前日譚とエアリアル視点で語られる「ゆりかごの星」
「ガンダム初心者なんですけど、水星の魔女面白いですか?」という人のための解説です。
実は私もガンダムシリーズを初めて視聴します。
どれくらいガンダムのことを知っているかというと、「親父にもぶたれことないのに!」の元ネタがアムロということを知っているくらいです😅
偏った知識だなあ・・w
ガンダム初心者目線で解説していきますので、本編や公式サイトに登場しない用語は使っていません。
ガンダムシリーズに慣れ親しんだ方にはお目汚しかもしれませんが、温かく見守っていただけると嬉しいです😊
こちらでは「水星の魔女 PROLOGUE」と、公式サイトで読める小説「ゆりかごの星」を中心に解説していきます。
ひとめで分かる人物相関図もついているので、人物関係の整理にお役立てください😘
水星の魔女公式サイトはこちら👇
このページはアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE」と小説「ゆりかごの星」のネタバレを含みます。
こちらをご覧の後で読んでいただけると、より楽しめます。
プロローグ人物相関図
PROLOGUEにおける人物相関図になります。
これが1話になると、サリウスとデリングの立場が逆転していて面白いです。
1話のベネリット御三家の人物相関図はこちら👇
スペーシアンとアーシアン
水星の魔女では、宇宙居住者を「スペーシアン」、地球居住者を「アーシアン」と呼んでいます。
「政府に時間をかけて議論してほしい課題は何ですか?」という質問に対して、スペーシアンとアーシアンの回答は以下のとおりです。
この回答から見ても分かるように、スペーシアンとアーシアンの間にはかなり経済格差があるようです。
先進国と発展途上国みたいな関係😲
ジェターク社のCEOと、ヴァナディース機関のウェンディのセリフから、スペーシアンとアーシアンには大きな溝がありそうですね😓
ヴァナディース機関とオックス・アース社
GUNDフォーマットの第一人者と言われるカルド・ナボ博士が代表を務めるのが、ヴァナディース機関です。
GUNDは元々、宇宙環境で生じるさまざまな健康被害を補助するための身体拡張技術でした。
モビルスーツ製造企業の一つ、オックス・アース社がヴァナディース機関を買収し、GUNDをモビルスーツに軍事転用したのが、GUNDフォーマットです。
GUNDフォーマットを採用したモビルスーツのことを、GUND-ARM(ガンダム)と言います。
GUNDフォーマットにはデータストームという大きな問題があったため、モビルスーツ開発評議会からはGUNDフォーマットの健全性を証明するように言われていました。
元々人間が宇宙で生活していくための技術だったGUNDが、軍事転用されたことで搭乗者の命をも奪ってしまう矛盾を孕んだ技術になってしまったんですね。
フォールクヴァングを襲撃したのはデリングの独断?
モビルスーツ開発評議会は、あくまで「ガンダム開発の凍結」を求めていました。
生命倫理問題などともっともらしいことを言っていましたが、実際はアーシアンが強力な兵器(=ガンダム)を手に入れようとしていたのが気に入らなかったのかもしれません。
グラスレー社CEOであるサリウスが「カルド・ナボ博士が応じるかどうか」と言っていた通り、元々モビルスーツ開発評議会は、博士を殺すつもりはなかったことが分かります。
ところがここで暴挙に出たのが、グラスレー社の幹部であるデリングです。
デリングはヴァナディース機関のラボがあるフォールクヴァングをドミニコス隊に襲撃させます。
エリクトにとって、父親を殺されるという最悪の誕生日を迎えることになってしまいました。
そして監査組織カテドラルの総括代表に任命されたデリングは、今後巨大企業ベネリットグループを束ねるほどに力をつけていくことになります。
通信を遮断され、フォールクヴァングは孤立する
フォールクヴァング襲撃が始まる前、工作員がシステムに侵入しています。
ナディムとヤマオカの通信が遮断されているのは、工作員が仕掛けた侵入プログラムが発動し、通信用パラボナアンテナが機能停止してしまったからです。
「本社からの救援はどうなんです?」
ナディム「期待はできないな」
機動戦士ガンダム 水星の魔女 PLOROGUE
これによりフォールクヴァングは孤立し、本社からの救援は絶望的でした。
そのためナディム自ら足止め役を買って出ることになります。
ガンダムとパーメットスコア
ガンダム搭乗者の顔には赤い痣のようなものが浮き上がります。
これは情報伝達物質「パーメット」を体内に取り込んでいるからです。
ナディムが「パーメットスコア3!」と叫んでいますが、これはスコアを上昇させることで、よりガンダムの性能を引き出しています。
ナルトの八門遁甲やドラゴンボールの界王拳みたいなものですね😊
ガンダムを使えば使うほど、顔の痣は広がっていきます。
身体へのダメージも大きいので、使い方を誤ると生命維持装置なしで生きられない体になったり、最悪死に至ります。
皮肉にも4歳のエリクトが身体への負荷なしでルブリスを稼働させ、GUNDフォーマットの健全性を証明することになります。
ガンダムの弱点
ドミニコス隊のケナンジが登場していたベギルベウですが、ガンダムとのリンクを解除する能力を持っていました。
この能力のことをアンチドートといいます。
既にガンダム対策はされていたんですね~
今後はこの能力にどう対抗するか考えていく必要もありそうですね。
*パーメットスコア4以降はアンチドートを無効化できることが判明しました。
スレッタ・マーキュリーについて
ここからは公式サイトで公開されている「ゆりかごの星」の考察になります。
まだ読んでいないという方はこちらからどうぞ(5分ほどで読めます)👇
こちらでは、水星へと逃げてきた「スレッタ・マーキュリー」と「お母さん」の生活について、ガンダムエアリアルの視点で語られたストーリーです。
水星での過酷な生活、エアリアルのパイロットとして実力をつけていくスレッタ、学校に憧れるスレッタの様子が描かれています。
ここで重要なのが、お母さんは復讐のためにスレッタを利用していることです。
スレッタはお母さんの思惑を知らずに、アスティカシア学園へと入学することになります。
エリクトとスレッタは同一人物ではない
プロローグの話は後にヴァナディース事変と呼ばれ、1話はプロローグから21年経っていることが判明しました。
ヴァナディース事変はA.S.101の話ということになります。
ヴァナディース事変の時に4歳だったエリクトは現在25歳のはずで、17歳のスレッタとは年齢が違いすぎます。
コールドスリープとかもありえるのですが…そうなると何故コールドスリープする必要があるのかが問題になっちゃいますよね💦
スレッタはナディムとよく似た眉ですが、もしナディムが21年前に亡くなっているのなら、一体スレッタは誰の子なのか?という新たな問題も発生します。
スレッタが何者かという謎は今後明らかになっていきそうです!
プロローグの感想
ガンダムといえば男のロマン!というイメージだったので、お試しでプロローグを見てみましたが、主人公が女性のスレッタということもあり、初心者でも入りやすいのではないかと感じました😘
ただ難解な単語が飛び交うので、時折用語を確認しながら、水星の魔女の世界観に慣れていく必要性がありそうですね。
ガンダムビギナーからの解説となりましたが、いかがでしたでしょうか?
ガンダム初心者の人にも分かりやすいと思っていただけたら嬉しいです!😊
ガンダムシリーズを知っている方は、イチオシのガンダムシリーズがあれば教えてくださいね🎵
今後の動向が気になる人物たち
デリング
フォールクヴァングをドミニコス隊に襲撃させた張本人です。
娘のミリオネとスレッタが今後どういう関係を築いていくのか楽しみです。
またデリングが何故あそこまでガンダムを否定したのか、その真の目的があるとしたら興味深いですね。
ケナンジ
こちらはエリクトの父ナディムを殺した男です。
1話では見かけませんでしたが、今後本人や子どもが登場したりするのか楽しみです。
*ケナンジは11話で再登場しました!
ラジャン
ラジャンはユリシーズの中でナディムとエリクトのバースデーソングを聞いています。
つまりガンダムの中にいたのがエリクトという名前だということを知っている人物ということになります。
イメージ的にはデリングと同じ軍人でありながら、デリングに振り回される苦労人というイメージですが、今後どう動いているのか気になります!😊
このサイトでは、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の各話考察を週一で掲載していきます。
1クールは12月まで、2クールは来年2023年4月から放送とのことですが、末永くおつきあいいただけると幸いです。
それではどうぞよろしくお願いします!🥰
ベネリット御三家と、学園の生徒たちの図解を掲載した、次回の考察はこちら👇
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