか?」
観察者「私がお前に協力するのは、お前の成長を手助けする時のみだ」
早くピオランに会いたいというフシに、観察者は「大会とやらはもういいのか」と聞く。
相手を殺したり痛い思いをさせるのが嫌だとフシは言う。
観察者「お前は既に数人殺しているではないか。最近ではグーグーとかいう青年か」
フシ「ち・・違う!殺そうとなんてしてない!」
観察者「お前がいなければ彼は死んでいなかった」
「お前を責めているわけじゃない。気づいて欲しいのだ」
「肉体の死は誰にでも訪れる現象であり、人間は時としていつ死を迎えるか選ぶことができると・・」
「グーグーにはあの時確かに生き残る選択肢があった。しかしそれを選ばなかった。彼はお前を助けるために死期を早めた」
「その闘技場に参加している人間も同じだ。何かを得るために自分の死期を早めている」
「死に時を選んだ人間にお前が心を痛める必要はない」
昔フシにとって「死」というのは単なる状態の変化に過ぎなかった。
それが兄弟同然に育ったグーグーの死によって、生物の命を奪うという重圧がフシに重くのしかかっていた。
フシは誰も殺したくなかったのだ。
歴戦の聖戦士?ズムラのバーサーカー
結局トーナメント戦に出ることになったフシ。
予選の時のように相手に怯えさせて勝とうとするフシだったが、バーサーカーの名の通り全く怯えてくれない。
オオカミやグーグーに変身してみるが効果はなかった。
*マーチやオニグマは以前ノッカーに奪われているので変身できない
フシ(もっと怖くて強いものを手に入れておくべきだった。そうでなければ意味がない!)
パロナ「人の生き死にに意味を求めるなんて間違ってる」
「自分の生き方は誰かに与えられるものじゃない、自分で勝ち取るんだ!」
フシはふとパロナの言葉を思い出した。
その瞬間フシはパロナに変身していた。
フシ(え・・?)
突然パロナに変身できたことにフシは驚くが、軽い身のこなしを利用し、バーサーカーを蹴りで華麗に仕留めることに成功するのだった。
14話の感想
歴戦の聖戦士(笑)
髭面のバーサーカーが、フシがパロナに変身した瞬間頬を染めて
「食べたい・・ッ!ひとくち!」
って襲い掛かってきたのに笑ってしまいましたw
歴戦の聖戦士設定はどこに行ったんや!
さて突然パロナに変身してしまったフシ。
「生きている対象には変身できない」ので、パロナが既に死んでいることを意味していますね。
どうしてパロナが死ぬことになったのかは、次回以降で明らかになりそうです。
そして何故かジャナンダ島にやってきているハヤセも気になりますね。
トナリは「ある人にそそのかされて」フシ達をジャナンダ島行きの船に乗せたと言っていたので、ある人というのはハヤセの可能性が高そうです。
以前からフシに執着していたハヤセが登場によって、今後どう物語が進行していくのか気になります!
コメント