かなとあかねの勝負はどちらが勝つ?
アニメ「推しの子」の第16話「開幕」の考察です。
かなとあかねの、「絶対に負けない」というプライドをかけたバチバチの争いが凄まじかったですね。
といっても、胃がキリキリ痛むような陰湿なものではなく、ほとんど可愛らしい口喧嘩の応酬だったんですけど🤣
それにしても思ったより早く、舞台「東京ブレイド」が始まることになりました。
稽古時間が短かったことはもちろんですが、アクアのPTSDも解決しておらず、一体どう乗り越えていくのか気になりますね。
今回はかなとあかねの勝負の行方について、さらにルビーについても気になることがあったので、過去回を振り返りつつ解説していこうと思います!
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ【推しの子】の16話のネタバレを含みます。
16話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
かなとあかねの勝負はどっちが勝つ?
かな「こんなこと言うのもちょっと癪だけど、あんたとまたやるの、楽しみにしてたのよ」
あかね「あ…」
かな「ここであんたに勝って、誰にも私をもう元天才子役なんて呼ばせなくしてやるから!」
あかね「私もかなちゃんとやるの楽しみにしてたよ。ずっとずぅーっと楽しみにしてたんだから」
アニメ【推しの子】16話「開幕」
二人のやりとりを見ていると、単に感情論で「嫌い」というわけではなく、役者としてお互いを認めたうえでライバル意識を持っていることが分かります。
あかねは「没入型」、かなは「適応型」と、天才と言われつつも二人の演じ方は対照的です。
それは「演じるということがどういうことか」という点においても、全く異なっているということに他なりません。
姫川「二人は子役からやってるベテランでどっちもうまいし、優劣つけるだけ野暮だと思うけど」
アニメ【推しの子】16話「開幕」
現在どちらが役者として注目されているかは、あかねの方に軍配が上がっていますが、姫川が言うように、かなとあかねの演技力に関しては方向性が違うだけで拮抗しているのでしょう。
では二人の勝負の行方がどうなるのか、分析していきます。
かなは周りの演技がうまいほど本気になる
適応型のかなは、周りの演技がうまいほど実力を発揮します。
稽古初日に見せた姫川との立ち回りでは周囲を圧倒していました。
「今回は有馬が勝つ。俺がいるから」と姫川は言っており、姫川自身も自分の演技に絶対の自信を持っているからこそ、かながあかねに負けることはないと断言しています。
あかねはかなへの憧れの気持ちが捨てきれていない
あかねが演劇を始めたきっかけはかなということが判明しました🤤
そして口ではかなと言い合いをしていましたが、かなへの憧れの気持ちを完全に捨てきれていない描写があります。
あかね「かなちゃん…少し前はサポート優先で、あんなに前に出る演技する子じゃなかった。あんな身勝手な…私を見ろって演技ができる子じゃなかったのに」
アニメ【推しの子】12話「東京ブレイド」
姫川との大立ち回りを見て、あかねはかなから目が離せない様子です。
頬を染めちゃってますねぇ…😍
かな「昔の私は自分の演技をひけらかして、確かに売れてたけど他人をないがしろにしてた」
アニメ【推しの子】3話「漫画原作ドラマ」
あかねの言う身勝手な演技というのは、かなが天才子役と言われていた頃の演技です。
まさにあかねが憧れていたかなの演技であり、憧れの気持ちが捨てきれていない証拠ではないでしょうか。
憧れの気持ちがあるかぎりは、かなに勝てないのではないかと思います。
「お兄ちゃんはそんなことしない」と言った理由
ルビー「お兄ちゃんはそんなことしない。高校生の子相手にそんな軽はずみに子どもができるような真似しない。してたら…心の底から軽蔑する」
アニメ【推しの子】16話「開幕」
アクアの帰りが遅いのは男女のアレコレをしているからだと寿みなみが邪推した時、ルビーの目が怖かったですね😓
ルビーがここまで拒絶反応を示した理由について、二つ考えてみました!
ルビーがブラコンだから
ルビー「仮にも私は妹なわけで、私が嫌いなタイプと兄がつき合うのは嫌なわけ。なので、お兄ちゃんがつき合うべき女性を私が決めます」
アクア「勝手にもほどがある」
アニメ【推しの子】5話「恋愛リアリティショー」
ルビーは恋愛リアリティショーでアクアがつきあう女性を勝手に決めようとするなど、かなりのブラコンです。
ビジネス彼女を作ったことに対しても、「クズ男、女の敵」と辛辣だったことから、アクアが彼女を作ったこと自体あまりお気に召さなかったのかもしれません。
アイを妊娠させた父親を軽蔑しているから
アクア「なるべく考えないようにしてることだけど、俺たちの父親って一体誰なんだろうな?あ…考えるだけで心が沈む」
ルビー「バカね。そんなレベルの低いことで落ち込んでるの?処女受胎に決まってるでしょ。男なんて最初から存在してない」
アニメ【推しの子】1話「Mother and Children」
アイは16歳で妊娠してルビーとアクアを出産しています。
推しの子として転生した幸せを享受していた二人ですが、ゴローはアイの妊娠にショックを受けていましたし、ルビーも「男なんて最初から存在してない」と父親の存在を全否定しています。
もしアイの妊娠が世間にバレたら、アイドルとしての活躍の場は奪われるところでした。
そんな無責任なことをした父親を、ルビーは心底軽蔑していたということになります。
16話の感想
かなとあかねの対決をメインに据えつつも、ルビーやメルト、さらには監督まで、さまざまな人物にスポットが当たり、うまい構成だったなと思わせる回でした。
次回からは舞台が始まるということもあって、目が離せません🎵
考察ではかなVSあかねはかなが制すと書きましたが、最終的にはアクアの感情演技で痛み分けになりそうな気がするんですよ。
個人戦であかねは負けてしまいますが、団体戦では渋谷クラスタが勝つんじゃないでしょうか。
舞台そのものが大成功なのはオープニングで決まってますからね!
一体どうやってあの笑顔のゴールに辿りつくのか、今から楽しみで仕方ないです😍
以下は過去回のおさらいになります!
アクアがかなに殺意を抱いた出来事
アクアはかなと初めて共演した時、「どうせカットしなきゃいけないほどヘッタクソな演技してたんでしょ。媚び売るのは上手みたいだけど」とアイのことをバカにしたため、アクアとルビーはブチ切れていました。
ルビー「お兄ちゃん…」
アクア「分かってる、相手はガキだ。殺しはしない」
アニメ【推しの子】1話「Mother and Children」
殺しはしないと言ってたわりには、内心キレまくってたんですね…😂
ぴったりの演技とは?
五反田監督作品の「それが始まり」では、アクアは監督の意図を正しく汲み取り、あえて演技をしませんでした。
昔から作者の気持ちを考えるのが得意だったアクアならではの演技に対し、「お前はすごい演技じゃなくて、ぴったりの演技ができる役者になれ」と監督が言ったのが、まさにアクアにとっての始まりとなりました。
16話では過去回の回想が多く見られました。
2期ともなると、1期の内容を忘れることもあるので、たまにこうしておさらいも混ぜていければと思います😍
それではまた来週の考察でお会いしましょう🎵
次回の考察はこちら👇
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