千束の方を見ようとしないシンジの真意とミカの苦悩
アニメ「リコリス・リコイル」の第7話「Time will tell」の考察です。
Time will tell:時が来れば分かるよ
ミカに届いた1通のメールをたまたま千束が目にして、リコリコメンバーが大騒ぎ😂
千束は10年捜していた人物がシンジだと知り、やや緊張した様子で感謝の気持ちを伝えるも、どこかシンジはよそよそしく千束の方を見ようともしません。
散りばめられた情報をなるべく分かりやすくまとめてみました!
是非最後まで読んでいってくださいね😊
前回の考察はこちら。
このページはアニメ「リコリス・リコイル」7話のネタバレを含みます。
7話をご視聴の後読んでいただけると、より楽しめます。
喫茶リコリコが閉店の危機!?
「千束の今後について話したい」
たまたま見てしまったミカへのメールを見て、千束はメールの相手が楠木司令だと思っているようです。
ミズキ「小さいとはいえ、一応DAの支部だからね。ファーストリコリスのこいつがいないと存続できないのよ」
リコリス・リコイル7話「Time will tell」
千束がDAに連れ戻されてしまうと、千束ありきで存続していたリコリコは閉店に追いやられてしまうみたいですね。
約1名どうでもいい理由が混ざっていますが😂
禁断の逢引
何とミカを呼び出したのは楠木ではなく、喫茶リコリコの常連客・吉松シンジでした!
ミズキ「たー逢引だなこりゃ」
クルミ「え?」
たきな「え?」千束「私としたことが・・」
クルミ「待て、ミカはそうなのか?お前ら先に言えよ」
千束「行こう。邪魔しちゃ悪い」たきな「あ、はい・・」
千束「愛の形はさまざまなんだよ、たきな」
リコリス・リコイル7話「Time will tell」
ミカが自認したわけではないですが、千束とミズキは「ミカは女性に一切興味がない」と思っているようですね。
喫茶リコリコでは、千束たちを導く大人の男性といった印象のミカが、シンジの前でだけ見せる表情にドキッとしてしまいます😘
ミカ「覚悟なんか、あるわけないよ・・・」
千束のためシンジに銃を向けたものの、結局撃てなかったミカの苦悩が滲み出ていますね。
シンジ「前はコーヒーもまともに淹れられなかったのに」
リコリス・リコイル2話「The more the merrier」
ミカ「10年も経てばな」
シンジ「君の店を初めて訪れた日は胸が弾んでいたよ。本当さ。10年前のあの日のように」
リコリス・リコイル7話「Time will tell」
この会話から察するに、10年前にシンジは喫茶リコリコで客としてミカのコーヒーを飲んだのではなく、ミカが個人的に淹れたコーヒーを飲む間柄だったことが分かります。
二人の関係がますます気になりますね!🤤
10年前、ミカとシンジに何があった?
お互い秘密が多い共通点から、二人は意気投合し、親交を深めていったようです。
シンジ「成功だよ、ミカ」
これは千束の人工心臓の手術が成功したシーンでしょうか?
気になるのはミカの表情で、喜びというよりも「信じられない」といった驚きが勝っている気がします。
かなり難しい大手術だったのかもしれません。
シンジ「さよならだ。約束だぞ。才能を世界に届けてくれ。類まれなる、殺しの才能を」
別れを告げ去っていったシンジが、10年経って自分の前に現れた時は、ミカもビックリしたでしょうね。
気になる人は1話のラストを見直してみてください!😘
Bar Forbidden情報
ミカとシンジの逢引場所「Bar Forbidden」に関する情報です。
このバーは4話でも使われていましたね。
特別会員(永年)は入会金20万円と高級バーらしいお値段となっております。
バーの名前となっているForbiddenは禁断という意味です。
本日もご視聴、ありがとうございました。
— アサウラ@リコリコ原案・小説も出るよ(九月) (@asaura_seizon) August 13, 2022
また来週もご一緒に……!!#リコリコ pic.twitter.com/jEPJXHqoHs
千束とたきなは「わさびのりこ」と「蒲焼太郎」という偽名でバーに潜入しています。
何の疑いもなく、中に通すスタッフにビックリだよ!🤤
色んな事情を抱えたお客さんが来店するのでしょうか?
クルミ「データしか信じない人はどんどんアホになるな~」
クルミ役の久野美咲さんは、実際に蒲焼さん太郎を食べながらセリフを言ったそうですw
第7話、いかがでしたでしょうか??
— 久野美咲 (@kuno_misaki0119) August 13, 2022
クルミが蒲焼さん太郎を食べるシーンでは、本物を食べながらセリフを言いました😋
「あの……本当に食べながら演じてもいいですか?」とご提案したら、OKいただけました✨
マイクの前で蒲焼さん太郎を食べる日が来るなんて、思わなかったです…!!#リコリコ https://t.co/JdJQgL9XqU pic.twitter.com/5xfiNuvre9
千束と目を合わせようとしないシンジ
千束「ありがとうございました!あなたをずっと捜してて・・手術の後お礼を言えてなかったから」
シンジ「それを認めることはできないんだよ」千束「えっ?」
シンジ「そういう決まりなんだ」千束「そうなんだ・・そっか・・」
リコリス・リコイル7話「Time will tell」
10年捜していた恩人がシンジだと知った千束は、喜びを抑えきれずにシンジに話しかけます。
しかし、シンジは店に来ていた時とは別人のように、どこかよそよそしい印象です。
千束と話している間、シンジは決して千束と目を合わせようとしません。
千束に後ろめたい気持ちがあるのか、それとも他に何か真意があるのでしょうか?
千束「またお店で、待ってますから。待ってます・・・」
もうシンジが店に来ることはないような気がしますね・・😭
ミカの「すまない」に込められた思いとは?
千束「・・何で黙ってたの?」
ミカ「それが君を助ける時の条件だった」千束「約束を守ったんだ。その方が先生らしい。やるなー千束を欺くとは」
ミカ「すまなかった、千束」
千束「いいってー。気にすんなよ!」ミカ「・・すまない」
リコリス・リコイル7話「Time will tell」
ミカが負い目を感じないよう、あくまで明るく笑い飛ばす千束に、二人の絆を感じますね。
ミカ役のさかき孝輔さんはインタビューの中でこう語っています。
さかき孝輔さん:実は、二度目の「すまない」は台本にはなく、現場で追加されたものなんです。
それがどんな意味を持つのか、まだ言えないんですが、彼の心の揺らぎを感じてもらえたら嬉しいですね。
アニメ『リコリス・リコイル』第7話放送後インタビュー
ミカが二度千束に謝ったのは、二つ謝ることがあったからです。
まず一つ目は、千束がシンジを捜していることを知りながら、シンジのことを黙っていたこと。
もう一つは、千束の使命が関係している気がします。
クルミ「千束の使命は何だい?」
ミカ「それは千束が決めることだ」
リコリス・リコイル 5話「So far, so good」
ミカは千束の使命が人を殺すことだと知っていながら、決して千束に強要していませんでした。
しかし現在、シンジは千束に人を殺させるため手段を選んでいません。
ミカ「千束が望む時間を与えてやろう!」
ミカ「千束を自由にしろ!」
リコリス・リコイル7話「Time will tell」
ミカはシンジに銃を向けてまで必死に説得しますが失敗します。
千束は「やりたいこと最優先」が信条なのに、ミカはシンジに「千束を自由にしろ」と言っているのです。
これはアラン機関とアランチルドレンの間に、強い拘束力がある契約が存在するということを意味します。
もし担保が本人の命だとしたら、支援を受けたアランチルドレンは与えられた使命を必死に果たそうとするでしょうね。
千束「私もいただいた時間でヨシさんみたいに誰かを・・」
千束は「命」や「時間」をとても大切にしています。
千束「誰かの時間を奪うのは気分が良くない。そんだけだよ」
リコリス・リコイル4話「Nothing seek, nothing find」
もし千束の「時間」が有限だとしたら?
ミカが全てを知った上で千束を自由にさせているのだとしたら、二度目の「すまない」は残り時間が迫った千束を、アランの使命から解放してやれないことへの謝罪なのかもしれません。
千束の命が有限とか考えたくないんですけどね・・😭
この予想はいっそ外れて欲しい。
千束が殺しの才能を見出されたのはいつ?
真島「ああ。折ったの俺だからな」
電波塔事件のテロリストが真島だったわけですが、この時既に千束はゴム弾を使っていたようです。
たきな「あの弾、いつから使ってるんです?旧電波塔の時は?」
千束「あの時先生に作ってもらったのよ」
リコリス・リコイル4話「Nothing seek, nothing find」
電波塔事件の時、千束が今と全然違う表情だったので、この頃は千束はDAの言いなりで実弾を使っていると思っていました。
真島たちテロリストを一人で撃退したことで、シンジに殺しの才能を見出され、アラン機関から人工心臓を与えられたのだと思っていたのですが・・。
電波塔事件の前後の事件をビフォーアフターで図解してみました👇
そうなると、千束は電波塔事件の時には既に人工心臓で、シンジに殺しの才能を見出されたのも電波塔事件より以前ということになります。
ただ、これは「人工心臓になったことがきっかけでゴム弾を使うようになった」という仮説のもとに成り立っています。
電波塔事件の前後に何があったのかは、まだまだ不明な点が多いです。
今後真島と対峙していく中で、明らかになっていきそうですね!
真島の使命は何なのか?
何と真島もアランチルドレンでした!
アランチルドレンということは、真島にも使命があることになります。
一体真島の使命が何なのか?
二つの可能性について書いてみます。
バランスをとる
真島はバランスをとることに異様にこだわっています。
何かと「バランスを取らねえとなあ!」とロボ太を振り回していますし、挙句の果てにはスマホまでバランスを取っていましたw
もはやこれは才能があるとしか・・。
生存する
真島にはどんな過酷な状況下でも生き残る才能があります。
電波塔事件・地下鉄襲撃事件・リコリス襲撃事件、いずれも千束やリコリスが対処していますが、どんなに仲間がやられようが、ロケットランチャーを食らおうが、真島だけは生き残っています。
殺しの才能がある千束の当て馬としても、真島は適任です。
押上警察署は何故襲撃されたのか?
DAにハッキングするには物理的にバックドアを仕込む必要がありました。
直接クラッキングしようものなら、アクセスした時点で即座にラジアータに感知され、警察に捕まってしまうからです。
ロボ太はダミー映像でリコリスを出動させ、その隙に真島は警察署を襲い、署長のパソコンにロボ太のUSBを挿すことに成功しました。
しかしラストのシーンには疑問が残ります。
地下鉄襲撃事件の時にDAは弾丸を回収していて、隠蔽はお手の物のはずです。
そのDAが署長のPCに挿さった、ロボ太のUSBに気づかないものでしょうか?
そして、ロボ太が必死になればなるほど、DAのシステムにたやすく侵入して情報を抜き取っているクルミのすごさが浮き彫りになっていくような気がします・・・。
フキ、USBメモリを忘れる!?
USBメモリのネタをもう一つご紹介します。
真島の顔を千束たちに確認してもらうため、フキとサクラが喫茶リコリコにやってきました。
その際フキがクルミのPCにUSBメモリを挿して、警察署襲撃時の映像を見せるのですが、その後フキはUSBメモリを挿しっぱなしにしたまま帰ってしまいます。
ミカとのやり取りがあって慌てていたのか、それともクルミのPCに何かを仕掛けていて意図的に忘れたのでしょうか・・?
7話の感想
アクションシーンこそありませんでしたが、情報量が多い回でしたね!
点のような情報が多くまだまだ謎が多いですが、話が進むにつれて点が線になっていくのかな?という印象でした。
それでは以下に気になったシーンをピックアップしていきます!
リコリスに絵の才能はない
こ、これはなかなか衝撃的な絵ですね・・。
たきなの絵はキングダムで、千束の絵はカイジっぽいですw
どちらが似てるかといえば千束の方ですかね(髪の毛の色は合ってる!)
たきなを利用する気満々のシンジ
シンジ「君には期待してるよ、たきなちゃん」
千束が人を殺せるように、たきなを利用する気満々なのが伝わってきて、怖いです・・。
シンジ「君なら分かるはずだ。千束の居場所がここではないと」
例えリコリコでは殺しの才能が活かせないとしても、千束を必要としている人が大勢います。
千束の明るさに多くの人が救われています。
千束の大切な場所を無理矢理奪わないで欲しいです・・😭
今週のアイキャッチ
今週のアイキャッチはバンドマンな二人でした!
シャツの心臓っぽいワンポイントがあっていいですね!
千束の心臓は鼓動がないけど、シャツにプリントされた心臓には鼓動があるところがお洒落です😁
そしてチョーカーについているハートの形をしたアクセサリーに鍵穴があるところもいいですね!
二人が奏でる音がどんなものか聞いてみたいです🎵
次回の考察はこちら。
コメント