肉体が燃えると最後の審判を受けられない?
アニメ「チ。 ―地球の運動について―」の第3話「僕は、地動説を信じてます」の考察です。
ラファウ「ぼくの命に代えてでもこの感動を生き残らせる」
自分が死ぬことになっても、フベルトの研究資料を燃やしたくなかったのでしょうか…。
たとえそうであっても弱冠12歳、ラファウのあまりに早すぎる退場に愕然としています😭
主人公は死なないんじゃなかったのー
!?😭
今回は最後の審判とは何なのか、ラファウが飲んだ毒は何なのかなどを解説していきます!
是非最後まで読んでみてくださいね😍
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「チ。 ―地球の運動について―」の3話のネタバレを含みます。
3話をご視聴の後で読んでいただると、より楽しめます。
ポトツキは何故計算を修正したの?
ラファウ「計算が修正されてる…」
アニメ「チ。 ―地球の運動について―」3話「僕は、地動説を信じてます」
ラファウは自宅で密かに地動説の研究を続けていましたが、燃えそこなった資料がポトツキに見つかってしまいました。
ポトツキが計算を修正したのは、彼が心の底から改心していないからです。
つまりポトツキはノヴァクとの会話で嘘をついていたことになります。
- フベルトは教え子の一人にすぎない→特別な思いがある
- もう改心してる→改心してない
- フベルトとは研究の話なんてしてない→研究の話をしている
実はこっそり二人で地動説の話とかしてたんですかね?
ポトツキのウソツキ!
最後の審判って何?
ノヴァク「肉体が灰になっちまうんだ。最後の審判で復活する肉体がなくなる」
アニメ「チ。 ―地球の運動について―」3話「僕は、地動説を信じてます」
ノヴァクが言っていた最後の審判とは、主にキリスト教やイスラム教などの宗教で信じられている考え方で、世界の終わりに起こるとされています。
最後の審判はイエス・キリストの再臨とともに行われ、全人類が生前の行いに基づいて裁かれます。
「いのちの書」に名前が記されている者は永遠の生命を得ますが、そうでない者は「火の池」に投げ込まれてしまいます。
火の池は嫌だなぁ…🔥
まさに天国と地獄ですねえ💦
肉体が燃えるということは最後の審判を受ける機会さえ失い、永遠の生命への道が閉ざされてしまうと信じられていました。
そのため、ノヴァクは火あぶりを忌避する発言をしたことになります。
ラファウの選択は何故教えに反してるのか?
ノヴァク「そ、それに…その選択は教えに反してる!ど…どこまで教会をコケにするんだ!」
アニメ「チ。 ―地球の運動について―」3話「僕は、地動説を信じてます」
今まで散々ポトツキやラファウを追い込んできたノヴァクでしたが、ラファウが自ら死を選んだことを知ったとたん狼狽していましたね。
命の始まりと終わりを決めるのは神にあるとされるため、命を自ら奪うことは神に対する重大な罪とされています。
異端研究をしたあげく、自ら死を選んだラファウに対して、コケにされたと感じたのでしょう。
ただラファウ自身は「死の先は誰も知らない」という考えだったようです。
そりゃ誰も死んだことないからそうですよね😅
ラファウが飲んだ毒は何だったの?
ラファウ「ところで…芥子の実の効果は知ってますか?」
ノヴァク「芥子の実?いや…」
ラファウ「古くはアテナイなんかで使われてたようですが、それと毒物を混ぜると…まあ簡単に言うと苦しまずに死ねる」
アニメ「チ。 ―地球の運動について―」3話「僕は、地動説を信じてます」
ラファウは連行される前日の夜に既に芥子の実を持っていました。
ただ毒物が何だったのかは明かされていません。
予想になりますが、ラファウが用いた毒物はドクニンジンだったのではないかと考えています。
ラファウ「ソクラテス曰く、”誰も死を味わってないのに、誰もが最大の悪であるかのように決めつける”」
アニメ「チ。 ―地球の運動について―」3話「僕は、地動説を信じてます」
ラファウはソクラテスの名前を出していましたが、ソクラテスは毒殺刑を言い渡され毒杯を飲んで死んでいます。
その時の毒がドクニンジンであるとされているからです。
ソクラテスは自らの信念を貫き、死刑判決を受けてもなお、その哲学的姿勢を変えませんでした。
ラファウもソクラテスの姿勢に倣ったと言えるかもしれません。
3話の感想
ラファウ「でも、そんなのを…”愛”とも言えそうです」
ラファウ君…退場には早すぎるよ😭
正解を凌駕する感動に出遇ってしまったんですね…。
それでも私にはラファウの選択はできないだろうなと思います。
自分の遺志を継ぐ人間がいたなら、自分の命を懸けて託すのは理解できますが、ラファウは単純に人々の好奇心に、知性に地動説を託してますからね…。
代闘士ってどんな職業?
ラストは10年後の話のようですが、ここで登場したオクジーとグラスがラファウの遺志を継いでいくのでしょうか?
グラスについては詳細不明ですが、オクジーは公式ページに「代闘士」と書いてあります。
中世には原告と被告が直接戦う「決闘裁判」というものがありました。
主に証拠不足の裁判でとられる手法でしたが、自分では直接戦わずに代理人をたてる者もいました。
つまり代闘士は、決闘裁判で依頼人の代わりに戦う人のことです。
地動説から遠い職業のような気もしますが、一体どういう経緯で地動説に関わったのか気になりますね!
ラファウにまた会える?
あともう一つ気になるのが、OPに登場するラファウらしき人物です。
直後には燃えさかる火の中に立つラファウを見ることもできます。
この2枚の絵を比較すると、1枚目のラファウ?の方は少し成長している気がするんですよね😲
このシーンはまだ出てきていないですし、ひょっとしたらラファウが再び登場するのもありえるのでは?と思ってしまいます。
そうなると、ラファウがノヴァクに「ではまた」と再会を意味する言葉を発したのも、意味深に聞こえてしまいますね!
十字架にかけられたイエス・キリストのように、世界が終わる頃にラファウが再臨するのかも?!🤣
次回の考察はこちら👇
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