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【ネタバレなしレビュー】ルパン三世アニメ全史

ルパン三世PART6

50年分の歴史が詰まった珠玉の一冊を余すところなく紹介!

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概要

2021/9/29にぴあMOOKから発売。
A4判全
96ページ。
値段は、ムック本1100円/Kindle版990円となっている。

筆者は紙の方を購入したが、値段や持ち運びのことを考えると電子書籍もありだ。

ルパン三世PART6特集

まず最初に、2021年10月から放送開始したアニメ、ルパン三世PART6の特集ページがある。
1クール目のテーマは本格ミステリー、ルパンとホームズの夢の対決、そして豪華作家達が脚本を担当していることが書かれている。

シリーズ構成は大倉崇裕。
脚本を担当するゲスト作家陣は、辻真先、押井守、芦辺拓、樋口明雄、湊かなえとなっている。
コメントもついているが、これは公式ホームページのNEWSにある内容と同じだ。

http://lupin-pt6.com/news/%e6%9c%80%e6%96%b0%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab%e5%85%ac%e9%96%8b%ef%bc%81%e8%b6%85%e8%b1%aa%e8%8f%af%e3%82%b2%e3%82%b9%e3%83%88%e8%84%9a%e6%9c%ac%e5%ae%b6%e9%99%a3/

キャラクターデータや、設定画・美術・背景などの資料集も見どころ満載となっている。

豪華インタビューの数々

インタビューは、キャストインタビュー・スタッフインタビュー・スペシャルインタビューの3種類がある。
以下、誰のインタビューがあるか紹介していく。

CAST INTERVIEW

栗田貫一×山寺宏一×大塚明夫

浪川大輔×沢城みゆき

ルパンの歴史を語る上で、声優達の変遷は欠かせない。
以下にルパン三世のメインキャラクターの変遷をまとめた。

ルパン三世 山田康雄(1971~1994)
栗田貫一(1994~)
次元大介 小林清志(1971~2021)
大塚明夫(2021~)
石川五ェ門 大塚周夫(1971~1972)
井上真樹夫(1977~2010)
浪川大輔(2011~)
峰不二子 二階堂有希子(1971~1972)
増山江威子(1977~2010)
沢城みゆき(2011~)
銭形幸一 納谷悟朗(1971~2010)
山寺宏一(2011~)

国民的人気を誇るルパン三世ならではの、役の引継ぎに対するプレッシャーが語られている。
そのプレッシャーは前任のルパン三世・山田康雄さんが亡くなられて、急遽映画「くたばれ!ノストラダムス」でピンチヒッターを務めることになった栗田貫一さんは痛いほど分かっているだけに、新しいメンバーを温かく歓迎する気持ちが強いようだ。
思えば栗田さんがルパン三世を演じるようになってもう26年、山田さんよりも長くルパンの声を務めていることになるというから感慨深い。

また銭形警部役・山寺宏一はある記事でこう語る。

僕だって、銭形は納谷さんが1番いいと思っていますから。オーディションを受けるのを辞めようかなという選択肢も頭の中にはありました。でも僕が断っても、代わりに誰かが銭形の声を担当して、『ルパン三世』は放送されるはず。それだったら、僕自身が大好きな作品に入って、そういった否定的な声を少しでも『やってくれてよかった』と感じてもらえるように頑張ろうという気持ちになったんです。

山寺宏一「追いつけるわけない」偉大な先輩への想いと”2代目”の葛藤 より引用

人気がある作品だからこそ、2代目を務めることのプレッシャーを抱えていることが分かる。
そうした思いを、飾らない言葉で伝えているインタビュー記事は必見だ。

特に今回のPART6で次元大介役が小林清志さんから大塚明夫さんに交代する。
父・周夫が初代石川五ェ門という、何かとルパンに縁がある大塚さんの話も、ファンには大満足の内容だろう。

STAFF INTERVIEW

菅沼栄治(監督)

大倉崇裕(シリーズ構成)

丸藤広貴(キャラクターデザイン)

清水洋史(音響監督)

スタッフインタビューの特徴は、「ルパンを観て育った世代」ということかもしれない。
それだけにそれぞれ好きなシリーズやキャラが存在する。
彼らがルパンに携わることは特別な思いがあるようだ。
そのこだわりは同じ世代の人が読むと納得感があるものが多い。

SPECIAL INTERVIEW

大野雄二

大野さんはルパン三世の音楽を40年以上にわたって担当している。
「ルパン三世のテーマはどうやって作られたのか?」「ルパン三世のテーマのお気に入りのバージョンは?」など、さまざまな興味深い質問に大野さんが答えていく。

ちなみに筆者は「ルパン三世のテーマ’79」が一番好きである。
オープニング映像を加味するなら’80も捨てがたい。
大野さんがどのルパン三世のテーマを選んだかは、ご自分の目で確かめて欲しい。

全作品×キャラクタープレイバック

アニメ化50周年のルパン三世。
原作漫画を皮切りに、TVシリーズ・映画・OVA・舞台など、さまざまなメディアで国民的人気を誇るルパン三世の歴史がまとめてある。
TVアニメの紹介から全サブタイトル、OVAまで完全網羅!

特に筆者のおすすめはキャラクタープレイバックだ。
ルパン三世・次元大介・石川五ェ門・峰不二子・銭形警部の選りすぐりのエピソードがピックアップされている。
50年という歴史があるだけに、最近ルパン三世を見始めたという人にとっては、「どれを見ていいか分からない」という人が多いだろう。
しかしキャラクタープレイバックでは、バトルエピソード・シリアスエピソード・ロマンスエピソード・コメディエピソードと、さまざまな様相を見せるルパン三世のエピソードをキャラ別に紹介してくれる。
お気に入りのキャラクターの好みのエピソードを選んで、観てみるといいだろう。

ルパン三世に登場した「お宝」「ライバル」「ヒロイン」「車」のセレクションも収録されている。
中でも峰不二子のセクシーショットセレクションは必見だろう。
筆者の一番好きなTVスペシャル「燃えよ斬鉄剣」シャワーシーンの不二子もあるので是非見てみて欲しい。

まとめ

いかがだっただろうか。
ルパン三世の歴史を詰め込んだ50周年にふさわしい一冊というだけでなく、PART6からルパン三世を見始めたという方にもピッタリの内容となっている。

今PART6が放送され始めたばかりだが、これを読むとまた違った視点でルパン三世を楽しむことができるだろう。
例えばPART6の2話でルパンと不二子がバイクで駆けるシーンがあるのだが、この時の不二子のヘルメットはPART1の1話でルパンがかぶっていたヘルメットと同じものだ。
こうした昔の作品を知っている人だけ分かる小ネタを盛り込んでくるのは何とも粋な演出だと思う。
勿論知らなくても問題ないくらいの小ネタなので、押しつけがましくないのも好印象だ。

この素晴らしい一冊を是非手に入れて欲しい。
🎊重版決定!!🎉

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TVシリーズの歴史をもっと知りたい方は、こちらのルパン三世大解剖もおすすめだ。
今は亡き原作者モンキー・パンチ先生のインタビューも掲載されている。

↓↓ルパン三世PART6の考察一覧はこちら↓↓

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