一城みゆ希さん、本当にありがとうございました
アニメ「SYNDUALITY Noir」の20話「Their narratives」の考察です。
パスカル「これからアンタたちにはちょっとした昔話につき合ってもらうよ」
パスカルが語ったのは、人生の宝と形容したノワールとミステルとの旅路でした。
危険と分かっていながらパスカルが最期にミステルと話したのは、パスカルにとってミステルがかけがえのないパートナーだったってことですよね。
「メイガスはモノだよ」と言い放ったヴァイスハイトには、パスカルの気持ちなんて一生分かんないだろうな…。
第20話はアニメ『SYNDUALITY Noir』にとって特別な話数です。
— 山本裕介@STAND BY YOU (@nutszero1) February 26, 2024
昨年、パスカルを演じられた一城みゆ希さんの訃報を受け、スタッフは衝撃を受けました。
一城さん、素敵なお芝居をありがとうございました。
パスカルと共に物語の行く末を見守ってください。
どうか安らかに。#SYNDUALITY pic.twitter.com/wXiOcTtCCx
パスカル役の一城みゆ希さんは昨年10月に亡くなられています。
こちらの心に訴えかけるような、優しく染み入るような、そんな大らかな声をされていましたね。
「私が果たせなかった夢の続き…アンタに託してもいいかい?」
パスカル最期のセリフが、一城みゆ希さんの私たちへのメッセージのように思えてならないです😭
今回でおおよその過去話が回収され、最終決戦への機運が一気に高まってまいりました!
過去話で皆さんが疑問に思いそうなことを解説しつつ、次回予告から分かる今後の展開についても予想していきたいと思います🥰
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「SYNDUALITY Noir」の20話のネタバレを含みます。
20話をご視聴の後で読んでいただけると、より楽しめます。
ブラックボックスの中身は何なのか?
カナタ「これは…」
マリア「いわゆるブラックボックスね。量子頭脳と密接に繋がってるみたいで、何とかこじあけられないかって」
アニメ「SYNDUALITY Noir」13話「Double cast」
ミステルの中にはブラックボックスが存在していて、その中身が何なのかは長らく謎のままでした。
カルデ「それですか。ロストテクノロジーを紐解く鍵…。ブラックボックスを積んだ特殊なメイガスというのは」
アニメ「SYNDUALITY Noir」20話「Their narratives」
ブラックボックスの中身は新月の涙以前のデータであることが分かりました!
ミステルはゼロ型の中でも特殊なメイガスだったんですね😯
ノワールはブラックボックスに引き寄せられた?
パスカル「その子はイストワールから来た。あたかも新月の涙以前のデータが入ったミステルの中のブラックボックスに引き寄せられたように」
カナタ「ノワールはイストワールから降ってきたデータだっていうのか」
アニメ「SYNDUALITY Noir」20話「Their narratives」
ギザを旅していた頃、偶然イストワールからと思われる大気圏外通信を受信したパスカルたちは、セキュリティを突破しイストワールへのアクセスを試みます。
その時降ってきたのがノワールです。
好奇心の塊だったパスカルは、まずノワールを知ることから始めました。
二人分の負荷に耐えられる仕様ではなかったため、セーフモードという嘘をつきミステルを眠らせたのです。
黒い液体みたいなのが空から降って来た描写がありましたね。
ノワールの意味が「黒」ということと関係しているのでしょうか?
何故パスカルは地上に向かったのか?
カルデ「メイガスなど所詮計算人形。人間は人間の手によってこそ成長するべき存在では?」
パスカル「私の考えは違うね。人間は世界と対話しながら成長する存在だ」
アニメ「SYNDUALITY Noir」20話「Their narratives」
アメイジアの人間にとって、メイガスは計算人形という認識でした。
それに対しパスカルは、世界との対話を通しメイガスと手を取り合って成長していくという考えだったようです。
超高度AIに管理され、メイガスは人形扱いのアメイジアでは、人の成長は見込めないと思ったんでしょうね~😅
ミステル「メイガスの歌を人間たちがあんなに喜んで…。マスターの計画は無駄ではなかった」
アニメ「SYNDUALITY Noir」13話「Double cast」
アメイジア時代のメイガスはモノとして扱われていました。
その時代を知っているミステルからすると、地上で人間とほとんど変わらない生活を送っているメイガスたちが眩しく映ったかもしれませんね。
でもパスカルさん、草食べるのはやめときましょう!🤣
アメイジアは何故滅んだのか?
アメイジアが滅んだ理由については、ゲーム「SYNDUALITY echo of Ada」で語られると思っていたので深く考えていなかったのですが、今回一つの仮説が浮かびました。
何故滅んだのか?というより、誰が滅ぼしたのか?になりますが…。
アメイジアを滅ぼしたのはヴァイスハイトではないでしょうか?
ヴァイスハイトが気になることを言っていました。
ヴァイスハイト「アメイジアがまがい物だったという意見には賛成だね。でもね、真の楽園は既に存在している。イストワールさ」
アニメ「SYNDUALITY Noir」20話「Their narratives」
アメイジアは地下の楽園と呼ばれていました。
ヴァイスハイトはアメイジアがまがい物の楽園だったと言っているわけです。
イデアールは自分達以外がイストワールに行くことを許していません。
その過激な思想を考えれば、ヴァイスハイトがまがい物のアメイジアの存在を許すはずがないと感じてしまいました😓
人心掌握術に長けたヴァイスハイトならば、人々を裏で操って煽動しアメイジア崩壊を目論むこともできたのではないでしょうか?
そしてアメイジアを滅ぼしたのと同じ手法で、ロックタウンを滅ぼす可能性は高いと思っています。
何故シュミレーターの相手はアルバなのか?
シュミレーターでトキオたちのチームがアルバを撃破していましたね。
*当時アルバのボウイラビットは白を基調にしたカラーリングでした。
何故アルバが相手かというと、アルバがアメイジア崩壊に関わった重要参考人とされているからです。
アメイジアの人間からすればアルバは仇であり、敵となる可能性が高いと想定してのことでしょうね。
ロックタウンが決戦の舞台になる?
リヒト「悔しいがヴァイスハイトのセリフにも一理ある。正しいことをなすには力が要るんだ」
ムートン「坊ちゃんの考える正しいこととは?」
リヒト「さぁな。だがアイツらが間違った道へ行ったら、誰か止めるヤツが必要だろ?」
アニメ「SYNDUALITY Noir」20話「Their narratives」
ヴァイスハイトの思想に染まっていく少年たちを見て、トキオは間違った道に進むのなら止めようとしていました。
トキオの危惧したとおり、イデアールは未だにイストワールへの妄執を掲げ、そのためならば人を殺すことも厭わない危険な組織と化しています。
トキオは今度こそイデアールを止めようとするのではないでしょうか?
最終決戦の舞台となるのはロックタウンです。
トキオ「そろそろ潮時かね。ロックタウンに帰って一発カナタに殴られるか」
アニメ「SYNDUALITY Noir」19話「Body double」
トキオはイデアールを去りロックタウンに帰ろうとしていましたし、カナタ達もロックタウンに戻ろうとしています。
主要キャラが集うロックタウンこそが最終決戦の舞台になる可能性は高いでしょう。
20話の感想
結局マハトはリヒトの手を取ることができませんでしたね。
仮面をつけるようになったのは、どっちつかずの自分を隠す意味もあるのかもしれません。
ただ、ノワールをすぐ鍵と断定しなかったり、カナタを殺すのをためらっていたり、ヴァイスハイトの思想に取り込まれながらも、抵抗している様子が伺えます。
結局トキオに「マハト。お前にとってのメイガスってのは何だ?」と聞かれたことは、ヴァイスハイトに伝えなかったですしね。
マハトには一刻も早くヴァイスハイトの呪縛から逃れてほしいです…。
はよ目を覚まして!
ヴァイスハイトはメイガスなき世界を作ろうとしてるぞ~!
次回は歌姫の再臨!
ノワールの「シエルはどこですか?」にドキッとしてしまった人は少なくないはず…。
カナタのために自らのボディをゼロ型の素体としてノワールに託したシエル。
そんなシエルの思いを引き継いで、ノワールがシエルの歌を歌う展開になりそうですね!
古賀葵さんが「Your song」を歌うのかな?と思うとワクワクが止まらないです🥰
最終決戦を前に、ロックタウンの人々の心を一つにする起爆剤となるのでしょうか?
今後の展開も楽しみです!
次回の考察はこちら👇
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