第二の主人公と目されるグエルの生い立ちやエピソードをご紹介！

アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場する、グエル・ジェタークに関する情報をまとめています。

初登場時こそ、ホルダーとしての傲慢さや、温室を破壊するといった粗暴な面が目立ちましたが、回を重ねるごとに人気が爆上がりし、現在では「第二の主人公」と言われるほどのキャラクターにまで成長しました🤩

このページでは、グエルの生い立ち・家庭環境・性格・搭乗モビルスーツ・パイロットとしてのスキルといった基本的な情報から、グエルの魅力溢れるエピソードなどをご紹介します😊

なお、この記事は執筆途中の記事であり、水星の魔女が放送されるたびに更新される場合があります。

各話考察や人物相関図といった、水星の魔女の情報をまとめたページはこちら👇

グエル・ジェタークはどんな人物？

ここではグエル・ジェタークがどんな人物なのか、基本的な情報を掲載しています。

生い立ち

モビルスーツ製造業を主とする企業で構成されるベネリットグループ。

ベネリットグループのTOP3の企業はジェターク社・グラスレー社・ペイル社です。

この三社は御三家と呼ばれています。

グエルはジェターク社の御曹司です。

父はヴィム・ジェターク、異母兄弟にラウダ・ニールがいます。

グエルとヴィムの母親の名前は明かされておらず、どちらもヴィムの元を去ったとされています。

意外な家庭環境

妻と愛人が去った後、ヴィムは本妻の子グエルと愛人の子ラウダを分け隔てなく育てました。

ラウダ「僕はこれからも兄さんを支えるよ。初めて会った時にも言っただろ？」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 17話「大切なもの」

異母兄弟間で起こりがちな摩擦も全くなかったようですね。

性格

初登場時は婚約者ミオリネへの傍若無人な態度が目立ちます。

これはミオリネとの婚約自体がベネリットグループを掌握するための政略結婚だったからです。

ミオリネが地球へ逃げたがっていることは周知されており、「花嫁に逃げられた男」だと侮辱された時には決闘で謝罪を要求するなど、グエルの御三家としてのプライドの高さがうかがえます。

好戦的で決闘数が圧倒的に多い

レネ「またグエル？今月何回目？」

イリーシャ「五回目…かな」

サビーナ「花婿の座を守るのも大変なのだろう」

メイジー「グエル君の場合、どうでもいい喧嘩も買ってるけどね」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 9話「あと一歩、キミに踏み出せたなら」

ホルダーは挑戦者がいる場合、二週間に一度決闘を受ける義務がありますが、グエルの場合はかなり積極的に決闘していたようです。

同じ御三家であるエランは8勝、シャディクは7勝であることを考えると、勝利数が全然違いますね。

決闘の頻度は好戦的な性格、パイロットとしての絶対の自信の表れです。

寮生からは慕われている

フェルシーとペトラが真っ先にかけより、ジェターク寮チーフメカニックのカミル・ケーシンクたち多くの寮生がわっとグエルの元に集まってくる。

御曹司ということとは別に、人徳というべきかキャラというべきか、グエルは多くの寮生たちから慕われているのだった。

小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女1 P179

グエルは多くの寮生から慕われています。

地球から戻ってすぐにラウダからジェターク社を引き継ぐあたり、上に立つ人間として周囲から頼られる存在だったのではないでしょうか？

本来は誠実な性格

スレッタが編入してからというもの、グエルは多くのものを失いました。

しかしシーズン2では、地球では瀕死のシーシアを救おうとしたこと、学園に戻ってからはスレッタに対し面と向かって自分の気持ちを伝えるなど、ひたむきで誠実な一面が徐々に前に出て来るようになりました。

グエル役を務める阿座上洋平さんはグエラジでこう語っています。

阿座上「元々彼が持ってた誠実さみたいなものに立ち返ってきたんじゃないかなとも思ってるところがあって。変わっていったのももちろんあるけど。彼が元々持っていたものなんじゃないかなっていうのも含めて演じたりしていますね」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 ～アスティカシア高等専門学園 ジェターク寮ラジオ～ vol.2

御三家の御曹司という立場もあって、プライドの高さや傲慢さがあったものの、多くの物を失ったことで、本来のグエルの性格が戻ってきたということですね！

搭乗するモビルスーツ

グエルは作中さまざまなモビルスーツに搭乗しています。

以下一覧です。

4機中3機はジェターク社製のモビルスーツです。

ジェターク社のモビルスーツは近接攻撃に特化したモビルスーツが多いですね。

ヴィム「俺はライバルの頭を直接ぶっ叩くことで、勝ち上がってきた男だ！」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 12話「逃げ出すよりも進むことを」

その理由としては、ジェタークCEOであるヴィムの持論からくるものかもしれません😅

パイロットとしてのスキル

スレッタやエランとの戦いでは、負けたもののパイロットとしての腕は超一流であることが分かります。

17話では、3話で拒絶したAIすらも受け入れて戦っており、パイロットとしてさらに高みを目指しているようです。

しかし10代の子どもということもあり、実戦で人を殺めることに対して抵抗があります。

父ヴィムを手にかけてからは、その傾向がより顕著です。

夢はドミニコスのエース

グエルの夢はドミニコス隊のエースになることでした。

ドミニコスに入隊するということは、モビルスーツで人を殺めることも当然あるわけですが、現在のグエルに命のやり取りをするだけの覚悟があるかどうかは不明です。

今後のグエルのパイロットとしてのさらなる成長に期待したいです！

グエルの魅力溢れるエピソードをご紹介

ここではグエル関連のエピソードをまとめています。

スレッタへの思い

グエル「スレッタ・マーキュリー。俺と…結婚してくれ」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 3話「グエルのプライド」

多くの視聴者が「グエルの印象が変わった！」というエピソードを挙げるとしたら、やはりスレッタへの求婚を真っ先にあげるのではないでしょうか？

この時グエルは、父ヴィムによる汚い工作でパイロットとしてのプライドはズタズタでした。

しかし決闘後、純粋にグエル自身の強さを認めてくれたスレッタに対し、グエルは自ら膝を折り求婚します。

ちなみにスレッタには「嫌ですぅ～！」と逃げられ、あえなく玉砕ｗ

グエル先輩、近所のスーパーでも結婚ネタでいじられてたよ🤣#水星の魔女 pic.twitter.com/1ycEwyVa98

— yunko (@todaysyunko) October 31, 2022

この求婚は、スーパーのポップでもいじられるほどのブームを巻き起こしました🎵

その後グエルは求婚を撤回し、「くしゃくしゃ頭の田舎者に俺が惚れると思ったか」「勘違いするなよ。俺はお前のことなんて全然好きじゃないんだからな！」などと、古典的なツンデレ発言をするようになります。

このような発言をくり返した理由としては、「恥ずかしくて…」だそうです🤣

しかしスレッタとエランががデートしていることを、慌ててペトラとフェルシーが報告に来たり、エランに泣かされたスレッタを見たグエルがエランとの決闘を受けたりと、グエルのスレッタへの気持ちは周囲にはバレバレでした。

生きるか死ぬかの経験を経て、地球から帰還したグエルは、スレッタに自分の気持ちを伝えます。

スレッタにとって一番大切だったのはミオリネだったので、今回も振られてしまいますが、しっかりグエルの気持ちは伝わったようです🎵

それにしてもジェターク社御曹司に秋波を送る女性も少なくなかったと思うのですが、グエルは恋愛に関して奥手みたいですね。

グエルとスレッタを取り巻く空気が、まんま少女漫画で微笑ましいです🥰

逆境にも負けないタフさ

ガンダム史上最速三連敗を喫したグエルは、ジェターク社の支援を打ち切られ寮も追い出されてしまいます。

御曹司であるグエルに野宿など耐えられないかと思いきや、何とソロキャンプを楽しむ余裕っぷりw

やっかみから他の生徒から嫌がらせを受けることもあったようですが、逆境に負けないグエルの逞しさには多くの視聴者が癒されました🥰

またジェタークの名を捨てて、自立した時にはボブと名乗り、輸送船カシュタントで働き始めていました。

人を使う立場だったグエルが使われる立場になることで、心が折れるのではないかと思いきや、クルーの面々との関係も良好で、今までにない優しい瞳のグエルが話題になりました。

1話からの転落ぶりが著しいグエルですが、その最たる不幸は父ヴィムを自らの手で殺めてしまったことです。

この経験はグエルの心に大きな傷を残しました。

しかし父が遺した会社をなくしたくないという思いから、再びグエルは立ち上がります。

どんな困難に見舞われようとも、何度でも立ち上がる姿はまさに「第二の主人公」と言っても過言ではないでしょう！

家族や仲間を大切に思う

グエルは父ヴィムを尊敬しています。

ヴィムの肖像画を見つめる小さな背中からは、「父のような人間になる！」という尊敬の念が見て取れます。

ミオリネに「あんたはパパの言いなりだもんね」と言われ激昂したのも、ヴィムを侮辱したからですし、スレッタがグラスレー寮との決闘メンバーを集めている時に断ったのも、ヴィムに決闘を止められていたからです。

弟ラウダからの信頼が厚いのも、グエルが家族のことを大切に思っているからでしょう。

グエル「教えてくれ。か…家族のことなんだ」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 15話「父と子と」

またヴィムの件で失意のどん底にあったグエルの存在を立ち直らせたのは、家族の存在でした。

地球におけるグループの報復攻撃を生き延びたグエルは学園に帰還。

その後スレッタとの決闘では、仲間たちの声で正気に戻り初勝利をもぎ取ります。

このようにグエルだけではなく、グエルを取り巻くジェターク寮の仲間も含めて魅力的なキャラクターといえます。

大切なものを守るために戦うグエルから目が離せない人も多いのではないでしょうか？🤩

最終決戦の際は、弟ラウダとのすれ違いを乗り越え和解しました。

グエル「父さんのこと…みんなが…お前が…許してくれなかったらって…」

機動戦士ガンダム 水星の魔女 23話「譲れない優しさ」

ヴィムを殺してしまった罪を一人で背負おうとしていたグエルですが、その高潔さの反面、ラウダや仲間たちから許されないのではないかと怯えていました。

ジェタークの御曹司という立場上、誰にも弱さを見せられないグエルでしたが、ラウダに本音を打ち明けることで、兄として一人の人間として大きく成長したと思います！

最終的にグエルはどうなる？

クワイエット・ゼロでの戦いから3年後、ジェターク社を立て直すため奮闘するグエルを見ることができます。

オリジナルエランが持ちかけた新規事業の話では、秘書セセリアに足元を見られて利益分配が厳しい条件を迫られており、まだまだグエルの受難は続くようです…😂

幅広い層から支持がある人気キャラクター

グエルが多くの視聴者から愛されているのはもちろんですが、同じく水星の魔女で他のキャラクターを演じている声優陣からも注目されているようです。

ペトラ役の広瀬ゆうきさんとソフィ役の井澤詩織さんは、グエルについてこう語っています。

広瀬「勝つって顔して負ける人がすごい好きで…。で、それに対して、“今日も負けちゃいましたね”って言うのが好きなのでｗ」

機動戦士ガンダム 水星の魔女～アスティカシア高等専門学園 ラジオ委員会～ 3月12日（日）放送回

井澤「でも、最高の悲鳴でした」

阿座上「ヤバイよ！」

梶田「こういう人たちがゾクゾクしながらグエルに注目してる」

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season1ととのうSP

注目ポイントにSッ気を感じなくもないですが、幅広い層から支持を得ていることもグエルの人気の理由かもしれませんね！😁

グエル好きは押さえておきたい情報

ここでは、グエル好きなら知っておいて損はない情報を一覧にしています。

ジェターク寮ラジオ「グエラジ」

グエラジへのリンクとハイライトをご紹介🎵

＊ジェターク寮ラジオVol.2は現在非公開になっています。

グエル役・阿座上洋平さんがナビゲーターを務めた総集編

Season1 ととのうSP

＊現在動画は非公開になっています。

終わりに

グエルの魅力を駆け足でお伝えしてきましたが、いかがでしたか？

1話から御三家の筆頭として登場したグエルは、最終回まで多くの活躍の場があり第二の主人公といっても差し支えないキャラに成長しました😊

ジェターク社の再建は道半ばですが、学園で培った経験とグエルを慕う多くの人々の協力を得て、これから新しいジェターク社の姿を見せてくれることでしょう。

今後もグエルの活躍に目が離せませんね！

また当ブログでは、魔女の各話考察記事を投稿しています。

人物相関図や用語解説も豊富ですので、「水星の魔女難しい…」と感じている方は、是非当ブログのまとめをご覧になってみてください👇