ボッジ達に棍棒を振るうボッスに思惑あり？
アニメ「王様ランキング」の20話「不死身対無敵」のネタバレ解説です。
生と死の境目の世界から戻ってきたボッジとデスパー。
最後の砦である四天王は既にボロボロでした。
絶体絶命のボッジ達に現れたのは、何と今まで地下牢で沈黙を保っていたボッス王。
不死身のオウケン対無敵のボッス王、一体戦いの行方はどうなるのでしょうか？
それでは20話を振り返りつつ、解説してきます！
前回の話のネタバレ解説はこちら。
ミランジョの夢の叶え方
生と死の境目の世界で、前王妃シーナと母に再会したミランジョ。
シーナはミランジョの母に事情を聞いており、自分を殺したミランジョを許すと言います。
シーナ「このまま進むのか？色んな人を傷つけて、誰も応援してくれない道を選ぶのか？」
ミランジョの母「あなたがしようとしていることは、もっとあなたを不幸にするわ」
二人に諭されたミランジョは涙をこぼし、感情を爆発させます。
そんなこと・・そんなことない！
また、ボッス様と一緒になるんだ！
私は幸せになるんだ！
お母さん・・私はもう戻れない・・そんなこと、言わないで！！
どうしてミランジョは、周囲の人間を不幸にしてまで、自分の夢を叶えようとするのでしょうか？
その原因はボッスにあります。
ボッス様も他人を犠牲に自分の夢を叶えた。
私もただ周りを利用して自分の思いをかなえよう。
それでいいのだ。
ボッスも最強の男になるために、息子のボッジの力を奪っています。
ボッスが全てのミランジョは、かつてのボッスの夢の叶え方を模倣してしまったのです。
ボッジが産まれた時に、「魔神に願ったことは間違いだった」とボッスが過ちを認めて、王国の人々とミランジョの繋がりを作ってあげていたら、また違った結果になっていたでしょうね。
生の世界に戻ってきたミランジョが目にしたのは血を流して倒れた四天王とボッジ達の姿でした。
倒れた者の中には自分を慕ってくれたアピスもいます。
後戻りできないことを知りながら、ミランジョの心は揺れるのでした。
魔神との約束
過去にシーナを謀殺した時に、自身も殺されてしまったミランジョ。
瀕死のミランジョの目の前に魔神があらわれます。
「まだ、死ねない・・」と思ったミランジョは魔神に「お願い」をします。
その後、魔神はミランジョの魂を鏡に移します。
二度目だ。お前が私を裏切るのは。
ミランジョと魔神が何か約束をしていて、ミランジョが「二回」それを破ったということになります。
魔神との約束は何だったのでしょうか？
↓ここからは予想です↓
それは「お願い」をしないことではないでしょうか？
ボッスの時に1回、自身が死んだ時に1回、ミランジョは魔神にお願いをしているからです。
もし願いを叶えてくれる存在がいるとしたら、欲にまみれた人間がこぞって願いを叶えてもらおうと魔神に群がってきたと思います。
そういう人間を多く見てきたため、魔神はミランジョには「お願い」をしないで欲しいと約束をしていたのかもしれません。
また、魔神は「本当に死んだ時お前の魂を食らうぞ」と言っています。
生と死の境目の世界で、シーナが「お前、もうこっちにも来られないんだな」と言っているのはこのためです。
ミランジョが死んだ場合、シーナ達がいる死の世界（天国？）ではなく、魔神に魂を食われてしまうことになります。
何故ボッスはボッジ達を棍棒で殴ったのか？
ピンチに駆けつけたと思われたボッスはいきなりボッジ達に棍棒を振るいます。
そして次に何故か皆に治癒の魔法をかけてくれます。
どうして一見真逆のことをボッスがやったのか分からなかったのですが、ボッスとデスパーのやり取りの中にヒントがありました。
デスパーはボッスに雷を当てるようデスハーにテレパシーで連絡を取ります。
ムダだ。私に雷はきかない。いやどんな攻撃もな。
だが・・（倒れたボッジを見る）
分かるだろ。
この時ボッスはボッジ達を一か所に集めていました。
そのため、「今雷を打ったらボッジ達にも当たって死んでしまうぞ」と言っていたのです。
ボッスは治癒の魔法を全員にかけるため、一度殴って一か所に集めていたことになります。
私なら殴らず、「回復するから集まって！」って言いますけどね・・😅
ボッスとミランジョの迷い
ボッスとミランジョは、ギャクザ国の裏切りにより心を閉ざしており、自分以外の人間を利用して自分の夢をかなえることに何のためらいもありませんでした。
しかしボッスはボッジが産まれてから、ミランジョはこの戦いの中で、その考えに迷いが生じています。
ボッスは治癒の魔法で大幅に体力を失い、傷ついた人がいれば躊躇いなく治癒の魔法を使っていたヒリングのことを思い出します。
大したもんだ。
また黒幕である自分に対しても、お礼を言ってきたボッジに対しては
ボッジ・・素直で優しい子だ。
と褒めているのです。
ミランジョも、カゲにお礼を言われたことで心が救われています。
二人の迷いが、皆を救う糸口になればいいですね！
おまけ：ボッジ語を解読せよ！
お恥ずかしながら、私は「あえ」がカゲで、「あいあお」がありがとうくらしか分からないです。
20話では、「これボッジ何て言っているのかな？」と思ったシーンが3か所あったので、状況を振り返りながらボッジ語を解読していきます。
あう・・あうあう！
デスパーとボッジの会話です。
ボッジ君。最後にミランジョを阻止するのはきっとあなたでしょう。
あなたの母を殺した相手を裁くことになる。
殺せますか？
（ボッジ首を振って両手を広げる）「あう・・あうあう！」
あなたはやはり私の見込んだ男だ。
いきなり難解なボッジ語ですね😵
首を振っているので、「はい、殺せます」ではありません。
シーナが「罪を憎んで人を憎まず」と言っているのをボッジも聞いていたので、ミランジョを殺すことはしないでしょう。
手を広げているのも、ミランジョをかばっているみたいですよね。
なので、「だめ、できない」「いや、殺さない」などのニュアンスではないかと思います。
あうえ・・あえあい
こちらは続けて、ボッジとデスパーの会話です。
ミランジョの過去を知ったボッジは涙を流します。
「あうえ・・あえあい」
えぇ・・だけどもう誰も彼女を救うことはできない。
これはボッジの後に続いたデスパーの言葉から推測できます。
ボッジはミランジョを救いたいと言っており、デスパーは「だけど」救うことはできないと言っています。
このボッジ語は、「救って・・あげたい」もしくは「助けて・・あげたい」でしょうか。
あいうー！
あっ・・お・・俺は・・ボ・・ボッジの親友よ！
「あいうー！」
友達からランクアップして親友になりましたね。
ボッジも嬉しそうにしていますし、「親友ー！」と言っているような気がします。
カゲ周辺のボッジ語はカゲがボッジの言葉を代弁することが多いので、割と分かりやすいです。
ラストシーンの「おっおっ！」もカゲの台詞から「大丈夫！」と言っていると思います。
ボッジ語に関しては推測の域を超えないので、正解を知っている方はご一報ください🥰
20話の感想
四天王が束になっても敵わなかったオウケンをあっさり倒してしまったボッス王強すぎです・・！！
ダイダの身体を奪って復活したボッスですが、ダイダがヒリングから受け継いだ治癒の魔法も使えるのですね。
乗っ取った身体の能力も使うことができることが分かりました！
小型化したことでボッスが頑丈になったことに関しては、あまり理屈は分かりませんが、ボッジも呪いで小型化したことで、俊敏さが増していますし、そういうものなのでしょう。
皆が回復して、喜びのダンスを踊る三人。
もう君たち家族になりなさいよ😂と思ったのは私だけでしょうか？
残り4話となり、いよいよ物語も佳境ですね。
次回はボッジ対ボッスが見られそうで、楽しみです！！
次の話のネタバレ解説を読む。
王様ランキングTV ライト #5が公開されました！
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第5回はダイダ役・梶裕貴さんと、ヒリング役・佐藤利奈さんです。
ヒリングが大好きな人は必見ですよ～！
佐藤利奈さんがとてもチャーミングでした🥰
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