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【チ。考察】アルベルト編は一章から全てがひっくり返った世界?

チ。

ラファウ先生は何者なのか?

アニメ「チ。 ―地球の運動について―」の第24話「タウマゼインを」の考察です。

ゆんこ
ゆんこ

OPがアルベルトに変わった~~!

ってあれ?

文字も反転してる…?

一章~三章まではタイトルが黒文字で表示されていましたが、今回は白文字で反転していますし、合間に挟まれていたキャラ絵も登場せず、真っ暗な画面が表示されていました。

一体これは何を意味するのでしょうか…?

そして死んだはずのラファウが成長して登場し、「どうなってるの?😖」と混乱した方も多いのではないでしょうか?

ラファウ先生は私達がよく知るラファウなのか、それとも全くの別人なのか気になりますよね!😊

この記事で分かること
  • さまざまなものが「反転」した世界
    • OPの反転
    • 物語と史実
    • 1話・アルベルト編冒頭の反転
    • 師弟関係・星座の反転
  • ラファウ先生は何者なのか?
  • 幼少期のアルベルトに何が起こった?
  • 23歳のアルベルトは「迷って」いる
  • 告解室の司祭は誰?

実在するアルベルトの登場は、今までの物語とは違う史実の世界へ行った裏付けなのか?

それとも二つの世界は同じ空で繋がっているのか?

最終話に向けて、アルベルト編の世界観を整理しましょう!

今回は一章からの物語とアルベルト編が「ひっくり返った世界」であることをお話していこうと思います😊

ラファウの登場で「?」となった方は是非最後まで読んでみてくださいね🎵

前回の考察はこちら👇

このページはアニメ「チ。 ―地球の運動について―」の24話のネタバレを含みます。

24話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。

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さまざまなものが「反転」した世界

さて23話の終盤から、主人公がドゥラカからアルベルトへとバトンタッチし、世界にさまざまな変化が起きました。

その変化はまさにコペルニクス転回を思わせます。

コペルニクス的転回とは?
  • 物事の見方が180度変わってしまうような発見
  • 今まで当たり前だと思っていたことを、まったく違う角度から見直すこと

私も改めて1話を見返し、新たな切り口で考察する必要がありました😅

ここでは「OP」「章開始の演出」「師弟関係」「星座」を例に挙げながら、これまでの世界からの「反転」を感じていただければと思います🎵

OPから感じる「反転」

こちらは初めにお話ししたことと重複しますが、OPの冒頭でのタイトルや白で描かれた部分が反転して真っ暗になっています。

そして年代的には一章→二章→三章となるはずが、三章→二章→一章と反転しています。

そしてラスト、ラファウの手から消えたネックレスがアルベルトの手にあります!

ただしネックレスは反転というよりも、「再生」「継承」の意味合いが近い気がしています。

アルベルト・ブルゼフスキが地動説を証明するコペルニクスを導く「最初の人」になるという意味合いが大きいかもしれません。

1話とアルベルト編冒頭の「反転」

さて、こちらは1話冒頭のシーンです。

ここから一章が始まっていきます。

皆さんご存知のとおり一章の主人公はラファウでした。

にもかかわらず、二章のオクジーが描かれていることに対し不思議に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今思うと、これはアルベルト編の「反転」に繋がる描写でした。

ではアルベルト編が始まる寸前のシーンを振り返ってみましょう!

ドゥラカの死亡シーンからになります。

したたるドゥラカの血

ドゥラカの指から血がしたたるシーンは一章冒頭シーンの②にあたります。

閉じていく世界

朝日を浴びて微笑んだドゥラカは最終的に力尽きていきます。

一章は過酷な拷問シーンへと視界が開けていきましたが、ここでは逆に美しい世界が閉じられていくシーンとなりました。

これは一章冒頭シーン①と対応し、「過酷な拷問・開かれる世界」から「美しい朝日・閉じていく世界」へと反転しています。

舞台が抽象から具体へ

そしてアルベルト編が始まりますが、一章スタート時は「15世紀前期」「P王国」「某所」と年代も場所も曖昧だったのに対し、「1468年」「ポーランド王国」「都市部」と、年代と場所がより具体的な表現へと変化しています。

1話考察時点でここはポーランドだろうと予想していましたが、何故わざわざ抽象化されていたのかと改めて考えてみると、このアルベルト編の冒頭の「反転」のためだったのでしょう。

そして具体化されたということは、架空の話から実際の史実へと反転したことを意味しています。

ゆんこ
ゆんこ

ただしクラクフ大学へ入学するまでのアルベルトについては、出身がブルゼヴォということくらいしか分かっていません。

師弟関係と星座の「反転」

フベルトとラファウ、ラファウとアルベルトと、ラファウの立場が師弟逆転しています。

フベルト「それと…あの岩と山の位置がオリオンのベルトと似通っているのも気に入っている」

ラファウ「は…はあ」

アニメ「チ。 ―地球の運動について―」第1話「『地動説』、とでも呼ぼうか」

そして思い出してほしいのが、星座に関する話です。

フベルトは「オリオン座」そして、今回登場したラファウ先生は「いて座」の話をしています。

二つの星座はギリシャ神話に登場する人物に由来します。

オリオン座はギリシャ神話の巨人の狩人・オーリーオーンがモチーフであるのに対し、いて座はケンタウロス族の賢者・ケイローンがモチーフです。

二つの星座は「武力と知性」という対照的な属性を持っています。

こちらは季節で見える星座を図にしたものです。

オリオン座は冬の星座であるのに対し、いて座は夏の星座と、真逆の位置関係にあるのが分かるかと思います。

図は北半球の話です。

そしてこの位置関係は、地球が中心である天動説の世界では起こらず、地球が動く世界でしか起こりえないという点も面白いところです😊

ゆんこ
ゆんこ

他にも反転してるところがあるのかも…?

「ここも反転してました!」と気づいたら、是非教えてください😉

ラファウ先生は何者なのか?

さて、ここまでさまざまな「反転」をお話ししました。

アルベルト編は一章からひっくり返った世界であることがお分かりいただけたかと思います。

つまりラファウ先生は一章のラファウとは別人です。

一章のラファウが万が一ポトツキの協力で逃がされていて、ものすごく若作りだとしたら…と細い可能性を辿っていけば、同一人物という可能性は捨てきれません。

空を見ることを愛している様子からも、ラファウと全く逆の性格というわけではなさそうです。

ただここまで「反転」を見せつけられると、アルベルト編は一章~三章の話からひっくり返った世界だと感じました。

またラファウ先生は一章のラファウとは違った役割を果たしたことが、現在のアルベルトを見ると分かります。

次は幼少期のアルベルトに何が起こったのかを解説していきます。

幼少期のアルベルトに何が起こった?

「疑うのだ」「信じろ」と、父と先生で意見が真逆でしたね。

ゆんこ
ゆんこ

こんなん言われたら、どっちの言うこと聞いたらいいのか子供は混乱しますわ~🤣

アルベルト「そんな態度を珍しがった村の偉い人に父は運よく気に入られてた。普通じゃ触れられないような本も読ませてもらってて、もらえる文献は分野問わず持って帰ってきてた。あの時の父はそれが全ての元凶になるなんて想像もしてなかったでしょう

アニメ「チ。 ―地球の運動について―」第24話「タウマゼインを」

そしてアルベルトが星座を結ぶ時に一瞬映ったのは、血を流して倒れているアルベルトの父です。

アルベルトのセリフから、「村の偉い人に気に入られてた」「もらえる文献は持って帰ってきてた」、この二つのうちいずれかが原因で父は死ぬことになってしまったと考えていいでしょう。

父の死をきっかけに、アルベルトは学問的探求心を失ってしまったのです。

23歳のアルベルトは「迷って」いる

ラファウ先生「知の探究が人や社会の役に立たなければいけないなんて発想はクソだ」

アルベルト「あっ…」

ラファウ先生「知りたいからやる。それだけだよ」

アニメ「チ。 ―地球の運動について―」第24話「タウマゼインを」

23歳のアルベルトは親方に大学に行くことを薦められますが断っています。

これはアルベルトの父の死がきっかけだと言っていいでしょう。

アルベルト「端的に言って、知りたいって欲望はクソだ

アニメ「チ。 ―地球の運動について―」第24話「タウマゼインを」

そして23歳のアルベルトはラファウ先生とは真逆のことを言っています。

つまりアルベルトはサロンに行った後に父が死に、ラファウ先生のように「知りたいからやる」はクソだと思うようになってしまったと考えていいでしょう。

もしかするとラファウのせいでアルベルトの父は死んでしまったのかもしれませんね😓

ゆんこ
ゆんこ

アルベルト…一体サロンで何があったんや!

ただしアストロラーベを捨てていないあたり、アルベルトは天文の道を諦めきれていないような気がします。

そして親方の言葉を受け、今もなお「疑うのだ」「信じろ」という父とラファウ先生の言葉の狭間で迷っているような気がしてならないのです。

迷うというと「停滞」「優柔不断」といったネガティブなイメージを持ちがちですが、今までアニメをご覧になった人なら分かるはず。

ドゥラカ「でも信念を忘れたら人は迷う」

ヨレンタ「迷って。きっと迷いの中に倫理がある

アニメ「チ。 ―地球の運動について―」第19話「迷いの中に倫理がある」

ドゥラカ「そうやって苦しみを味わった知性は、いずれ十分迷うことのできる知性になる

アニメ「チ。 ―地球の運動について―」第23話「同じ時代を作った仲間」

アルベルトは迷いの中に倫理を見出し、後に地動説を証明するためのタウマゼインを取り戻すのではないかと思っています!

24話の感想

「鳥のアレテーは飛ぶこと」

ゆんこ
ゆんこ

実はあの鳥私なんですよ😊(ウソつけ!)

特性を活かしている時が一番幸福というのは理解できます。

では「自分の得意なこと」「自分にしかできないこと」って何だろう…?

そんな風に迷う人は多そうですよね。

私は「自分にとって大した労力ではないけど、やたらと人に感謝されるもの」だと思っています😊

私の場合は「自分の情熱を文章化すること」でしょうか?

私は昔から「何で?」と思う気持ちが人より強いです。

それを文章化して皆さんと共有していけるのは、とても楽しい作業だと思っています。

皆さんのアレテーは何ですか?

良かったらコメントで教えてくださいね🎵

告解室の司祭は誰?

そして告解室の司祭の声は新人異端審問官レフと同じ方(間島淳司)でした!

アルベルト編では司祭になってるんですね😊

ラファウ先生といい告解室の司祭といい、一章~三章までの物語の欠片が見えると、ひょっとしたらこの世界のどこかに「大学に通ってるオクジー」「好きな研究に没頭するバデーニ」「自分の名前で論文を出すヨレンタ」「大金持ちになったドゥラカ」が存在するんじゃないかなって思ってしまうんですよね。

バデーニ「ああ。動く世界でまた会おう

アニメ「チ。 ―地球の運動について―」第12話「俺は、地動説を信仰してる」

物語では過酷な運命をたどることになった人々が、こちらの世界では少しでも幸せに生きていて欲しいと願ってしまうのです。

一点もののアストロラーベ

教授「異教徒の知恵を借り、秘密裏に職人に作らせた一点ものだ」

そういえば24話のアイキャッチに映ったアストロラーベ、もちろんアルベルトのアストロラーベだと思うんですが、ピャスト伯が受け継いだアストロラーベに似てましたね。

アルベルト編では登場人物の語り口や道具から、これまでの物語の残り香みたいなものを感じることができて、何だか懐かしい気持ちになりました😢

次回でいよいよ最終回です!

あと1話でどうまとめるん…?と正直ドキドキしています。

私たちが見てきた地動説の物語は、アルベルト編でどんな影響を及ぼすのでしょうか?

私は何だか今無性に1期ED「アポリア」を聞きたいです。

一章~三章物語、そしてアルベルト編の反転、そして似て非なる二つの世界がどこかで繋がっていることを信じたいのかもしれません。

そしてここまで考察を読んでいただきありがとうございます。

残り1話を共に見守っていきましょう!😍

次回の考察はこちら👇

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