ヘルクは人間を滅ぼしたくない?ヘルクの本心を深掘り!
アニメ「Helck」の第19話「帝国四天王ヴァミリオ」の考察です。
ヴァミリオ「死ぬつもりで戦うな!生き抜く信念をもって戦え!お前は一人じゃないんだ!」
ヴァミリオちゃんが男前すぎて泣ける…😭
ヴァミリオの「一人じゃない」という言葉は、6話のヘルクのセリフと対応しています。
ヘルク「俺はもう一人だったから…かつての仲間はみんな敵になってしまったからね。だから、本当に感謝しているんだ。やはり、一人で生きるのは…辛い」
アニメ「Helck」6話「襲来」
この頃から、ヴァミリオはヘルクの抱える孤独に気づいていたんだと思います。
人間を滅ぼした後にヘルクに待っているのは絶望です。
ヴァミリオ「全て終わったら、帝国へ来るといい。大丈夫、お前ならみんな歓迎してくれる」
ヴァミリオの言葉は、ヘルクにとって「長い夜の終わり」であり、「未来の希望」になったのではないでしょうか?
ヴァミリオ「よろしく頼む…」
アニメ「Helck」2話「運営スタッフのアン」
出会った頃の二人のやりとりです。
二人はしっかりと握手をしていますが、この時のヴァミリオはヘルクのことを疑っていました。
人間の国のスパイだと思っていたわけです。
そして今回のこのカット!
二人は握手を交わしているわけではありませんが、旅を経てようやく固い絆で結ばれたと感じるシーンでした😊
さて、今回は久しぶりのヴァミリオやピウイが登場しました。
第2クールから重い話が続きましたが、第1クール序盤のようなゆるい展開に懐かしさすら感じたほど…😅
読者の皆さんの中には、「過去編が衝撃すぎて、今までの話を忘れてしまった😱」という方もいるかもしれません。
そこで今回は、第1クールの「Helck」をザックリおさらいしつつ、プランAのことや今後の展開について予想していこうと思います!
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「Helck」19話のネタバレを含みます。
19話をご視聴の後で読んでいただけると、より楽しめます。
まだ間に合う!?第1クールをザックリおさらい
「過去編から戻ってきて、第1クールの内容を忘れてしまった」
「ヘルク面白いって聞いたんだけど、今からでも間に合いますか?」
という方のために、第1クールの内容をザックリおさらいしています。
それではどうぞ~😊
魔王トールが勇者クレスに倒される
「Helck」は魔界から物語が始まります。
1話は魔王トールが勇者クレスに倒された3か月後の話です。
新魔王決定戦の責任者は元々アズドラでしたが、ヘルクと出会った後(自分の罠にかかって)意識不明の重体となったため、ヴァミリオが代理で大会の責任者になりました。
新魔王決定戦と勇者ヘルク
ヘルク「人間が憎い!人間滅ぼそう!」
新魔王決定戦に彗星のごとく現れた人間の勇者ヘルク。
ヘルクは魔王トールを倒したクレスの兄です。
敵である人間に優勝されては困るので、ヴァミリオはさまざまな妨害工作を仕掛けますが、LV99のヘルクはものともせず決勝進出を果たします。
一方、魔王ウルム城が翼の兵士によって落城したという一報が届きます。
ウルム城で翼の兵士と交戦、ゲートに吸い込まれる
新魔王決定戦の決勝はウルム城の奪還になりました。
メンバーはヘルクの他、ヒュラ・ケンロス・ドルーシです。
参加者の身の安全を守るため、脅威となりうるヘルクを見張るため、ヴァミリオは「運営スタッフのアン」として4人に同行します。
ウルム城に到着した4人とヴァミリオは翼の兵士たちと交戦。
以前ヘルクの仲間だったエディルから、翼の兵士は人間が勇者に覚醒した姿だと知らされます。
後に翼の兵士は何度死んでも王の術によって復活することが判明しました。
孤島から大陸を目指す
ヴァミリオとヘルクはゲートに吸い込まれ、大陸の外にある孤島に飛ばされてしまいます。
島の人々や魔女の力を借り、ヘルク達は帝国を目指して船で旅立っていきます。
不思議な生き物ピウイも二人についていくことになりました。
エリーユ国と蛮族トースマン
帝国がある大陸に到着した二人は北西を目指します。
エリーユ国では、呪いで姿を変えられ虐げられるエリーユ国民の為に、蛮族トースマン王と戦いました。
ヘルクからすれば、身勝手なトースマン王のふるまいや姿を変えられたエリーユ国の人々が、人間の王と翼の兵士に変えられた人間と同じように映ったのかもしれませんね。
闇の戦士との戦い
強さに関して言えば向かうところ敵なしのヘルクでしたが、道中では闇の戦士という手強い敵も登場しました。
圧倒的な強さを誇った闇の戦士ですが、ピウイの唄で正気を取り戻しました。
どうやら二つの国は禁術に手を出して二つとも滅んでしまったようです。
どことなく帝国と人間の国と状況が似ているような…?
闇の戦士アウギスはヘルクを見て「そうかお前も…」という不吉な言葉を遺しています。
勇者殺し
ヘルクの持つ剣は「勇者殺し」と呼ばれる剣のようです。
この剣をきっかけに、人間の国で何があったのか、ヘルクの回想が始まります。
ミカロス・ラファエドの計画により、全ての人間が覚醒し翼の兵士になってしまったことが分かりました。
「人間が憎い!人間滅ぼそう!」は嘘?
駆け足で1話からおさらいしてみましたが、いかがだったでしょうか?
ヘルクが笑顔を絶やさないのはアリシアとの約束で、本当は自分の気持ちを偽っていたことが分かりました。
ここでもう一度1話のヘルクのセリフを振り返ると、ヘルクの嘘に気づくことができます。
ヘルク「人間が憎い!人間滅ぼそう!」
笑顔と同様、「憎い」「滅ぼそう」も嘘です。
根拠として、このセリフと真逆のことを言っている箇所があります。
ここからヘルクの本当の気持ちについて深掘りしていきましょう!
ヘルクの本心は?
「憎い」「滅ぼそう」は嘘で、ヘルクの本心はこうです。
憎い=大切な仲間
滅ぼそう=救いたい
以下、根拠となる部分を引用しながら、より詳しく解説していきます!
人間が憎い=人間は大切な仲間だ
ヘルク「諦めたくなかったんだよ。大切な仲間だったから‥友だったから‥失いたくなかったんだ」
アニメ「Helck」19話「帝国四天王ヴァミリオ」
アリシアは勇者殺しで自分を殺して欲しいとヘルクに頼みました。
しかし大切な仲間を失いたくなかったヘルクは、アリシアの頼みを拒絶し諦めないように懇願しています。
アリシアも傭兵団の仲間も、弟クレスも人間です。
確かに愚かな人間が多かったけれどもそれだけが全てじゃない。
大切だった人たちだってたくさんいました。
人間全部が憎いはずがないんですよね😔
人間滅ぼそう=皆を救いたい
ヘルク「だまされるものか!俺は王を殺す!王を殺してこの状況をくつがえす!」
アニメ「Helck」19話「帝国四天王ヴァミリオ」
覚醒化が始まった時、ヘルクは翼の兵士には目もくれず、王を倒すことで人間を救おうとしていました。
王を倒せば覚醒を止められると思っていたわけです。
しかし現実は残酷で、王の支配がなくなれば翼の兵士は制御を失い、魔物同然の存在になってしまうことが分かりました。
ヘルク「結局俺は…何もできなかった。誰も救えなかったんだ」
アニメ「Helck」19話「帝国四天王ヴァミリオ」
ヘルクはたった一人で懸命に抗いましたが力及ばず、ゲートによって魔界へ飛ばされることになります。
「誰も救えなかった」という言葉の裏には、「皆を救いたい」という思いがあったことに他なりません。
嘘から分かるヘルクの覚悟
ヘルク「だから俺がやらなければならない。例えこの命果てようとも、同じ人間である俺が片をつけなければならないんだ」
アニメ「Helck」19話「帝国四天王ヴァミリオ」
大切な仲間を救うことは叶わない。
ならばせめて自分の手で全てを終わらせる。
ヘルクは人間を救えないから滅ぼそうとしています。
ヘルクが背負った覚悟はそれほど重いものだったんですね。
つ、辛すぎる‥😭
ヘルクはもう少し周りに頼ってもいいと思います‥。
ヘルクは人に頼るのが苦手?
人間の国の問題をたった一人で背負おうとしているヘルクですが、どうもヘルクは誰かに頼るのが苦手のようです。
アリシア「半裸戦士ヘルク…。何でもできる人というより、どんな時でも手助けをしてくれる人、という印象」
アニメ「Helck」17話「反逆者」
ヘルクは強いですし、料理もできて何でも器用にこなします。
唯一クオリティが低かったのが船くらいじゃないでしょうか?w
厳しい環境の中、幼いクレスと生き抜いてきたからか、ヘルクは誰にでも頼られ、どんな時でも手助けをしてくれる人情に厚い人物です。
その反面、誰かに頼るのが非常に苦手なのではないでしょうか?
魔族を巻き込むまいと自分一人で片をつけようとしていますが、ぶっちゃけ「助けて」「一緒に戦って欲しい」とヘルクには言って欲しいところです。
周りの皆もヘルクのことを助けたいと思っているはず。
誰かに頼るのは恥ずかしいことじゃないよ!
ヴァミリオだけが例外
人に頼るのが苦手なヘルクですが、一人だけ例外がいます。
それがヴァミリオです。
ヘルク「今頼れるのは、君だけなんだ」
アニメ「Helck」19話「帝国四天王ヴァミリオ」
人に頼るのが苦手なヘルクにこれだけの信頼を寄せられるヴァミリオの存在がいかに特別か分かりますね。
その強さと優しさゆえに、誰にも頼らず孤軍奮闘してきたヘルクですが、ヴァミリオにはそんなヘルクの背中を任せられる存在になって欲しいです!
プランAのメリット・デメリット
アズドラ「王を討つのはヘルクとヴァミリオちゃん、この二人だ」
アニメ「Helck」19話「帝国四天王ヴァミリオ」
プランAは、トール城の防衛部隊が敵を引きつけている間に、ヘルクとヴァミリオに人間の王を討ってもらうという作戦です。
アリシア「それに当面の私たちの目的は勝つことではないだろう」
アニメ「Helck」12話「信じる心」
人間側の目的が分かっていない以上、今後の状況次第では防衛部隊で臨機応変に対応できるのがメリットです。
王を討てば翼の兵士が復活しなくなりますが、代わりに制御不能の魔物と化すというのがプランAのデメリットになります。
謎の女性って誰?
次回のサブタイトルが「謎の女性」というのが気になりました!
アスタのカットが多かったため、スパイ活動をしていたアスタが人間の城で謎の女性と会うという展開になるのではないかと思います。
となると謎の女性とは、キービジュアルでアスタの隣にいたシャルアミの可能性が高いのではないでしょうか😊
人間は全て翼の兵士になってしまいましたが、キービジュアルのシャルアミには翼がありません。
特別な方法で覚醒化から逃れたか、もしくは覚醒者ということになりますが、一体どちらなのでしょうか…?
シャルアミの再登場で、この難局を打開する突破口が見つかるといいですね!
19話の感想
男前のヴァミリオちゃんに痺れました…!
ヴァミリオ「バカ…他人に気を配るほど余裕なんてないくせに…バカ」
ヘルクに希望の言葉を刻んだ力強さは勿論のこと、ヘルクを気遣う優しい「バカ…」も、ヴァミリオの人となりを表していて最高でした🥰
ヘルクの頬を伝う涙がそれを証明していたと思います!
ヘルク達は帝国目前で人間の国を目指すことになりましたが、今後は帝国側のアズドラたちとも連携して、人間の国の脅威に立ち向かうことになりそうです。
以下、小ネタです!
人間の目的はゲートを完成させること?
まだはっきりと根拠があるわけではありませんが、人間側の目的としてゲートが大きく関係しているのではないかと感じています。
ミカロスはクレスから新世界の力を引き出し、真っ先に空間移動術を使っています。
さらにはウルム城の地下でも翼の兵士たちが空間移動術を発動させようとしていましたね。
空間移動術は本来短時間で長距離を移動するためのものです。
ウルム城でゲートを見かけた時は、人間の国とウルム城を繋いで、魔界への移動をショートカットできるようにするのかと思っていたのですが、違うのかもしれません。
ピウイの拾いもので何かが起こる?
やらかし系のピウイが何か拾って鞄にしまってましたね。
ピウイというと、アズドラが身を削って転送したアイテムを薪にくべるというやらかしをしているだけに、この拾い物が何か一波乱起こしそうな気がしてなりません…w
脳内変換するほど仲がいい!?
「あず」と何だか可愛いラストで締めくくられていますが、文章の方ではしっかりと「アズドラより」と書いてあります。
つまりアズドラの声が脳内変換されるほど、ヴァミリオとアズドラは仲が良いということですね🤗
さて、今回は第1クールのおさらいから今後の展開の予想までしてみましたが、いかがだったでしょうか?
この記事が皆さんの整理に役立ててもらえたら嬉しいです🎵
それでは次回の考察でお会いできることを願って!
次回の考察はこちら👇
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