我々は既に正しい社会に片足を突っ込んでいる
アニメ「AIの遺電子」の第9話「正しい社会」の考察です。
私は「正しい」とか「普通」といった表現が苦手です。
だって「正しい」も「普通」も人によって違うじゃないですか?😓
恐らくは8割くらいの人間が「そう」だと思うことを「正しい」と言っているんでしょうが、それを「絶対的な正義」として「善意で」振りかざしてくる人がたまにいるんですよね。
君の「正しい」を否定はしないから、私に君の「正しさ」を押しつけないでくれ…と思ってしまいます。
- ご家庭で観るのNGだったアニメありますか?
- バーチャル組体操は運動じゃない
- 習字のシーンで怖いこと
今回は考察というよりは、私の感想になりました。
軽~く読んで楽しんでいただけたら嬉しいです😊
前回の考察はこちら👇
このページはアニメ「AIの遺電子」9話のネタバレを含みます。
9話をご視聴の後で読んでいただけると、より楽しめます。
ご家庭で観るのNGだったアニメありますか?

今回登場した田口のご自宅では、子ども達が「闇ブシドー」というアニメに大ハマりで、田口はそれが嫌だったようです。
「闇ブシドー」を不健全アニメとして、作者の小山田に抗議するシーンがありましたね。

自宅で観るの禁止にすればいいだけやろ!とも思うのですが、「子どもには色んなものに触れて欲しい」という田口の教育理念から、禁止にはできなかったんでしょうかね?😅
皆さんのご家庭で観るのNGだったアニメはありますか?
実は私が子どもの頃、一つだけNGだったアニメがあります。
それは「クレヨンしんちゃん」です。
今思えば「何で?」というチョイスなのですが、何故かダメだったんですよね😅
恐らくはご近所さんとの雑談中に、下品なアニメだとか吹聴されたのでしょう。
というのも、当時私も含め兄弟は誰も「クレヨンしんちゃん」を観ていなかったからです。
家族で誰も観ている人間がいなかったのに、突然母親から禁止宣言されたので、当時は「???」となったもんです。
勝手に下品認定して禁止にする前に、「一度でもクレヨンしんちゃんを自分の目で観たのか?」と親に問い詰めたくなった子供の頃の思い出ですw
ちなみに私がクレヨンしんちゃんを観ていたのなら、多分禁止されてもこっそり観てたと思います🤣
皆さんはご家庭で観るのNGなアニメはありましたか?
もしくは子どもたちに観るのを禁止しているアニメはありますか?
バーチャル組体操は運動じゃない

子どもたちは一切運動していないけど、親の脳内では我が子がてっぺんにいるピラミッドが見えているというトンデモシーンです。

もはや運動会ではない…😱
もちろん、バーチャルなら子どもたちは怪我はしないし、全ての家族が公平なのかもしれませんが…。
私にも子どもがいるので、子どもに怪我をして欲しくない気持ちは分かります。
ただ一生怪我しない人生なんて無理ですよね。
子どもが怪我しないように舗装された石ころ一つない道を歩かせるのではなくて、転んだ後どうするのかを一緒に考えていけばいいんじゃないでしょうか…。
最終的には子どもも親の元を離れて生きていくわけですから、失敗した時にどうすればいいのか自分で考えられるようになってほしいです。
習字のシーンが怖いところ

お気づきだろうか…。
子どもたちの字は全部違うのに、丸の数もコメントも全て同じだということ…😱
「あなたらしい!」が怖く見えてきますw
公平であることを追求した結果、先生がロボットみたいになっちゃってますね。
パーマ君の方がずっと人間らしいように思えました。
9話の感想

田口「く、クロスカウンター!?」
西園寺を地で行く小山田先生がカッコよかったですねw
Bパートの学校編では、既に私たちの世界もこうなりつつあるという点で怖かったです😱
子どもの教育よりも親からの苦情が来ないことを重要視しているというか…。
学校のルールが細かく決められていて、新任のヒューマノイド教師・篠塚は窮屈そうでした。
篠塚にとっては辛い経験でしたが、その経験が活かせる場所があるという救いのある終わりで良かったと思います。
多様性が認められる時代になったはずなのに、どこか窮屈に感じてしまうのは、人間の「小悪党」の部分を決して許さない社会の不寛容さにあるのかもしれませんね。
次回の考察はこちら👇
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