旧病棟で見つけたものを整理、塩化第二水銀はどんな猛毒?
サマータイムレンダ第10話「闇の中へ」の考察ページです。
慎平たちが旧病棟で見つけたアイテムや影の特性をフローチャートを使って整理します!
10話はほぼ旧病棟での話でしたが、「これって何かの伏線かな・・?」と思えるような、細かい描写が多くあったような気がします。
それではさっそく振り返っていきましょう!
前回の考察はこちらから👇
このページはアニメ「サマータイムレンダ」10話のネタバレを含みます。
10話をご視聴の後読んでいただけると、より楽しめます。
朱鷺子は夏祭りで何が起こるか知っている?
朱鷺子「お願い、澪。明日は私とおって!」
澪を夏祭りに誘う朱鷺子はどこか必死です。
朱鷺子「こんなことのために・・手ぇ汚してきたちゃう!」
3周目の夏祭りで朱鷺子と青銅は、影に関係しているようでした。
青銅にいたっては、隣に泥のような影までいます。
必死な朱鷺子の様子から、朱鷺子は夏祭りの惨劇があらかじめ予定されていたことを知っていたことになります。
澪を夏祭りに誘ったのは、その惨劇から澪だけでも守ろうとしたのではないでしょうか?
三浦は何者?
三浦「和歌山北署の三浦です。コバマートの小早川さんって知ってる?」
朱鷺子と澪に話しかけてきた謎の刑事、警察手帳には「巡査部長・三浦正」とあります。
凸村「午後イチの便で本土から刑事が来ますわ」
1周目と2周目はミオに殺された凸村ですが、3周目以降は慎平のウソの通報によりミオに殺されずに済みます。
本物の凸村が小早川一家失踪に対して取った対応が、「本土の刑事を呼ぶ」というものでした。
三浦は本土の刑事で小早川家失踪事件を調べに来たことになります。
普通に考えたらひづるが疑われてしまいそうですが・・どうなるんですかね?
4周目23日フローチャート
4周目23日のフローチャートです。
8話のものを加筆しました。
10話は旧病棟での探索が主な話でした。
旧病棟で見つけたさまざまなアイテムについて語っていこうと思います!
旧病棟で見つけたもの
ここでは、旧病棟探索で見つけたアイテムについて記載しています。
旧病棟は明治時代に建てられたもので築100年、廃墟になったのは1960年です。
一度窓は凸村と一緒に肝試しに来たようですが、青銅が現れ中に入ることはできませんでした。
この時いたメンバーが、凸村と窓以外に、男性が二人いたんですけど、これは誰だったんでしょうね?
旧病棟地上階
【サマータイムレンダ】美術設定「菱形医院旧病棟 見取り図(1F)」今は廃屋となった旧菱形医院の1階部分の見取り図です。^^ #サマータイムレンダ #ジャンププラス #草薙 #kusanagi #アニメ #anime #art #backgroundart #イラスト pic.twitter.com/MexcIj3Hz5
— kusanagi_art (@kusanagi_art) June 23, 2022
こちらが旧病棟1Fの見取り図になります。
視力検査表にヒルコの文字
旧病棟入ってすぐ視力検査表があり、右から読むとヒルコになります。
昇汞/塩化第二水銀はどんな毒?
放置されていた塩化第二水銀は猛毒で、1滴飲んだだけでも生命に関わります。
致死量は0.2〜0.4gなので、皆さんがよくご存じの青酸カリ(致死量0.2g)と同じくらいの毒物です。
昔は消毒剤や防腐剤として使われていたようですね。
古いカルテ
「盲腸炎」「気管支炎」「肺炎」と書かれた古いカルテを慎平が見つけています。
病名に共通点はなさそうですが・・。
菱形家の古いアルバム
アルバム以外には、料理本や「國語讀本」と書かれた本もありました。
国語読本は戦前の日本において、文部省が編集した小学生用の教科書です。
これを見る限り、菱形家の歴史はかなり古いみたいですね。
木彫りのヒルコ像
エビスは神格化された漁業の神としてのクジラ(古くは勇魚)のことです。
実は蛭子命とエビスを同一視する説があります。
蛭子命は国生み神話に登場するイザナミ・イザナミの子ですが、不具の子だったため淤能碁呂島から流されてしまいます。
日都神社の御祭神が蛭子命ですね。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
地下には何がある?
旧病棟には隠し扉がありました。
わずかな隙間と、内側からかけられた鍵。
隠し扉にはヒルコノミコトを表すクジラのマークがあったことから、地下にはヒルコ様が漂着した場所があるのかもしれません。
慎平「それに潮の香り・・海が近いんか?」
海が近いなら、クジラだったヒルコ様が漂着してもおかしくありませんね!
ボタンをタップすると見れます(最終話への伏線)
この時慎平が言っていた「10個でも100個でも買うちゃあそ」がループの記憶が甦るきっかけになりました!
ヒルコ洞への隠し扉を開ける際に、慎平とウシオがした約束です。
最終回で慎平と潮がこのやりとりを思い出し、「おかえり」「ただいま」へと続きます!
旧病棟地下
人型の黒い染み
地下で見つけたかなり古い人型の染み。
そばにあった薬莢はライフル銃の弾のようです。
状況から考えると、誰かに撃たれた後影に食われたのでしょうか?
ライフルというと、真っ先に猟銃を持った根津を思い浮かべてしまいますが、「かなり古い」というヒントだけだと分かりませんね。
謎の影
地下にいた謎の影です。
顔の上半分がありません。
視覚や聴覚はないようですが、嗅覚で獲物を見つけます。
3人の連携プレーで見事撃破しました。
銃声
地下で突然なった銃声は誰のものでしょうか?
8話で別れたひづる達ですかね?
これは次回明らかになりそうです。
地下は影しか来れない仕組みでしたが、他にもルートがあるのかもしれません。
慎平のネイルガンは根津のもの?
慎平のネイルガンは、根津の物ですがネイルガンは一つではありません。
7話で小早川一家を襲撃した時ですが、慎平はネイルガンを放り出してシオリを捕まえています。
どうやらその後ネイルガンを貰って夜中にこっそり練習していたようですね。
つまり根津のネイルガンは二つ以上あり、そのうち一つを慎平が使っていることになります。
慎平のネイルガンはコピー品
本来機械をコピーしても作動せずただのハリボテです。
しかし本物を消すとコピーも作動するようになり、本物と変わらなくなります。
慎平は本物をウシオに消してもらって、コピー品を使っているようです。
弾を発射するためのガスや弾である釘がなくなっても、ウシオがコピーのデータを復元すれば弾が無限に使えるというメリットがあるからです。
影の能力フル活用!
でもこれって、ウシオが死んだらネイルガン消えて使えなくなりますよね?💦
何故慎平はフカンするようになったのか?
(あの時からいつもやってるイメージだろ。お父さんとお母さんが死んだ時から・・)
慎平がフカンするようになったのは両親が船の事故で亡くなってからのようです。
(こうすれば・・何でもないことのように思える)
慎平にとって、両親の死は「何でもないこと」ではありませんでした。
両親の死を何でもないことのように思うために、慎平はフカンするようになったのです。
10年前といえば、慎平はまだ7歳。
現在の慎平からは想像できませんが、両親が亡くなった直後はショックだったでしょうね😭
慎平と潮の約束とは何?
慎平「あの時の約束・・俺は一生やと思ってるから!」
あの時というのは、幼い頃貝のネックレスを渡した時のことです。
どんな約束なのかは分かりませんが、「守る、今度こそ・・!」と慎平が言っているので、「俺がお前を守っちゃる!」みたいな約束をしたんでしょうね。
本物の潮を守ることはできませんでしたが、影の潮を守ろうとしているのでしょう。
本作ではオリジナルと影を区別するために、字幕では影の名前をカタカナ表記にしてあります。(ミオ・ウシオ・シンペイなど)
実際4話の慎平、8話のひづるもウシオと言っています。
しかし8話でループしてきたウシオにカレーを食べさせた後からは、慎平は潮表記となっています。
窓も同様です。
慎平たちにとって、コピーのウシオはもうオリジナルの潮と何ら変わらない扱いになっているんですね。
影の特性
8話でウシオはミオに本体の方の右腕を斬られています。
その後しづるに手当をされ、しばらく右腕がない状態だったのですが、今回水着姿で出てきた時に復元されていましたね。
しかし実際には本体へのダメージがしっかり残っているようです。
影は人間以外にもさまざまなものをコピーできますが、容量に限界はあるようです。
フラッシュメモリみたいな仕様!
10話の感想
釣り餌自販機がある!
しかも売り切れてる!
ところどころローカルネタを挟んでくるのも、サマータイムレンダの魅力の一つですね。
10話は細かい部分がところどころ気になりピックアップしてみましたが、皆さんはいかがだったでしょうか?
何か今後に繋がるヒントがいっぱいありそうでしたよね🤭
ところで8話でも思ったんですが、影ってご飯を食べる必要があるんでしょうか・・?
8話では慎平のカレーを、10話ではおにぎりを、そしてたこ焼き100個に釣られるなど、ウシオはかなり食べ物への執着が強い気がします。
これってウシオが特別なんですかね?
さて、次回はいよいよ敵の懐に飛び込むことになりそうです。
サブタイトルは「食餌の時間」。
嫌な予感しかしません!!😅
次の考察はこちら👇
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