この世界はフィクション?ご都合主義の奇跡は実在する?
アニメ「推しの子」の第20話「夢」の考察です。
金田一「だが終盤の演技、本物の感情が見えた。あれは本物のやつだ、面白い」
今までのアクアの感情演技は全て、「事前に用意されたもの」であり、「どこかで見た演技」の真似事でしかありませんでした。
ですが、この業界でのし上がるために、アクアは覚悟を決めたようです。
アクア(俺にはアイみたいな才能がない。視線を釘付けにするオーラがない。演技がうまいわけじゃない。だから使えるものを全部使う)
アニメ【推しの子】4話「役者」
「アイを守れなかった自分」も「都合のいい叶わない夢」も全部利用して、アクアは舞台をやり抜いていましたね!
アクアの感情演技に一役買ったのが、あかねの「アイ」が乗った演技というのも非常に面白かったです😍
舞台が大成功しホッと一息…かと思いきや、「俺と姫川さん…父親が同じなんですよ」のラストに全部持ってかれた人も多そうですよね😅
今回は舞台で活躍したあかねにクローズアップした内容に加えて、アクアたちと姫川の父親について考察していこうと思います!
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ【推しの子】の20話のネタバレを含みます。
20話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
あかねは何故「まだまだ」と言ったのか?
あかね「私なんかまだまだだなって、改めて思い知らされてばかりで。本当の天才ってのは姫川さんとか、有馬かなみたいな人を言うんだよ」
アニメ【推しの子】20話「夢」
今ガチのメンバーが演技を絶賛していたにも関わらず、自分は「まだまだ」と言ったあかね。
こんなことを言った背景には一体何があったのでしょうか?
有馬かなの全力演技にドキドキしてしまった
あかね「かなちゃん…かなちゃん…かなちゃん!有馬かな!」
アニメ【推しの子】19話「トリガー」
一つ目は「私を見て!」という演技をしたかなに釘付けになってしまったことですね。
もしもし、あかねさん?
本番中ですよー!😂
本番中にも関わらず完全に心を奪われていたので、「まだまだ」だと言ったんだと思います。
かな「ああいうの、さらっとできるのが才能なのよ」
アニメ【推しの子】20話「夢」
とはいえ、有馬かな自身はあかねのことを天才だと思っていて、何だかんだで「自分にないものを持っている存在」としてお互い認め合っているところが尊いなと思ってしまいます😚
演技に「アイ」を乗せたが、途中で素に戻ってしまった
かな「あの時の黒川あかねは異質だった。鞘姫の演技だけじゃなく、別の何かものっていた。私には真似できない技術、とてつもない存在感。それをきっかけにアクアの演技が振り切れるほどの…」
アニメ【推しの子】20話「夢」
アクアの感情を引き出すために、敢えてあかねは「アイ」を乗せて鞘姫を演じたと思います。
パニック障害を持つアクアが少しでも演技をしやすいようにという配慮からです。
この時のあかねは、ガチ恋でアイを模倣した時と同じく、目に星が描かれています。
しかしアクアに感情をぶつけられて抱きしめられた瞬間、星が消えていました。
これは「アイ」を乗せていない素のあかねに戻ってしまったことを意味しています。
二つ目は、最後まで演技に徹しきれなかったという意味で、「まだまだ」だったと感じたのでしょう。
以上、あかねが「まだまだ」と言った理由を二つ挙げましたが、「まだまだ」には「まだまだ伸びる」という意味も込められていると思うので、これからのあかねの成長に大いに期待したいです🎵
ご都合主義の奇跡は実在する?
アクア(何度だって、都合のいい夢を見たよな。何かの物語みたいにご都合主義の奇跡でも起きたらって。あの時アイを救えてたら)
アニメ【推しの子】20話「夢」
ストーカーに刺されたアイを救えなかったことを、アクアはずっと後悔しています。
腹部大動脈が損傷してしまうと病院に到着する前に死亡してしまうことが多いので、ゴローがあの場にいたとしても治療環境もない状況でアイを助けるのは難しかったでしょう。
そもそもが【推しの子】の世界は「転生モノ」なので、アイが転生してどこかで幸せに暮らしているという可能性があります。
もしアイが生きているなら、アクアも復讐なんてしなくて済むのでは?と思ってしまいますね😅
推しがどんな姿で転生しても推せるのか?という問題に関しては、男ができようが妊娠しようがアイを推してきたゴローなので問題ないでしょう!😂
【推しの子】そのものがフィクションの物語?
そもそも推しの子は何故【推しの子】なのか?
その答えとなる大胆な予想です。
ゴロー「この世界はフィクションである」
アニメ【推しの子】1話「Mother and Children」
物語冒頭のゴローの言葉が本当なら、推しの子の世界そのものがフィクションということになります。
【】はカメラのフレームを表し、転生という設定があるのもフィクションの世界だからです。
オープニングのラストでアイがいるのも、アイ役の人がエキストラとして観客席にいる体ということですね。
【推しの子】の最終回は「この物語はフィクションです」の後に、登場人物たちのクランクアップが描かれ、本編にはなかったカップリングも存在するのかもしれません😊
ワークショップは何故失敗だったのか?
金田一「最初は人を集めるのも大変でな。ワークショップで集めた人材使って、何公演か回して…まぁあれは失敗だったがな。もうやらん」
アニメ【推しの子】20話「夢」
ワークショップは金田一の中では「もうやらない」というレベルの失敗になっているようです。
では、何故ワークショップは失敗してしまったのでしょうか?
その原因になりそうなことを予想してみました!
アイはララライのワークショップで恋をした
鏑木「そこだろうね。アイが恋をしたのは。ワークショップに通ってから彼女は身なりにも気を遣うようになり、いい食事の場所を聞いてくるようになった。さすがに相手が誰かまでは分からないけれど、一気に大人の顔になったのを覚えているよ」
アニメ【推しの子】9話「B小町」
ワークショップについて一つ分かっているのは、アイがここで恋をしたということです。
ひょっとしたら、ララライ創設メンバーの中にアイのお相手がいるのかもしれませんね。
そしてアイが恋をしたことで、ララライの中で不和が生じた可能性があります。
それは姫川が児童養護施設で育ったことに繋がった可能性があります。
姫川の両親は既に亡くなっている?
姫川「俺は養護施設出身でさ。施設出た後、金田一さんに何かと面倒見てもらったんだよ」
アクア「養護施設…」
アニメ【推しの子】20話「夢」
姫川は養護施設出身だったようです。
ララライの看板役者と言われていた姫川にこんな過去があったとは意外でした😢
となると、両親は既に亡くなっているか、子供を育てられる環境にないことが分かります。
そうなると、アイが恋をしたことが姫川が養護施設にいく原因になったことになってしまうのですが…。
金田一が姫川の面倒を見ていたのは、姫川の両親がララライに所属しており、創設者として責任を感じたということかもしれません。
あれ、でも姫川の父₌アクアの父ならば、アクアが復讐したい相手は既に死んでいるということでしょうか…?
奇しくもアクアは復讐完了?
何だか頭がこんがらがってきました…😓
20話の感想
何だかんだで舞台は成功してハッピーエンド🎵
と思ったら、ラストでぶっこんできましたね~🤣
鏑木の時と同じく、てっきり金田一に近づいてアイの情報を得ると思っていたので、まさかターゲットが姫川になるなんて思ってもみませんでした。
しかも姫川が施設出身ということで、アクアの父親も死んでいるという可能性が高そうです。
「アクアが復讐に手を染めなくてよかった…」と思う反面、ちょっと肩透かしを食らったような気分です。
とはいえ、母親が亡くなり父親が姫川を施設に預けたということもありそうなので、まだまだ油断できないですね!
次回以降の展開も楽しみです🎵
次回の考察はこちら👇
コメント