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【考察】ルパン三世PART6 #23 トモエの恐るべき計画が明らかに

ルパン三世PART6

ルパンは暗示にかかっていない?

アニメ「ルパン三世PART6」の23話「愛しの魔女の記憶」の考察を取り扱う。

22話の考察の際に、未回収の謎を一覧にしたが、解答がほぼ出揃った回だった。

この記事では、未回収だった謎を解説していく。

この記事で分かること
  • あの日の真実
  • 人生を操られた女たち
  • 暗示が解けた女
  • 暗示に抵抗している者たち
  • 完全に思い出す

メインストーリー「Witch and Gentleman」へのリンク一覧はこちら。

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あの日の真実

ルパンの教育を終え、屋敷の宝物庫から「あの子の母親である証」を奪ったトモエは、ルパンを連れて屋敷を脱出しようとする。

トモエ「あの子は私の子供であることを完全に思い出したはずだった。なのにあの子は私に言ったの」

違う。僕は先生の子供じゃない。

ルパン三世PART6「愛しの魔女の記憶」

ルパンを連れて逃げる計画が瓦解したトモエは、自分の身代わりとして使用人に暗示をかける。

あの時撃たれたのはトモエではなく、身代わりの使用人だったのだ。

ルパンを取り戻すため、トモエの恐るべき計画が始まる。

人生を操られた女たち

「人の意識は言語による思考の中で作られる」

この説が正しいならば、多様な言語を操るルパンに対しては、異なる言語を用いて暗示をかける必要がある。

トモエは異なる言語を持つ国々から女を選び、ルパンの記憶を固着させる詩を一節ずつ教えていく。

そして彼女たちがルパンに会った時、教えた一節をルパンに言うように暗示をかけたのだ。

以下に「女性」「花」「花言葉」「言語」を一覧にした。

女性 花言葉 言語
メルセデス カーネーション 母の愛 スペイン語
マティア マリーゴールド 変わらぬ愛 英語
ヘイゼル ビオラ 揺るがない魂 トルコ語
ギャビー ポインセチア 私の心は燃えている ロシア語
リンファ ナズナ あなたに私の全てを捧げる 中国語
アメリア アングレカム あなたといつまでも一緒 ドイツ語
ミレーヌ スズラン 再び幸せが訪れる フランス語
ムルー マーガレット 真実の愛 オランダ語
アリアンナ サザンカ 永遠の…愛 イタリア語

22話のマリエルがトモエに教えを受けていながら、花言葉を言わなかったのは「ルパンに会っていないから」ということになる。

暗示が解けた女

多くの女性がトモエに利用されたわけだが、暗示から逃れ、全てを思い出した者もいる。

それがマティアだ。

マティアはメルセデスが起こした騒ぎにより、頭に瓦礫がぶつかって入院している(13話)。

この時の衝撃で全てを思い出したのだろう。

マティアの目的は、「トモエを殺すこと」

マティアもルパン同様トモエに因縁があり、彼女がどう決着をつけるのかは見どころの一つだ。

暗示に抵抗している者たち

ルパンがトモエに暗示をかけられている時、そこかしこに暗示に抵抗している者たちを見ることができる

銭形や次元の帽子、五ェ門の斬鉄剣、不二子の口紅、ルパンのアジトにあったトランプ・・。

これらのアイテムは、「ルパンが暗示に抵抗している」、もしくは「敢えて暗示にかかったふりをしていて、実は正気である」という可能性を示唆している。

いずれにせよ、ルパン三世は世界の全てを手に入れるほどのポテンシャルの持ち主なので、トモエの暗示を必要以上に恐れることはないだろう。

余談だが、アジトにあったトランプは13話から登場している。

カードで負けた者は調理を担当するのだ。

次元はパスタ、五ェ門は蕎麦をそれぞれふるまっている。

完全に思い出す

俺はようやく取り戻したんだ。長い間盗まれていた真実を。本当の俺をな。

ルパン三世PART6「愛しの魔女の記憶」

もしルパンが正気ならば、この言葉が全く別の意味を持ってくることになる。

ルパンが長い間盗まれていた真実とは何なのだろうか?

これは完全に予想だが、オークションに出品された「unknown」に関することではないだろうか?

実はあのお宝群を出品したのはルパンだった!というのも、個人的には面白いと思っている。

23話の感想

多くの伏線の回収され、いよいよクライマックスとなる。

1クールで登場したモラン大佐や教授も登場したのは嬉しかった。

ルパンが向かったトモエの居場所は馬昆子まひこ村。

八重桜の群生地で現在は廃村だという。

八重桜の花言葉は「豊かな教養」

潜在意識や記憶に関するスペシャリストであるトモエにぴったりの花言葉だ。

ここにルパンファミリーが集結し、トモエと対決することになるだろう。

ルパンは女性を殺さない。

銃をつきつけるところまでメルセデスを追い詰めながらも殺さなかったくらいだ。

ルパンシリーズを振り返ると、ルパンが女性を射殺したのはPART2の49話に登場した犯罪組織のボス「ザクリーヌ」くらいだろう。

もしルパンが言うように、ルパンがトモエの子でないとしたら、一体誰がトモエの子なのだろうか?

残すところ1話だが、興味はつきない。

ルパン三世PART6がどういう結末を迎えるのか楽しみだ。

3月19日は山田康雄さんの命日

1995年3月19日午前6時35分、当時ルパン三世役を務めていた山田康雄さんが62歳という若さで亡くなられた。

2月に脳出血で倒れ、意識が戻ることはなかったそうだ。

永遠のルパン三世に哀悼の意を示します。

そして山田さんが亡くなられて27年経った今でもルパン三世が作られていることに、ルパンを制作してくださっているチームの皆さんに感謝いたします。

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