何故ハイターは魔導書の解読を頼んだのか？

「葬送のフリーレン 初回2時間スペシャル ～旅立ちの章～」が金曜ロードショーで放送されました。

初回が2時間スペシャルと制作陣の気合の入りようがうかがえますね🥰

さらに来年2024年3月までの連続2クールということも判明していて、長く楽しめる作品になっています！

このブログでは初見で分かりづらいところや、皆さんが視聴後に疑問に思いそうなことを中心に解説しています。

皆さんに分かりやすいようにキャラのセリフを引用することがありますが、今回は尺が2時間もあるので、引用元に「冒険の終わり」「別に魔法じゃなくたって…」「人を殺せる魔法」「魂の眠る地」と合間に挿入されたサブタイトルをつけています。

ヒンメルはフリーレンが大好きだった

ヒンメルはフリーレンに対して仲間以上の感情を持っていたのではないでしょうか？

誰からも慕われ仲間思いではあるんですが、意中の相手にするような行動も多いんですよね😯

そこで、ヒンメルの思いを感じることができるシーンを6つピックアップしてみました！

暗黒竜の角を大事に取っておいた

「君にとっては軽い気持ちで預けたものかもしれないけど、僕にとっては大切な仲間から預かった大事なものなんだ。いつかこうして君に返すべきものだったんだ」

アニメ「葬送のフリーレン」1話「冒険の終わり」

ヒンメルは邪悪なオーラを発する暗黒竜の角を大事に取っていました。

普通に考えたら、50年タンスから邪悪なオーラが出てるの嫌ですよねｗ

フリーレンからの預かりものだったからこそ大事にとっていたことも本人の口から語られています。

故郷の花を見せてあげたい

フリーレン「蒼月草？」

ヒンメル「僕の故郷の花でね。とても美しいんだ。まぁ、僕ほどではないんだけどね」

フリーレン「そろそろ行こうか」

ヒンメル「フリーレン。…いつか君に見せてあげたい」

アニメ「葬送のフリーレン」2話「別に魔法じゃなくたって…」

自分の故郷の美しい花を見せてあげたいっていうのは、意中の相手だからこそじゃないでしょうか？

「いつか君に見せてあげたい」っていう言い方もすごく優しいんですよね🥰

メルクーアプリンの気分が分かる

ヒンメル「今日の気分はメルクーアプリンだろ」

フリーレン「何で分かるの？」

ヒンメル「何年一緒に旅をしていると思っているんだ。何となく分かるさ」

アニメ「葬送のフリーレン」3話「人を殺す魔法」

フリーレンが何を食べたいのか、何となく分かってしまう…。

普段からフリーレンのことをよく見ていないと分からないことですよね。

ちなみに回想シーンでもフリーレンはメルクーアプリンを食べていたので、よっぽど好きなのかもしれません🤣

フリーレンのパンツを見た子どもにブチ切れる

ヒンメル「なぁ～にやっとんじゃクソガキー！ぶっ殺してやる！僕だって見たかったのにー！」

アイゼン「殺しはまずいぞ」

ハイター「私のを見せてあげますから」

アニメ「葬送のフリーレン」3話「人を殺す魔法」

村の子どもがフリーレンのスカートをめくった時、ヒンメルがブチ切れています。

ヒンメルの何がヤバいって、スカートをめくった行為もですけど、自分がパンツを見れなかったことにキレてるってことですｗ

ただの仲間ならパンツを見たいとまで思わないですよね！

ちなみハイターのパンツはふんどしなので、見ても全く嬉しくないと思います🤣

投げキッスで卒倒

フリーレンの投げキッスで卒倒するヒンメルが描かれています。

イケメンなのに本命からのアプローチにとことん弱いタイプなのでしょうか？

銅像をフリーレンのために建てた

【人物紹介】

●ヒンメル●
魔王を倒した勇者一行の勇者。仲間大好き。自称イケメン。造らせた銅像のポーズは100通り以上。すでに死亡。#フリーレン pic.twitter.com/KQgpfPB6P7

— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) September 29, 2023

どうやら世界にはヒンメルの銅像がたくさんあるようです。

造らせた銅像のポーズは100通り以上！

しかしナルシストともとれる銅像にも、フリーレンへの思いが隠れていることが分かります。

あちらこちらに作ったシンボルは勝ち取った平和の証

それすら未来でいつか私が一人にならないように

あの旅を思い出せるように残された目印

YOASOBI「勇者」 Official Music Video／TVアニメ『葬送のフリーレン』オープニングテーマ

ヒンメルの銅像の前でフリーレンが昔のことを思い出したように、長い人生を生きる彼女が孤独にならないために配慮したのでしょう。

こちらはYOASOBIさんのMVからの引用です。

YOASOBIさんはアニメの主題歌を手がけられる機会が多いのですが、いつも作品に寄り添う作詞・作曲を手がけられています。

こちらの歌詞も考察勢としては外せません😉

まだご覧になっていない方は是非何度もリピートしてみてください👇

ヒンメルは何故フリーレンに告白しなかった？

書き出してみたら、思いのほかヒンメルがフリーレンのことを大好きでしたねｗ

ここまで大好きオーラを出していると、今度は「何故ヒンメルは告白しなかったのか？」という疑問が浮かびます😓

その理由について二つ考えてみました！

フリーレンが鈍すぎるから

フェルン「フリーレン様はどうしようもないほどに鈍い方のようなので、はっきりと伝えます」

アニメ「葬送のフリーレン」3話「人を殺す魔法」

弟子のフェルンから、フリーレンは「どうしようもなく鈍い」と言われています。

当然フリーレンはヒンメルの思いに気づいていなかったでしょう。

そしてハイターとアイゼンはヒンメルの気持ちに気づいていたのではないでしょうか？

アイゼン「可哀相だと思ってな」

フリーレン「え？」

アイゼン「お前とヒンメルが可哀相だと思ったんだ」

アニメ「葬送のフリーレン」4話「魂の眠る地」

アイゼンが二人を可哀相だと言ったこと、ハイターがヒンメルの幼馴染であるという理由から思いを知っていた可能性が高いこと、アイゼンとハイターが文通していたことも根拠として挙げられます。

フリーレンの死生観を理解していたから

アイゼン「弟子を取ったりはしないのか？旅は、話し相手がいた方がいい」

フリーレン「時間の無駄だからね。色々教えてもすぐ死んじゃうでしょ」

アニメ「葬送のフリーレン」4話「魂の眠る地」

長寿のエルフであるフリーレンは、人の死が自分の感覚からあまりにも早いことを理由に、人と深く関わることを避けています。

ドライに見えてフリーレンは優しい子ですから、自分より先に死ぬ人間に好意を持つことを本能的に恐れていたのかもしれないですね。

そんな彼女の気持ちを理解していたからこそ、ヒンメルは伴侶として共に生きることではなく、10年というかけがえのない旅路をフリーレンが辿れるように、多くの人々の心に残る生き方を選んだのでは…と思います。

新たな旅の始まりは君が守り抜いたこの地に芽吹いた命と共に

YOASOBI「勇者」 Official Music Video／TVアニメ『葬送のフリーレン』オープニングテーマ

例えヒンメルが死んだとしても、彼が守り抜いた命がこの地に生きる限り、フリーレンが独りぼっちにならずに済むと考えたのではないでしょうか。

こんな小難しい理由ではなく、単純に格好つけたかったっていうのもあるのかもしれませんｗ

フリーレンがフェルンに驚いていた理由

フェルン「何かお探しでしょうか？」

フリーレン「…」

フェルン「どうかなさいましたか？」

アニメ「葬送のフリーレン」2話「別に魔法じゃなくたって…」

フリーレンが驚いていたのは、フェルンの気配に気づかなかったからです。

魔法使いが後ろを取られるということは死に直結するので、フリーレンの魔力探知の能力はずば抜けているはず。

そのフリーレンすら欺く魔力操作技術を持っているフェルンは、魔法使いとしての素質があるんでしょうね。

ハイターは何故魔導書の解読を頼んだのか？

フリーレン「死者の蘇生も不死の魔法も書かれていなかったよ」

ハイター「そうですか」

フリーレン「知っていたの？」

アニメ「葬送のフリーレン」2話「別に魔法じゃなくたって…」

賢者エーヴィヒの魔導書に目当ての魔法が書かれていないことを知りながら、ハイターはフリーレンに解読を頼みました。

それはフェルンが一人前になるまでの時間を稼ぎたかったからです。

フリーレンは「足手まといになる」という理由で、フェルンを連れて行くことを一度断っています。

フェルンが期限までに一人前になれる才能を秘めていること、フリーレンなら一人前になった彼女を連れて行ってくれること、ハイターはフェルンとフリーレンの二人を信じていたことが分かります。

クヴァールは何故あっさり倒されたのか？

フリーレン「クヴァール。お前の魔法は強すぎたんだ」

アニメ「葬送のフリーレン」3話「人を殺す魔法」

80年前に勇者一行が倒せずに封印したクヴァールですが、今回やたらとあっさり倒されましたね。

それはクヴァールの魔法が強力すぎて、人々が全力で対応したからです。

致死率の高い病気に対して、猛スピードでワクチン開発に取り組むのと同じですね。

魔族からすれば一瞬の時間でも、人からすれば三世代くらいの期間があります。

人と魔族の時間の感覚の違いこそが、クヴァールの敗因だったのかもしれません。

何故フリーレンは魔法を収集するのか？

フリーレン「私の集めた魔法を褒めてくれた馬鹿がいた。それだけだよ」

アニメ「葬送のフリーレン」2話「別に魔法じゃなくたって…」

フリーレンは魔法を収集する旅をしていました。

それは仲間が喜んでくれたからです。

だからこそ、マイナーな民間魔法も収集の対象になるのでしょう。

フリーレンは魔法を褒められた時、いつも得意げな顔をするのが可愛いですね😊

「花畑を出す魔法」「銅像のサビを綺麗に取る魔法」「甘い葡萄を酸っぱい葡萄に変える魔法」、どれもかつての仲間たちが喜んでくれそうな魔法です。

「温かいお茶が出てくる魔法」の用途は分かりませんが、いつか役に立つかもしれませんねｗ

旅立ちの章の感想

開始10分で↑こんなんなってました😂

「ヒンメル、フリーレンのこと大好きすぎじゃね…？」という回だったので、今回はヒンメルの思いを中心に解説してみましたが、楽しんでいただけたでしょうか？

フリーレンが人の心を知る旅に出たわけですが、人の心を知るということはヒンメルの好意を知ることに繋がると思うんですよね。

フリーレンがヒンメルの好意を知った時にどういう反応をするのか非常に気になります🎵

魂の地オレオールにヒンメルがもしいたとして、二人が再会したらどうなるんでしょうか？

フリーレンはヒンメルにどんな言葉をかけるんでしょうか？

旅路の行きつく先が楽しみなアニメです！😊

以下は、気になったことをピックアップしています。

エルフやドワーフは希少種？

今回の話の中だけなので何とも言えませんが、ドワーフやエルフが全くいませんでしたね。

この世界のエルフやドワーフは希少種なのでしょうか？

彼らは長寿な分出生率が低いとか、魔族の侵攻で多くの者が命を落としたなど、何か理由があるかもしれません。

フリーレンが持っていた指輪が気になる

ヒンメルの葬儀の後、フリーレンが指輪をいじっていたのが気になりました。

最初はヒンメルの形見の指輪かと思ったんですが、見返してもヒンメルは指輪をつけていなかったんですよね。

そうなると、この指輪はフリーレンとヒンメルの思い出の品という可能性が高そうです。

この指輪が何なのか語られる日が楽しみですね🥰

録画し直しをお忘れなく…！

今回は金曜ロードショーの2時間スペシャルという形ですが、次回からは金曜23時からの放送となります。

うっかり録画し忘れて悲しい思いをしないように注意喚起させていただきます😉

地域によって微妙に違うと思いますが、そこは番組表で確認してみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました！

当ブログでは毎週土曜日、葬送のフリーレンの考察をしてまいります。

皆さんが疑問に思いそうなことを、時に図を使いながら解説していきます。

それでは2クール共に楽しんでまいりましょう🎵

初回2時間スペシャルを1話～4話としているため、次回は5話考察になります。

分かりにくく恐縮ですがご了承ください🙇

次回の考察はこちら👇