アフィリエイト広告を利用しています
アフィリエイト広告を利用しています

【AIの遺電子】第10話 MICHIの見えざる手に翻弄される人々

AIの遺電子

MICHIが光をメンバーに加えたいのは何故なのか?

アニメ「AIの遺電子」の第10話「来るべき世界」の考察です。

AパートではMICHIの支配から逃れるべく殺人を犯した男、BパートではMICHIの定めた寿命に抗えずスピリチュアルという手法を取らざるをえなかった研究者の話が描かれました。

「MICHIがいながら、何故社会が大きく変化しないのか?」という問いの答えをそれぞれ提示した形になります。

ちなみに私の答えは「人間が進化してないから」です。

進化するのは技術ばかりで、人間はほとんど変わっていないどころか退化しているような気すらしています。

この記事で分かること
  • バタフライエフェクトとは?
  • 何故五本木は女性を殺したのか?
    • AIは想定外の手に弱い
  • 光と同じ研究所だった人たち
    • カオル(2話)
    • 瀬戸(5話)
    • 勅使河原唄子(10話)

今回は光の大学時代の友人たちについてもおさらいしています!

前回の考察はこちら👇

このページはアニメ「AIの遺電子」10話のネタバレを含みます。

10話をご視聴の後で読んでいただけると、より楽しめます。

スポンサーリンク

バタフライエフェクトとは?

五本木「つまりブラジルの1匹の蝶の羽ばたきが、テキサスで竜巻を起こすように、人間には因果関係が理解できない干渉を繰り返して、超AIは人間に悟られずにこの世界を思い通りに誘導しているんです」

アニメ「AIの遺電子」10話「来るべき世界」

バタフライエフェクトとは、ほんの些細な出来事が色んな要因となって、最終的には大きな事象の引き金となるという意味です。

日本語のことわざでいうと、「風が吹けば桶屋が儲かる」になります。

確かに超高度AIが人間に分からないように干渉を繰り返してても気づかないだろうなぁ…😅

何故五本木は女性を殺したのか?

この世界は、「MICHIは決して間違えない」という経験則による信頼の元で成り立っています。

しかし、技術革新が起こった今でさえ旧態依然とした世界のありように、五本木はMICHIに対する猜疑心が湧き上がってしまいました。

当然のことながらこの世界で生きる人間、特にヒューマノイドはMICHIの影響なくして生きることはほぼ不可能と言っていいでしょう。

それほどまでにMICHIはこの世界に受け入れられています。

MICHIの干渉から逃れるために、五反田は殺人をおかしたということになります。

ただの手段に対して取調官が何度も理由を聞いてくるので、五本木はブチ切れていたわけですね😅

何故殺人という手段だったのかは、囲碁のAIを例にすると分かりやすいです。

囲碁のAIは想定外の手に弱い

囲碁や将棋のAIは、既に人が勝つのが難しいレベルに到達しています。

しかし最強かと思われたAIに勝つ方法が近年発見されました。

AIは想定内の手に対しては間違えることはほぼないのですが、ある特殊な局面を正しく認識できないという弱点があります。

このAIの弱点をうまく突くために、「過去にパターンのない変な手」を打つことが必要になってきます。

五本木にとっては、MICHIの意表をつく行動が殺人だったということでしょう。

この殺人でMICHIの干渉を打ち消すことができたかどうかは不明ですが、「超高度AIの見えざる手が我々を支配しているのではないか?」という漠然とした不安に駆られる人々は、今後我々の世界でも増えていくものと思われます😰

ラストの五本木の不敵な笑みは、MICHIに一矢報いることができたという思いから出たものかもしれませんね。

光と同じ研究所だった人たち

光が大学生の頃、勅使河原てしがわらは光と同じ研究所に所属していました。

「AIの遺電子」では、光の大学時代の友人がたびたび登場します。

今まで登場した光の友人をおさらいしていきましょう😊

カオル

カオル「あなたも審査のメンバーに加わらない?メンバーになれば、MICHIとのディスカッションだってできる。あなたのお母さんのことも、何か分かるかもしれない」

光「無駄だよ。前もそうだった」

カオル「新しいMICHIは違うかも」

光「ともかく。もう俺の出る幕じゃない」

アニメ「AIの遺電子」2話「成長限界」

カオルは2話登場。

大学時代は男性ボディでしたが、男が自分の姿に翻弄されるのが面白いという理由で、現在は女性ボディになっています。

MICHIの大規模自己改修計画の審査メンバーに光を誘いますが、この時光は断っています。

瀬戸

瀬戸「お前だってMICHIが決めたルールが絶対に正しいなんて思っちゃいない。だから裏の顔がいる。違うか?」

アニメ「AIの遺電子」5話「調律」

瀬戸は5話に登場。

酒に溺れる患者に対し、「おじさん」という嘘の人物を登場させ記憶の改竄で治療する方法をとった医者でした。

光の治療方針とは全く違うタイプではありますが、完全に悪ともいえない部分もあります。

勅使河原唄子

光「勅使河原」

唄子「なあに、須堂くん」

光「ヒューマノイドの電脳的な劣化を防ぐ方法…。こんなやり方じゃなくて、もう一度自分で研究してみたらどうだ?」

アニメ「AIの遺電子」10話「来るべき世界」

勅使河原は電脳の劣化を防ぐ研究をしていたようです。

まさしく科学という一面から、死を乗り越えようとしていた人物だったんですね。

しかし勅使河原の研究が実を結ぶことはなく、MICHIが定めた寿命をどうすることもできなかったようです。

死という逃れられない苦しみから人々を救うべく、産業AIが介入しづらいスピリチュアルという手法を取らざるをえなかったんでしょう。

勅使河原が最後に言った「須堂くん、私のやり方は、やっぱり…」の後に続くのは、「間違ってるのかしら」だったかもしれないと思うと切ないです…😭

10話の感想

超高度AIの見えざる手に翻弄される人々のお話でした!

MICHIが本当に正しいのかは誰にも理解できていないと思うんですよね。

ただ「絶対に正しいは存在しない」と私は思っているので、それはMICHIといえども例外ではないと思っています。

カオル「どうしても審議会のメンバーに必要なんですね。須堂くんが」

MICHI「はい、どうしても」

アニメ「AIの遺伝子」10話「来るべき世界」

2話で一度断ったのに、どうしても光にメンバー入りして欲しいのか、MICHIも必死ですね😅

光が喉から手が出るほど欲しい「母の電脳のコピーの所在」の情報をぶら下げて、再度メンバー入りを迫ってきそうです。

何故ここまでMICHIが光にこだわるのかは不明ですが、そもそもMICHIの大幅自己改修計画が光ありきで考えられたものであることは間違いなさそうですね。

次週以降、光の最大の目的である母の電脳のコピーの在処が明らかになるかもしれません。

どんな展開が待っているのか楽しみですね🥰

次回の考察はこちら👇

コメント

タイトルとURLをコピーしました