本編に登場しなかったグエルの行方について予想!
アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の第13話「大地からの使者」の考察です。
地球の魔女・ソフィとノレアが編入してきて激突必至!?
プラント・クエタのテロから二週間が経っていましたね。
テロは事故として処理され、口外すれば即退学という箝口令まで敷かれているようです。
巻き込まれた地球寮の仲間たちは塞ぎこんでおり、特に連絡役と地球寮の狭間で苦悩するニカの姿を見るのは辛かったです😢
今回はシーズン1の終盤で起こったプラント・クエタの襲撃や、クワイエットゼロ計画についておさらいしながら、新たに分かったことを解説していきたいと思います!
ところで、我らがグエル先輩はどこに?🤤
グエルがどこに行ったのかは、Season2オープニング「Slash」の映像から予想しています🎵
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の13話のネタバレを含みます。
13話をご視聴の後で読んでいただけると、より楽しめます。
アニメ本編や公式サイトに掲載されている用語以外は使用していないので、ガンダム初心者さんも安心してご覧いただけます。
プラント・クエタ襲撃おさらいと二つの嘘
ここでは、プラント・クエタ襲撃についておさらいしていきます。
おさらいから分かる二つの嘘についても解説します。
プラント・クエタ襲撃おさらい
おさらいにおけるポイントは二つです。
事の発端は、ヴィムがサリウスにデリング暗殺を持ちかけたことです。
シャディク「義父さん、その話乗りませんか?」
機動戦士ガンダム 水星の魔女 10話「巡る思い」
サリウスは乗り気ではありませんでしたが、シャディクの進言によりヴィムの計画に乗ります。
次にシャディクは独断でフォルドの夜明けにデリング襲撃を依頼します。
またこの時、シャディクはジェターク社のモビルスーツ・デスルターをフォルドの夜明けに提供し、ジェターク社が疑われるように仕向けています。
そして計画決行当日、シャディクがヴィムを裏切って、予定より二時間早く襲撃が始まります。
プラント・クエタの通信は遮断され、地球の魔女たちが駆るガンダムが守備隊を次々と撃破。
襲撃の混乱の中、グエルはヴィムを、スレッタはデリング父娘を殺そうとしたテロリストをその手で殺してしまいます。
サリウスとシャディクの嘘
プラント・クエタ襲撃をおさらいすると、サリウスとシャディクの嘘が浮き彫りになってきます。
サリウス「アーシアンの非道な行いがデリング総裁を重体においやり、盟友ヴィム・ジェタークを奪った。許しがたい行為だ」
機動戦士ガンダム 水星の魔女13話「大地からの使者」
シャディクがフォルドの夜明けと繋がっていることを知らないにせよ、サリウスがデリング暗殺の片棒を担いだことは間違いありません。
しかしそんなことはおくびにも出さず、実行犯確保に向けてベネリットグループをまとめあげています。
デリング不在の状況下で自らの存在感をアピールするなど、なかなかの策士ぶりがうかがえますね。
シャディク「総裁が亡くなった時、御三家の誰かがホルダーなら、ミオリネと御三家の株を合わせて過半数になります。ですが、スレッタ・マーキュリーの所属するシン・セー開発公社では、合計してもミオリネの持ち株は過半数にはなりません。つまり決闘で次の総裁は決まりません」
機動戦士ガンダム 水星の魔女 10話「巡る思い」
10話でシャディクが持ち株の話をしていましたが、超意訳すると「今デリング総裁が死ねば、義父さんが次の総裁になれるチャンスがありますよ」という意味です。
さらにヴィムが死んだことで、サリウスが次の総裁になるチャンスが増えたと言えます。
「デリングがこのまま死んでくれれば、次の総裁は私だ!」とか思ってそうですね😅
そしてさらにひどいのがシャディクの嘘です。
サリウス「事の真相が外に漏れれば、我が社の信用は地に落ちる。二機のガンダムの出所、本当に知らないのだな?」
シャディク「義父さんに嘘はつきませんよ」
機動戦士ガンダム 水星の魔女13話「大地からの使者」
はい、大嘘です!!
元々シャディクの計画は、フォルドの夜明けがデリング総裁を殺し、デリング殺しをジェターク社になすりつけるというものでした。
シャディクこそがプラント・クエタ襲撃の首謀者であり、地球寮の子供たちが心に傷を追うきっかけを作ったと言ってもいいでしょう。
作戦は失敗し、シャディク自身も後継者レースから一歩後退したようですが、ソフィやノレアを学園に呼び寄せるなど、シャディクの企みはまだまだ続くようです。
何故ソフィとノレアは学園にやってきた?
ソフィとノレアはシャディクに呼ばれて学園に編入してきました。
彼女たちが真っ先にやったのは、地球寮に入ることです。
これはエアリアルに少しでも近づきたい目論見があると思います。
シャディク「破棄はさせないさ。ガンダムはグループにも俺にも、いずれ必要になる存在だ」
機動戦士ガンダム 水星の魔女8話「彼らの採択」
テロリスト部隊長「ブリッジ。ガンダムらしきモビルスーツを発見。Cブロック、78番ハンガー」
ソフィ「エアリアルだ。私、行く!」
ナジ「その機体、確保できるか?」
機動戦士ガンダム 水星の魔女12話「逃げ出すよりも進むことを」
シャディクのセリフや、ナジがエアリアルを確保しようとしていたことから、シャディクがエアリアルを欲しがっているのは間違いないでしょう。
つまりソフィとノレアが学園にやってきた目的は、エアリアルを手に入れることです。
そしてノレアが学園の平和な雰囲気を憎悪していることから、学園を滅茶苦茶にしてしまう可能性も否定できません。
*14話のオープンキャンパスで、ソフィとノレアが暴れているどさくさに紛れて、サリウスが拉致されました。
サリウスを確保した直後に撤退命令が出たことから、ソフィとノレアが学園に来たのは、この作戦を実行するためだったと思われます。
盗まれたスマホ
ソフィやノレアは、エアリアル以外のガンダムにも積極的に工作を仕掛けています。
ノレア「…反吐が出る」
エラン「気が合いそうだな~んっ?」
機動戦士ガンダム 水星の魔女13話「大地からの使者」
ノレアが去った後、エランが懐を探って不思議そうにしていましたが、これはノレアがエランのスマホを盗んだからです。
その後ファラクトがある格納庫に侵入し、エランのスマホを使ってファラクトを調べようとしていました。
編入早々、これほど大がかりな破壊工作をするなんて、二人ともかなり手慣れてますね😱
ニカの苦悩
プラント・クエタ襲撃で地球寮の皆を脱出させるため、ニカは武器を構えるノレアの前で必死にコールサインを送ります。
しかしサインを送るところをマルタンに見られてしまい、その後も気まずい雰囲気に…。
マルタンが消されてなくて良かった…🤣
「連絡役なんて…」とニカが言っていましたが、「引き受けるんじゃなかった」と続くんだろうなと思うと、切なくなってきます。
そしてスレッタの魔法(呪い?)の言葉に背中を押されて、ニカは大胆な行動に出ます。
ニカ「だったら、自分とダミー会社のことをバラすわ!」
機動戦士ガンダム 水星の魔女 13話「大地からの使者」
ソフィとノレアを学園から出ていくように言いますが、スマホを持つニカの手は震えています。
プラント・クエタを襲撃したテロリストと分かっているから、怖くてたまらないんでしょうね😭
あやうくファラクトに踏みつぶされそうなところをスレッタが助けてくれて、本当に良かったです!
思えば、ニカは入学したばかりのスレッタに最初から親切にしてくれていました。
スレッタがスペーシアンだからという理由で忌避したりせず、地球寮に来るきっかけを作ってくれたのもニカでしたね。
それは「地球と宇宙の架け橋になる」という彼女自身の夢のためだったのかもしれません。
この決闘をきっかけに、ニカの苦悩が晴れてくれるといいですね😊
クワイエット・ゼロで新たに分かったこと
クワイエット・ゼロはプロスペラが計画し、後にデリングが加わりました。
プロスペラ「デリング総裁が極秘裏に進めていたプロジェクト。GUNDフォーマットのネットワークを利用して、戦争のない世界に書き換える。お父様の大願よ」
機動戦士ガンダム 水星の魔女13話「大地からの使者」
11話で登場して以来、謎だらけの計画でしたが、新たに「戦争のない世界に書き換える」という不穏な文言が登場しました。
「書き換える」というのは、元あるものを消して上書きする形で行われます。
その方法として、エアリアルのネットワーク構築パターンを利用しているようです。
パーメットが見せるもの
ここで、ガンダムがパーメットスコア4を突破した時に起こった不思議な現象についておさらいしましょう。
ナディムの場合:誕生日パーティの続き
ヴァナディース事変の時、エルノラとエリクトを逃がすため、ナディムはベギルベウに特攻します。
パーメットスコア4に到達したナディムは、エリクトの誕生日の続きを見ています。
終わりゆく戦いの中で、ナディムはあざやかに体験していた。
リビングが開き、エリクトが小走りで入ってくる。
もはやありえないパーティの続きを。
それはパーメットが見せる夢なのか。
小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 P52
エラン4号の場合:失われたはずの記憶
エラン4号はエアリアルとの戦いの後、オリジナルエランの身代わりになった時に失ったはずの記憶を思い出しています。
ナディムやエランの例から、パーメットは人の記憶に作用する性質があるのかもしれません。
プラント・クエタにあった巨大な装置が鍵か?
プラント・クエタで、デリングとプロスペラが密会した時、そして今回ミオリネに計画を持ちかけた時、不思議な装置が映し出されています。
89%と書かれた装置、そしてさらに地下に何かがあるのが見えます。
プロスペラ「エアリアルのネットワーク構築パターンを反映させました。これでクワイエット・ゼロは最終段階に進めます」
機動戦士ガンダム 水星の魔女11話「地球の魔女」
装置に書かれた89%というのが進捗状況を指しているのなら、プロスペラが言っていた「最終段階に進める」という言葉に一致します。
この装置こそがクワイエット・ゼロに大きく関わるものではないでしょうか?
この装置が起動した時、宇宙全土の人々の記憶を書き換えるようなとんでもないことが起こるのかもしれません。
プロスペラの目的は復讐である
ただし、プロスペラの本来の目的は復讐であることは忘れてはいけません。
プロスペラ「見ててね、みんな。私たちの娘が、仇を取ってくれる!」
機動戦士ガンダム 水星の魔女公式サイト「ゆりかごの星」
戦争のない世界に書き換えた先に、プロスペラの復讐が達成される何かがあるのかもしれませんね。
ミオリネにはプロスペラの誘いをきっぱり断って欲しいですが、クワイエット・ゼロの全容も知りたいですし、フクザツ!!
おまけ:ホルダーについて
ホルダーとは何なのか、ホルダーの特権や義務について以下にまとめました!
13話の感想
ソフィにお姉ちゃんと慕われてまんざらもないスレッタが微笑ましかったですw
その子、テロリストなんですけどね…😱
ソフィとノレアとの決闘がどうなるのか先が気になります。
ルブリス・ウルとルブリス・ソーンはさすがに学園内に持ち込めないと思うので、どの機体に乗って戦うのかも注目したいです!
それでは、以下に小ネタをピックアップしていきます🎵
グエルはどこへ?
13話で一切登場しなかったグエルですが、オープニングで登場した時の服装が作業着のままだったので、プラント・クエタ襲撃後そのまま行方をくらましたものと思われます。
輸送船カシュタントの人たちと無事に逃げ切っているといいのですが…。
襲撃前の他の社員との関係から察するに、グエルが訳ありでも匿ってくれそうな気がします。
もしくはフォルドの夜明けが撤退した時に、デスルターごと地球に拉致られた可能性もありそうですね。
グエルが地球にいるとなると、今絶賛ベネリットグループが襲撃を仕掛けようとしているので、また巻き込まれちゃうんですけどね🤤
グエルはいつも巻き込まれてばかりやな…😱
ヴィムとグエルの不在をラウダが埋める
8話時点の決闘賭博オッズでかろうじて4位にいたグエルですが、13話のオッズでは名前が見当たらなかったので本当に学園から去ってしまったんだと実感してしまいました😭
代わりに4位になっていたのはラウダです。
現在CEO代理となったラウダは、ヴィムやグエルのいなくなった穴を必死で埋めようと頑張っているのでしょう。
ジェターク兄弟が再び出会い、手を取り合う日が来ることを願ってやみません。
スレッタのセリフにグエルを感じるシーンも
一切グエルは出てきませんでしたが、スレッタの言動にはグエルを感じさせるものがありました。
スレッタとニカを口封じに殺そうとしたノレアに対し、スレッタは決闘を申し込みましたが、その時の言い分は4話のグエルのセリフを踏襲していましたね。
グエル「決闘の取り決めは守らなければならない。それがこのアスティカシア学園のルールだ」
機動戦士ガンダム 水星の魔女4話「見えない地雷」
素直なスレッタらしいというか…。
グエル先輩にもワンチャンあるか!?とドキドキしてしまいますね🥰
ガンダムエースで「ヴァナディースハート」連載開始!
水星の魔女外伝となる「ヴァナディースハート」が連載開始しました!
こちらはヴァナディース事変から5年後の地球が舞台のようです。
ヴァナディース事変を生き延びた魔女ヴィルダ・ミレンと、ヴィルダを先生と慕うキユウ・ラボットという少年が登場します。
ヴァナディース事変から8年間は現状空白の期間として一切情報がなかったので、補完する物語になりそうですね。
ルブリス・ジウというガンダムも登場するみたいですよ!
地球が舞台ということで、地球の魔女であるソフィやノレアの出自とも関わりがありそうで、今後の展開が非常に楽しみです😊
気になる方は是非お手にとってみてくださいね🎵
次回の考察はこちら👇
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