顔がうるさすぎる保科党のメンバーをご紹介
アニメ「逃げ上手の若君」の第11話「死にたがりと逃げ上手」の考察です。
時行「潔く死んでも何も残らない!せいぜい無力な子が残るだけだ!」
一族郎党の自害を見てきた時行が言うと重いですね…😖
死ぬ自分に酔っていた弥三郎もすっかり目が覚めたようで良かったです!
さて、今回は偉そうな麻呂国司と顔がうるさすぎる保科党について解説していきます🎵
ゲストは小笠原貞宗さんと市河助房さんです!
貞宗さんの目が腫れた理由が明らかに??
よかったら最後まで読んでみてくださいね😍
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「逃げ上手の若君」の11話のネタバレを含みます。
11話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
国司ってなあに
清原「春は重税 ようようくなりゆく我が懐」
アニメ「逃げ上手の若君」11話「死にたがりと逃げ上手」
この麻呂やたらと偉そうだけど、そもそも国司って何なんでしたっけ?
国司は地方の行政を担当する役職のことだ。
朝廷が任命するので、貴族であることが多いな。
清原国司殿も公家の出身だ!
あの麻呂顔は完全に公家ですもんね😓
でも承久の乱(1221年)あたりから、朝廷はほとんど力を失ってたんじゃ?
帝は側近や有力者を国司に任命し、彼らが地方行政を担うことで、中央集権的な統治を目指したのだ。
いやいや‥。
そんなの「領地が命」とか言ってる地方の武士たちが黙ってるわけないでしょう?
一時的に国司の力は強まったが、武士勢力との対立もあり、あまりうまくいかなかったようだな。
大体、あんな麻呂野郎にヘーコラしてる貞宗さんなんて見たくなかったよ!😡
あ、あいたた!
これ、目をつつくな!
(あ、これで目が腫れたことにして、市河殿に麻呂の面倒見てもらおうっと🎵)
保科弥三郎と四宮左衛門太郎はどんな人物?
え~っと…。
貞宗さんがトンズラしたので😅
保科弥三郎たちについて聞かせてくれますか?
貞宗殿に貧乏くじを引かされたよ!😖
保科弥三郎と四宮左衛門太郎は『市河文書』に記されているぞ。
あ、諏訪時継(頼重の子)のことについて記されていた文書ですね。
あの時はお世話になりました😍
南北朝~室町時代にかけての文書で、代々市河家で保管され、受け継がれていったんだ。
当時の地方武士の活動や、中央と地方の関係を知る上で重要な史料だぞ。
市河家に感謝しながら読ませてもらいますね😚
どれどれ…。
着到
市河刑部大夫助房
同左衛門九郎倫房
同子息五郎長房
右、諏方祝并滋野一族等依企謀反、今月(建武二、七)十三日、馳参守護御方之処、同十四日、為保科弥三郎・四宮左衛門太郎大将、押寄青沼之間、奉付守護信濃守御手、追落之(現代語訳)
市河刑部大夫助房、同左衛門九郎倫房、同子息五郎長房は以下の通り報告する。諏訪頼重と滋野一族が謀反を企てたため、今月(建武2年7月)13日に、守護方(小笠原貞宗)に馳せ参じました。14日、保科弥三郎と四宮左衛門太郎が大将となって青沼に押し寄せてきたので、我々は守護である信濃守(小笠原貞宗)の軍勢に加わり、彼らを追い落としました。
『市河文書』市河助房等着到状
すごーい!
保科弥三郎や四宮左衛門太郎だけじゃなくて、助房さんや貞宗さんも出てきてるじゃないですか😲
中先代の乱の時、戦地に到着したことを貞宗殿に報告している史料だな。
着到状は、どの武将がいつ・どこに到着したかを把握するのに役立つし、戦後の恩賞分配の時には、参陣の事実を証明する根拠として使用されてたんだ。
時行が挙兵した時に、保科と四宮が心強い味方になってくれたことが分かりますね!
顔がうるさすぎる保科党
時行「ていうか、ぶっちゃけ全員顔がうるさい!」
アニメ「逃げ上手の若君」11話「死にたがりと逃げ上手」
今回登場した保科党の皆さんです。
名づけが色々とひどいですが、キャストにそう載っているだけで、私が意地悪でそう呼んでいるわけではないのであしからず!😂
顔が集中線のオッサンは、我に返った時の素顔が意外で笑っちゃいました😂
全体的に顔がうるさい保科党ですが、「うるさい?」「何を言ってるんだね、彼は?」というリアクションから、自分たちの顔がうるさいという自覚はなかったようです。
というか、無自覚だったのね…🤣
保科党の中でも随一のヤバさを誇るのが、この「平和な顔の保科党」です。
平和な顔の保科党「私は首だけの状態で敵の尻から侵入し、内臓を全て貪り食ってから胸から飛び出し、笑顔で死にます」
アニメ「逃げ上手の若君」11話「死にたがりと逃げ上手」
死ぬ宴会芸も例えが猟奇的ですし、戦場で敵の生肉を食べていたりと、絶対に敵に回したくないタイプですね😓
(*9月29日追記)ネーミングセンスがひどすぎるのは弧次郎が名づけていたからでしたw
11話の感想
時行「私は何が何でも死にたくない。自害する暇があったら死ぬほど生きたい」
死にたがりの保科を説得する過程で、時行は自分の道を見つめなおすことができたみたいですね!
個の逃げ上手から、味方の軍を一人でも多く逃がす「逃げ上手の大将」へとなれるのでしょうか?
次回の撤退銭が楽しみですね😊
かっこ悪い必殺技が増えたよ!
吹雪「天性の逃げ筋で敵の方向へ逃げて尻で攻撃!我が君にしかできない新必殺技だ!」
…臆病剣といい、何で時行の必殺技って微妙にダサいものばかりなんだろう??
天性の逃げ筋って何やねん🤣
そして最終回が、打ち切り漫画のタイトルみたいになっちゃってます🤤
中先代の乱は1335年、時行最大の見せ場となる戦まではまだまだ先のようです。
中先代の乱を見届けることができなかったのは残念ですが、2期以降を期待しつつ時行の撤退戦を見守ろうと思います🎵
次回の更新は9月29日(日)の予定です。
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