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不滅のあなたへ 10話「新しい家族」

不滅のあなたへ

ノッカーの奇襲を受けたフシ!グーグーはフシの危機を救えるのか。

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あらすじ

9話のあらすじはこちら。

フシを助けに戻ったグーグー。
フシはノッカーの奇襲を受けて、マーチの器を奪われていた。

マーチの姿をしたノッカーがグーグーに襲い掛かる。
間一髪少年の姿になったフシがノッカーの攻撃を受け止める。

フシ「グーグー、にげて!早く!」
グーグー「嫌だ!お前を助けたい!」

グーグーは、これがピオランの言っていた「得体のしれない怪物」だと気づいた。
フシが戦いのさなかに生み出した槍をノッカーに向けて投げ、槍は見事にノッカーに命中する。

しかしノッカーは全く効いていない様子で、グーグーの足を絡めとり遥か遠くに放り投げてしまった。
地面に転がった時の衝撃でグーグーは腹の酒を大量に吐き出してしまう。

その酒に松明の火が引火して炎が巻きあがるのを見て、グーグーは奇策を思いつく。

5分で戻る!

フシに気を取られているノッカーに向かって松明をかざす。

グーグー「腹に力を入れて、一気に吐く!」
しかし、先ほどのように勢いよく酒は出ず、酒の雫が零れただけだった。
グーグー「まさか、腹の酒が空っぽに?!」

慌てるグーグーにノッカーの攻撃が迫っていた。
フシ「あぶない!」
間一髪グーグーに体当たりしてノッカーの攻撃をかわすフシ。
フシは既に少年の器も奪われてオオカミの姿をしていた。

フシ「にげないとオレおこる!ダメ!ここ!」
腹に酒がないとフシの足手まといになるだけだと悟ったグーグーは、酒爺の家へ向かって走り出す。

グーグー「耐えろ!5分で戻る!!」
フシ「ダメ!もどったらかむ!!」
グーグー「上等!」

(1分で酒爺の家に行き、2分で腹に酒を貯めて戻ってくる・・待ってろよフシ!!)

しかし視界がぐらつき、グーグーは倒れてしまう。
どうやら酒が回って体が上手く動かないらしい。

(立て・・行くんだ。フシを助けられるのはお前だけなんだぞ、グーグー!)

やっとの思いで酒爺の家に辿り着くと、リーンとリーンの両親が揉めているところだった。

リーンさんを一番愛しているのはこの俺!

リーンの父「君なのか、うちの娘をそそのかしたのは!」
リーン「私が勝手に家出したの、この人たちは関係ないって!」

揉めるリーンと両親を尻目に、グーグーは酒爺に絡んだ。

グーグー「俺の腹の酒が空っぽになっちゃったんだよ。いいかただの酒じゃねぇぞ。一番ヤバい酒を出せ!!」
呂律が回っておらず、ベロベロに酔っぱらった状態で、グーグーは言う。
周囲は明らかに様子がおかしいグーグーに戸惑うが、何かを察したピオランがグーグーの言う通りにするように言う。
酒爺はグーグーに店で一番強い酒を入れてやる。

リーンの母「帰りますよ、リーン」
リーン「いや、私ここがいいの!」
リーン「いい加減にしなさい。ここの人にも迷惑だわ」

リーンの父「自分の思い通りにならないと癇癪を起こす子なんです。家出するのもそう。ですが、問題はありません。」
ピオラン「問題はないと思っているところが問題なのでは?」
リーンの父「・・!」

ピオランに指摘され、リーンの父は一瞬思いあぐねるが、リーンを無理矢理連れて帰ろうとする。
するとグーグーがリーンをかばい、連れて帰ったらダメだと言った。

リーンの父「一体何が不満なんだ?私達はお前が将来恥をかかないように尽くしてきたつもりだが」
リーン「それよ!私はもっと自由に、下手に生きたいのよ。恥ずかしくなっちゃうほどにね!」

リーンの母「分かった、あれでしょ。勝手に結婚相手を決められたのが嫌だったんでしょ?」
顔を赤らめて否定するリーン。

グーグー「うはは、本当に?リーンさんもう結婚相手決まってるの?」
リーン「いや、それはその・・」

グーグー「どこの誰か知らねーけど、リーンさんを一番愛しているのはこの俺!グーグーだから」
リーン「え?」
グーグー「じゃあ俺行く。あとよろしく!!」

さらっと爆弾発言をして、グーグーはフシを助けに森へ戻って行った。

フシを返せ!

グーグーが戻るとフシはどこにもいない。
いたのは、オニグマの器を奪ったノッカーだった。

グーグー「フシをどこへやった!フシを返せ!」

グーグーは腹の酒を引火させ、ノッカーに何度も火を浴びせた。
オニグマの姿をした木の怪物はひとたまりもなく燃え尽きた。

ノッカーを倒しても、フシは出て来ない。
グーグー「食われちまったのかよ・・不死身のくせに・・」

すると燃えカスとなったノッカーの核から光が零れ、煙のようにある方向へと向かっていった。
グーグーが光を追いかけると、光はある石に吸い込まれていく。

観察者「やれやれ・・。フシよ、お前は幸運だ。脆いが決して弱くない存在がお前をさらに強くしてくれるだろう」

グーグーは黒いローブの男の姿を捉えることは出来ない。
男が石に触れると、石はあっというまにオオカミのフシの姿になった。

グーグー「フシ!!」

オオカミの器を取り出した瞬間、あたりを警戒するフシ。

グーグー「敵はもう倒したよ、俺が!」
フシ「ほんとう?」
グーグー「うん!」

じゃれ合う二人、フシはグーグーにありがとうと言う。

どうやら俺達には一つだけ共通点があるみたいだ

グーグーとフシが無事酒爺のところに戻り、グーグーは皆にご飯を振る舞っていた。
久しぶりにグーグーのご飯が食べられて、皆満足そうだ。
リーンの両親もご相伴にあずかり、グーグーの料理に舌鼓をうつ。

リーン「そういえばフシさんは?」

一方フシは水汲みの帰り、黒いローブの男に、この土地を離れるよう忠告されていた。

観察者「お前にはより強くなる方法がある。それは同じ場所に留まらないことだ」
「ノッカーはこの世界の崩壊を目論む存在だ」
「やつらは学習する。今回負けたなら、次回勝てるよう手を打ってくる」
「今のお前では確実に勝てない。今回のように中身を奪われて、苔や石ころに戻るのだ、分かるだろう」

フシ「てきはグーグーがたおしてくれる。おれにはグーグーがひつよう!はなれない!」
観察者「それもいいだろう。最期を見届けたいなら止めはしない」

戻ってこないフシを心配して、グーグーがフシを迎えに来た。
グーグーはフシが独り言をいっているように聞こえたらしい。
やはり、グーグーには黒いローブの男が見えていないようだ。

家に戻ると、リーンが帰ると言いだした。
どうやら少しだけ両親とのわだかまりがなくなったようだ。

リーン「もうどうでもよくなったの!自分の境遇が」

グーグーの言葉をなぞり、吹っ切れたように笑うリーン。
そんなリーンに一つだけ共通点があると、グーグーが言う。

グーグー「自分を生かしてくれる人が必ずしもいいやつじゃない。でもそれに耐えられないほど弱くない」

自分を一人の人間として認めてくれたグーグーに笑いかけ、リーンは屋敷へと戻って行く。

そしてフシは料理を教えて欲しいとグーグーに頼むのだった。

10話の感想

ゆんこ
ゆんこ

あれ、フシ不死身なだけで弱い・・?

今回グーグーがいてくれて、火を使ってノッカーを撃退しましたが、フシの攻撃手段といえば、「オニグマで殴る」「オオカミで噛む」「槍を投げる」「ナイフを使う」しかないですよね。

実際グーグーがフシを助けに戻った時、フシはほぼ全ての器を奪われて石の状態になっていました。
観察者が言うように、もしノッカーが学習して、「グーグーの火」対策をしてきたら、勝ち目がないような・・。

ただフシが新しい家族を手に入れて、穏やかな生活を送っている姿を見ると、こんな生活もフシにとっては大切な時間だよねと思えてきます。

11話のあらすじはこちら。

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